今朝いつもどおりに起きて朝食を食べ学校に行く準備も整ったというのに、登校時間になっても行く気配のない娘。「眠い」といって座布団にうつぶせになったまま起きようとしない。時間はどんどん過ぎてゆく。登校班があるため他の子達にも迷惑がかかってしまうから起こしてみるが体を頑なにして動こうとしない。班の子たちには先に行ってもらい、なぜ行かないのか理由を聞くと友達のことを言った。
好き嫌いの多い子が給食の時間に自分のまねをして残せといったらしい。娘は給食が好きなので嫌だったらしいがそれでもパンはおなかいっぱいだったので残したという。昨日の夕飯にその話は家族中の笑い話として聞いたものだ。しかしそのことが娘にとってはかなり苦痛だったらしい。
もちろんそんなことで学校を休ませるわけにはいかない。よほどの具合が悪くない限り学校には行ってもらわなくては困る。いやなことから逃げて休めばいいと思われてはこの先長い学校生活やってはいけない。せめて1時間目からと思い少しのドライブに連れて行ってやったり話を聞いてやったりしたけど泣くばかりで学校へは行けそうもない。私も仕事があるので2時間目から行ってみようと車で学校まで送っていき下駄箱まで行ったのに足がすくんでそこから先にいけず結局休むことになってしまった。家に帰ると夫の母に「そういう時もある。休ませろ」といわれた。私にも娘がこんなに嫌がることは初めてだったので、辛いのはわかっている。でもそれでいいのか、無理矢理連れて行くのが悪いことなのかわからなくなってきた。仕事は1時間遅れて行った。その間、自分のしたことにだんだん自信がなくなってきた。涙が出た。
その時々で正しいことも変わるだろう。頑張って行ってほしかった。でも足がすくんでいる姿を見るのも正直辛かった。明日は頑張って行くという。私がしたことは間違っていたのだろうか?娘にはいろいろ話をした。それがどう心に響いたかはわからないけれど、言っている自分の心はなんだか違う方を向いていたような気がした。