「当たり前」とは、
(1)だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。
当然なこと。また、そのさま。
(2)普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
とのこと。
でも、その「だれが考えてもそうであるべきだと思う」のは、
住む地域や生活習慣、考え方によって全く異なったものになりますよね。
「当たり前」ってどこまで通用するのかなぁ。
これは、私が常日頃から考えていること。
<OEM仲介通訳の現場にて>
日本企業が中国で生産委託工場を探しているシーン。
日本企業が中国の食品原料工場に対して
「貴工場の衛生管理についてお聞かせ下さい」と質問してきました。
そのまま中国語に訳して
「請介紹一下,工場内産品生産的衛生管理情况」と中国側に伝えました。
中国側から返された答えは、
「作業者に健康診断を実施し、健康状態が良好な者だけを採用しています。作業者は必ず白衣を着用し、帽子をかぶって、靴を工場用の物に履きかえた後、工場内に入ります」
とのこと。
……ううう~ん。
これって、かなり「当たり前」のことのような気がするんだけど…。
どこの食品原料工場行ってもそうじゃないの?
そーじゃなくってぇ! 普通、自社工場の強みを積極的に言わない?
なにか特長はないの? 特長は!!
案の定、日本側は、工場内に二重扉を設置しているかどうか、
設備の消毒はどのようにしているか、など他工場と違う点を聞きたかったようです。
「中国の工場ももっと積極的に自社のPRをしてよね!!」と思うが、これも又私の中の「当たり前」がそう思わせてるのね。
こんなとき、気の効く訳者だったら、
「具体的に、どのような衛生管理について聞きたいのか、質問形式で聞かれた方がいいですよ。その方が中国の工場も答えやすいと思いますし」と予め日本側に簡単なアドバイスをするでしょう。
聞き手の求める回答に持っていきやすいように、
訳者が双方に助言していけば、よりスムーズ且つ無駄のない会話になります。
ただ、あまり介入しすぎると、訳者ではなく、
アドバイザーになっちゃうので、その辺の塩梅には注意しなきゃね。
(1)だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。
当然なこと。また、そのさま。
(2)普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
とのこと。
でも、その「だれが考えてもそうであるべきだと思う」のは、
住む地域や生活習慣、考え方によって全く異なったものになりますよね。
「当たり前」ってどこまで通用するのかなぁ。
これは、私が常日頃から考えていること。
<OEM仲介通訳の現場にて>
日本企業が中国で生産委託工場を探しているシーン。
日本企業が中国の食品原料工場に対して
「貴工場の衛生管理についてお聞かせ下さい」と質問してきました。
そのまま中国語に訳して
「請介紹一下,工場内産品生産的衛生管理情况」と中国側に伝えました。
中国側から返された答えは、
「作業者に健康診断を実施し、健康状態が良好な者だけを採用しています。作業者は必ず白衣を着用し、帽子をかぶって、靴を工場用の物に履きかえた後、工場内に入ります」
とのこと。
……ううう~ん。
これって、かなり「当たり前」のことのような気がするんだけど…。
どこの食品原料工場行ってもそうじゃないの?
そーじゃなくってぇ! 普通、自社工場の強みを積極的に言わない?
なにか特長はないの? 特長は!!
案の定、日本側は、工場内に二重扉を設置しているかどうか、
設備の消毒はどのようにしているか、など他工場と違う点を聞きたかったようです。
「中国の工場ももっと積極的に自社のPRをしてよね!!」と思うが、これも又私の中の「当たり前」がそう思わせてるのね。
こんなとき、気の効く訳者だったら、
「具体的に、どのような衛生管理について聞きたいのか、質問形式で聞かれた方がいいですよ。その方が中国の工場も答えやすいと思いますし」と予め日本側に簡単なアドバイスをするでしょう。
聞き手の求める回答に持っていきやすいように、
訳者が双方に助言していけば、よりスムーズ且つ無駄のない会話になります。
ただ、あまり介入しすぎると、訳者ではなく、
アドバイザーになっちゃうので、その辺の塩梅には注意しなきゃね。