気まぐれ徒然なるままに

気まぐれ創作ストーリー、日記、イラスト

beautiful world 6

2021-10-17 12:50:00 | ストーリー
beautiful world  6





早見先生と約束をしている日曜日がとうとうやってきた!


いろんなことを考えてると頭が冴えて結局一睡もできなかった



カーテンを開くと…


ーー めっちゃ快晴




葉山さんは

“大雨にでもなればいいのに”

なんて言ったけどめっちゃ晴れてますよっ♡ 




ふと葉山さんの別れ際の悲しげな表情が頭に浮かんだ




気にしない 気にしない!

今から先生と会えるんだもの




待ち合わせの場所に着いて15分
1分毎に緊張が増していく気がする…


寝不足なはずなのに全然そんな感じがしない


腕時計を確認すると待ち合わせの時間になった

顔を上げると先生が軽快に走って現れた


わぁ… き、来た…
先生だ…!!



「田中さんこんにちは(笑) えーっと… 僕 遅れてないよね?」

先生は自分の腕時計を確認した



「こんにちは(笑) 大丈夫です、時間ピッタリです!」


うわぁ、心臓がバクバクしてきた
なんかデートの待ち合わせみたい


今日は先生と初めてのお出かけだから少し大人っぽいワンピースにしてみた


先生は朝からほんと暑いねぇ!とタオルを首にかけた




高校生の頃

学校で見かける先生はいつも首からタオルをかけるスタイルだった


なんだか懐かしいな… (笑)


私の視線に気付いたのか

「あ、つい、いつもの癖で(苦笑) 」

タオルを首から取ってしまった
そのままでも良いのに(笑)



電車に乗り込んで隣に座った先生に緊張して心臓がドクドクしてる…


「田中さんはいつもどんな写真撮ってるの?」


「えっ、あ、風景が多くて人物は撮ってないです(笑)」


先生を撮らせてもらえないかなぁ…


「人物って案外難しいからね。でも良く撮れたものはずっと眺めてしまうんです(笑)」


私も先生に撮ってもらいたい… なんて図々しいかな



鎌倉に到着し
先生の案内で神社に回ったり
土産物の通りを撮影してみた


先生はデジカメだから撮影した映像が直ぐに見られる


どうしてこんな風に撮れるの!?と驚くほど印象的な映像に撮れている



何故? どうして? 
私となにが違うんだろう…



「田中さんはフイルムだから出来上がりが楽しみだね(笑)」


あ、高原での写真!

「高原の、現像した写真見ますか?」


「お、そうだね(笑) じゃあ昼飯行こうか。そこで見せてもらおうかな(笑)」




蕎麦屋さんに入って注文し
待っている間に写真を見せた


良いね…と優しく微笑みながら呟く先生は学校で見ていた先生より優しい表情で

ドキドキしながらもつい凝視してしまう



「今まで撮った早見さんの写真、見てみたいです(笑)」


「今度持ってこようか?って… これは同じ趣味の友達ができたって事で、、いいのかな(笑)」


ーー “友達”

嬉しい...!

また一歩近づけた気がした



照れくさそうな先生に胸がキュンとしながら距離が縮まっていく幸福感に満たされた


「もちろんです!あの、質問してもいいですか?」


「うん。何かな?」


「早見…さんは どんな人が好みのタイプですか?」



それは高校生の頃からずっと気になってた質問のひとつだった



先生はキョトンとした後 微笑んだ

「はははっ(笑) 写真の質問が来ると思ってた(笑)」



あっ、なんか恥ずかしい…

いきなりこんな質問おかしかったのかな



「タイプ、ねぇ?」

腕組みして悩んでいる姿もキュンキュンして困るんですけど



「綺麗な人… かな?」



え?美人ってこと??


まさか先生が
美人が好みだなんて言うとは微塵も想像していなかった...

私は… 
お世辞にも美人とは言えない…


「そ、そうですか(苦笑)」


もう撃沈しちゃった…



「綺麗と言っても一般的に言う顔の造りが綺麗って事じゃなくて… んー。なんというか空気感?」



空気感???


「何かに打ち込んでる姿や生き生きしている人を直感的に“綺麗だな”と感じる。

また会いたい、もっと知りたいという欲求が強く湧いてきた時にはもう完全に心を奪われてる、かな。」





先生の心の内側にはそういう“想い人”がいて

その人を想い浮かべながら話してるように見えた




そうだよね…

先生にだってそんな女性がいてもおかしくない



胸が痛い…



「じゃぁ〜田中さんは?どんな男が好み?」



聞き返される事は考えてなかった


“先生が好きなんです”なんて言えないし …


「誠実で…穏やかで…爽やかで...大人で…ガッチリした人で...」



「なるほど(笑)それはイイ男だね(笑)」


他人事のように笑ってるけど先生のことです…



「は、早見さんも、そんな感じですよねっ?」


ドキドキしながら“あなたですよ”的に匂わせてみた



「僕が?いやいや(苦笑)」


小さく手を振って否定した


そんなヒーローみたいな男じゃないと先生は困ったように笑った




先生の写真を撮らせて欲しいとお願いしてみたら

先生は自分が被写体になるのは初めてだけど良いよと了承してくれた



勇気を出して良かった…!


「ありがとうございます、先生!(笑)」


「僕は先生と呼ばれるほど(写真)の腕はないよ(笑)」



つい“先生”と口走っていたことに気付いた


「が、学校の先生でもありますし…あ、もう着きそうですね!」



電車を降り
前を歩く先生の後ろ姿を撮った


肩や腕、背中まで筋肉がついているガッチリとした先生の後ろ姿は


高校の時に遠目から眺めていた姿のまま


ついて来ていない私に気付いて振り向いた瞬間にまたシャッターを切った


「あれっ!?もう撮ってるの?(笑)」

カシャ!


笑顔の先生もらった!(笑)



「もちろんです!沢山撮らせてもらいます(笑)」


「撮る時は一言言って欲しいよ(苦笑)」


先生が照れくさそうに笑った

キュン死しちゃうかも♡

本当にデートみたいで本当に幸せ…






ーーーーーーーーーー


beautiful world 5

2021-10-12 22:04:00 | ストーリー
beautiful world  5





「先生さよならー!」

「真っ直ぐ家に帰れよー」


今日も部活指導が終わり
生徒達は自転車置き場に向かって行った


今年は団体戦で県3位 ーー

優勝候補だったため3位という結果は不本意だった

エースの主将が大会直前に怪我をし主将抜きの戦いだったが皆よく健闘したとも思っている

体育館に鍵をかけ職員室に戻り
帰り支度をしていると

まだ残っていた男性教諭の鈴木先生が一杯行きませんか?と僕に声をかけてきた

お互い独り身同士
33歳という年齢も僕と近いし体育系の部活動を受け持っていたのもあってたまに帰りに飲むことがある

「次の主将候補に悩んでましてねぇ。」

鈴木先生は陸上部の受け持ちだ


「早いですねぇ。もう今年もそういう時期ですからね。」

「歳取るのも年々早く感じます(笑)」

「全くです(笑)」


今まで鈴木先生との話はもっぱら部活動や生徒の話

「ところで、鈴木先生はご結婚の予定はないんですか?」

こういう私生活の話をしたことは殆どない


全くないですねと笑った

「この仕事で女性との出会いはそうそう無いですもんねぇ(笑)」と答えた時

ふと、田中さんの顔が浮かんだ

そういや昨日知り合ったばかりだったな


「早見先生は?」

「僕も予定は全く…(笑) 女性とどう付き合ってたかもすっかり忘れてしまいましたよ(苦笑)」

「僕も似たようなもんです(苦笑) できれば年上の彼女が欲しいですが…」

鈴木先生は僕とは違って細身の高身長
生徒にも人気がある教師だ

成人女性から見ても魅力のある人だと思うんだが…


「一緒にいて落ち着く方で40代後半とか50代の女性が良いですね。いつも子供達ばかり見てるからでしょうかね(苦笑)」

へぇ…
随分と年上が理想なのか


「それは… 生徒の親世代ですね(笑)」

そうなんですよと残念そうに笑った


鈴木先生と店を出てまた明日と挨拶を交わし家路に向かった



“出会い”  “彼女” … か



昨日…

高原で田中さんが手にしていたライカ(カメラ)に釘付けになった

あのアンティークなモデルの現物を見たのは初めてだったからだ 

それで思わず声をかけてしまったが
あんな若い女の子によくまぁ声をかけたもんだ(苦笑)

青春を謳歌している生徒達みたいに田中さんの目はキラッキラしていたから本当にカメラが好きなんだなと思った



ーーー


帰宅してスケジュールを確認し
田中さんにメールを送ったら直ぐに返事が返ってきた

まるで僕の連絡を待ってたかのような嬉しそうな返事に

“ああ、あれは社交辞令じゃなかったんだ” と安堵した


それに撮った写真の出来は僕も楽しみだ


たった一度

ほんの半時間ほど一緒にいただけのただのおっさんの僕にえらく親しみを感じてくれたもんだな

これも縁なのかな



ーーー


それから時々 田中さんからメールが来るようになった

僕が高校教師をしていると言うと
体育教師っぽいと返ってきた

僕は一応数学を教えているが
このガタイからきっと体育教師だと思ったのだろう

小学一年から柔道を始めて
大学に入っても柔道を続けていた

大会で優勝したことも何度かあるけれど柔道を仕事にできるほどでもなく

教員免許を取得して教師になり
その柔道経験を生かし柔道部顧問になった

今でも休日には道場に通っている

思い返すと僕の人生はずっと柔道に携わってきたな

そろそろ結婚も考える年齢だけど
結婚がしたいという思いはない

結局 柔道や写真があるから独り身でもそれなりにリア充だし友人もみんな独身者ばかりで焦りもない

でも中には彼女がいる奴もいて
お互い旅行が趣味だからかよく旅行に行っているようだ

同じ趣味って良いよなぁ…



彼女と一緒にいろんな所に行って
綺麗な景色見て一緒に写真撮って
美味いもの食って

一緒に感動して…


昔の彼女を思い出した

あの頃は楽しかったな ーー



バス停でバスを待っているとスマホに受信が鳴った

田中さんからだった


スマホのカメラで撮った
雨上がりの朝の町の風景の画像が添付してあった


“早見さん こんばんは。昨日まで雨が降ってましたが今日は晴れましたね!”

この太陽の光が水滴に反射した煌きが良い感じ

スマホの撮影も上手だと返すと
スマホのカメラ性能が良いだけです(笑)と返ってきた


“早見さんに早く写真見てもらいたいです!”

きっと写真の出来が良かったんだろうな(笑)

“そうですか。僕も見てみたいですね。”

“鎌倉への撮影も待ち遠しいです!それと。気になることがあるんですけど。”

ん?

“何でしょう?”

しばらく返信が来なかった

なんだろう…


帰宅して風呂から出たら返信が来ていた

付き合っている人はいるのかと聞いてきた

何故そんなことが知りたいのか
意図はわからんが“いない”と答えると良かったと返ってきた

良かった?
あ、そうか

彼女がいたら二人で撮影をしに行くのは気が引けるからだろうか

律儀なんだな(笑)


最後に付き合った舞とは5年前に別れた

海外で仕事をすることになったと 舞は言った

遠距離恋愛という選択肢はないと言った


僕は“わかった”とだけ応え
あっけなく僕達の関係は終わった


それが舞の夢だったし
その夢に向かって歩む舞の想いは尊重したかった
 

“ごめんね。陽太 ”

あの時の舞の表情を
今でも時々思い出す


今も元気で頑張ってるだろうか…



また…
あの時のように

また誰かを愛せたら

今度は一緒に歩んで行きたい ーー







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【画像追加】ライトニクスとドクターマーチン

2021-10-03 02:31:00 | スピリチュアル的

ドクターマーチンのブーツを手に入れました

なのでアストラル・ライトニクスを施してみました

神光性を高めることで浄化作用を高められます

靴は色んな地域の地を歩くのでエネルギー的に穢れやすいんです

靴は特に定期的なエネルギー浄化が必要です

同じ角度で撮影してみました

ライトニクス前


ライトニクス後



画像補正は無し
画像補正したら比較にならないので(笑)


ライトニクス後の方がエネルギーが軽いね♪

ライトニクスをすると車でも電球のライトでも明るく写る

電球の方がわかりやすいので電球の画像を追加


ライトニクス前


ライトニクス後








ライトニクスを使ったの何年ぶりだろー(苦笑)


なんでもなんだけど、
技術や能力は使わないと衰えるんだよなぁ _(:3 」∠)_




言葉

2021-10-02 03:01:00 | スピリチュアル的


私はテレビはほとんど見なくてYouTube配信を見てる事が多い

中でも毎日配信されているYouTuberさんがいて

そのYouTuberさんが多方面から呪詛を送られている

本人様が持つ強いエネルギーで配信を続けられているけれど

見ていられないほどエネルギーが落ちて荒れた時があった

知名度が上がるとやっかみという念を送られ

配信内容によって怒りを買って敵を作る場合もある

YouTuberになるには精神力も必要だね(・_・;

ブログもTwitterのツイートも同様で見る人が増えると同様の事が起きる



幸せそうなブログ内容を見て
悩みを持つ人からは羨ましいというやっかみを送られる場合もあるし


でも、その方が本当に幸せかどうかなんてわからないよね

本当は心に深い悲しみや悩みを持ってるかもしれないよね、って思うんだよ


まずは自分の心は今どういう状態なのかを知ることが大切

辛い、苦しいなら意識を向ける方向を変えてみてはどうだろう?

自分の心の声を聞いてあげることから始めてみると良いと思う


なんで自分はこの人が嫌いだと思うんだろう、とか

この発言に何故腹が立つんだろう、とか

その理由を自分で自分を客観視してみると自分の事も分かってくるよ



それでも分からない場合は
そのムカつく相手を見なければ良い

違う方向に意識を向ければ良い


腹が立つとか苦しい、悲しいという感情よりも面白い!楽しい!綺麗だなぁ!と思える方を向いていた方が心が軽くなるからね



そんなの難しいよと思うとできない

難しくない、そんなの簡単にできる

そう思うと案外できたりするよ



そして理想や目標があるなら

“なりたい” じゃなくて
“なった”という言葉を使うと良い

“なった”時の理想の自分を引き寄せるエネルギーが動くから


もしもネガティブな言葉がつい口から出た時は

“なんちゃって(笑)”と言うとネガティブな言葉のエネルギーの発動はキャンセルされる



言葉にはエネルギーが乗る

だから凶器にもなるけれど
救いにもなる

人は変えられないけれど自分は変えられる

自分を幸せにするのは自分だけだからまずは自分から幸せを感じてみよう

言葉を変えればエネルギーも変わるし意識も変わる

意識が変わると見える世界が変わるから心も言葉の受け取り方も変わるよ


それでも耐えきれない環境なら
そこから逃げても良いよ

それも心を幸せにする選択のひとつだもの