Stay With Me 2
そのデートからスイーツ以外のメールが届くようになり
私もメールが来るのを楽しみに待つようになっていた
『 今週土曜、飲みに行かない?
今度は正式な “デートの申し込み” なんだけど。』
正式なデートの申し込み…
その言葉にドキドキしてきた…
『わかりました。楽しみです。』
“楽しみです” なんて言葉を送ってしまった…
『嬉しいな!僕も楽しみだよ!』
その文面から嬉しそうな寺崎さんの笑顔が浮かんだ
ーー 土曜日
この日はお店の近くで待ち合わせをしていた
寺崎さんだ …
スラッとした長身で
いつものように背筋が伸びた綺麗な姿勢
手足が長くて顔も小さくて本当にスタイルが良い
私は寺崎さんの背中に軽く触れると
気づいて振り返った寺崎さんは私を見下ろした
「こんばんは…」
はにかんだ表情の寺崎さん
「こんばんは…」
その表情に私もつられてはにかんだ
「じゃあ、、行こうか」
一瞬 …
寺崎さんの手が私の背中に触れた
そのデートからスイーツ以外のメールが届くようになり
私もメールが来るのを楽しみに待つようになっていた
『 今週土曜、飲みに行かない?
今度は正式な “デートの申し込み” なんだけど。』
正式なデートの申し込み…
その言葉にドキドキしてきた…
『わかりました。楽しみです。』
“楽しみです” なんて言葉を送ってしまった…
『嬉しいな!僕も楽しみだよ!』
その文面から嬉しそうな寺崎さんの笑顔が浮かんだ
ーー 土曜日
この日はお店の近くで待ち合わせをしていた
寺崎さんだ …
スラッとした長身で
いつものように背筋が伸びた綺麗な姿勢
手足が長くて顔も小さくて本当にスタイルが良い
私は寺崎さんの背中に軽く触れると
気づいて振り返った寺崎さんは私を見下ろした
「こんばんは…」
はにかんだ表情の寺崎さん
「こんばんは…」
その表情に私もつられてはにかんだ
「じゃあ、、行こうか」
一瞬 …
寺崎さんの手が私の背中に触れた
寺崎さんが私に触れたのはこれが初めてだった
その一瞬で
いつの間にか寺崎さんが私の中で気になる人になっていることに気がついた
気がついちゃったから…
凄く意識しちゃう
一人の男性として…
「…理奈ちゃん?」
「え?あ、ごめんなさい、、 」
つい、見つめ過ぎて話を聞き逃していた
「そんなに見つめられたら恥ずかしいな(笑)」
「ごめんなさい…」
その一瞬で
いつの間にか寺崎さんが私の中で気になる人になっていることに気がついた
気がついちゃったから…
凄く意識しちゃう
一人の男性として…
「…理奈ちゃん?」
「え?あ、ごめんなさい、、 」
つい、見つめ過ぎて話を聞き逃していた
「そんなに見つめられたら恥ずかしいな(笑)」
「ごめんなさい…」
私の方が恥ずかしい!
「今日も眼鏡じゃないんだなと思って…」
ごまかしてみた
心まで見透かされてるような微笑みに胸がドキドキする
こういう表情が大人と感じる
「眼鏡かけてる方が良かった?」
「眼鏡をかけた寺崎さんも好きですよ。」
つい“ 好きです ” なんて言葉を使ってしまった
「理奈ちゃんは眼鏡の男、好きなの?」
眼鏡かけてる男性が好きってことでは…
うーん…
そんなことないのに…
「年齢差って気になります?私は全く気にならないです。
私は寺崎さんのこと一人の男性として見てま…けど… 」
少し驚いた表情から優しい笑顔に変わった
「ありがとう…
今さらだけど、君は若いから気になるようになってしまって… 」
少し残念そうに微笑んだ
「僕と一緒にいてつまらなくないかなとか
君ならもっと年相応の若い男とも出会えるはずなのにとか
僕の身勝手な思いに付き合わせてるんじゃないかと思うこともある。
だけどやっぱり僕は君と一緒にいたいし、また君に会いたいと思ってしまう。」
ーー これは告白 … ?
何か言葉を
返事をしなきゃ、、
「 一緒にいてとても楽しいです。
私も寺崎さんは気になる存在です… 」
「 ほんとに? 無理してない? 」
戸惑っている
「 ほんと、です … 」
凄く
ーー その表情に真剣な気持ちが現れていた
心臓の鼓動が早くなって額が汗ばんできた
「 僕と付き合って欲しい … 君が、良ければだけど。
大人の寺崎さんが
「 ほんと?… ほんとに?」
その笑顔に
お店を出ると気温が下がっていた
火照った顔にはちょうど良かった
「 少し寒くなったね。もう一件行く?
それとももう帰ろうか。」
「 じゃあ、もう一件だけ … 」
「 わかった、そうしよう。」
彼の手が私の背中にふと触れた
その手は私の肩を抱くこともなく
手を繋ぐこともなく並んで歩いた
でも二人の距離は彼の肘が触るくらい近くなった
彼の行きつけのバーの扉を開けた
バーのマスターは年配の渋い男性で落ち着いたお店だった
「 女の子連れて来るの初めてだよねぇ? 彼女?」
「 あぁ、うん。そうだね(笑) 」
照れくさそうに私の顔を見た
もう今夜から私の彼氏なんだ …
彼の横顔を見つめる
やっぱり格好良い人だったんだな …
綺麗な横顔 …
私と違って(笑)
カウンターの下で彼がそっと私の手を握った
初めて手を握られてまたドキドキする
温かくて大きな手だな
海人くんより長い指なんじゃ …
また海人くんを思い出してしまった
でも以前みたいな胸の痛みがない
海人くんへの想いは消えてたんだな
ううん
消してくれたのは寺崎さんだ
寺崎さんを見つめる
「 可愛いでしょ? 僕の彼女(笑) 」
嬉しそうにマスターにそう言いながら私の顔を見た
「 うん(笑) 彼女にはおっさん過ぎじゃ?(笑) 」
彼は穏やかに微笑んだ
「 やっぱりそうかなぁ(笑) 」
「 好きだよ。ほんとに … 」
彼は私に優しく唇を重ねた
彼から少しバーボンの香りがした
… 大人の香りだ
「 おやすみ … 」
優しく微笑んで
私が部屋に入るまで見守ってくれた
恥ずかしくて彼を直視できずゆっくりドアを閉めた
彼の足音が次第に遠ざかっていく
あぁ …
凄くドキドキする
“ 好きだよ。ほんとに … ”
まるで夢みたいに現実感がない
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「今日も眼鏡じゃないんだなと思って…」
ごまかしてみた
心まで見透かされてるような微笑みに胸がドキドキする
こういう表情が大人と感じる
「眼鏡かけてる方が良かった?」
「眼鏡をかけた寺崎さんも好きですよ。」
つい“ 好きです ” なんて言葉を使ってしまった
「理奈ちゃんは眼鏡の男、好きなの?」
眼鏡かけてる男性が好きってことでは…
うーん…
どう言えばいいのかな
複雑な表情になった私を見て
「眼鏡の男が好きというより…
複雑な表情になった私を見て
「眼鏡の男が好きというより…
僕が… 好き… とか…」
え!?
ほんとに見透かされたようで驚いた
「いや、そんな訳ないか(笑)もう40になる僕なんかにね(笑)自惚れ過ぎだね(苦笑)ごめん。」
え!?
ほんとに見透かされたようで驚いた
「いや、そんな訳ないか(笑)もう40になる僕なんかにね(笑)自惚れ過ぎだね(苦笑)ごめん。」
そんなことないのに…
「年齢差って気になります?私は全く気にならないです。
私は寺崎さんのこと一人の男性として見てま…けど… 」
少し驚いた表情から優しい笑顔に変わった
「ありがとう…
今さらだけど、君は若いから気になるようになってしまって… 」
少し残念そうに微笑んだ
「僕と一緒にいてつまらなくないかなとか
君ならもっと年相応の若い男とも出会えるはずなのにとか
僕の身勝手な思いに付き合わせてるんじゃないかと思うこともある。
だけどやっぱり僕は君と一緒にいたいし、また君に会いたいと思ってしまう。」
ーー これは告白 … ?
何か言葉を
返事をしなきゃ、、
「 一緒にいてとても楽しいです。
私も寺崎さんは気になる存在です… 」
「 ほんとに? 無理してない? 」
戸惑っている
「 ほんと、です … 」
凄く
恥ずかしい
寺崎さんの顔が見られない
ーー 二人とも沈黙した
ーー 二人とも沈黙した
この沈黙が私の緊張感を増した
「 あの … 理奈ちゃん」
彼は言いにくそうに話しかけてきて
目を合わせた
そして不安混じりの眼差しで真っ直ぐ私を見つめた
「 好き… なんだ。 君のこと。」
「 あの … 理奈ちゃん」
彼は言いにくそうに話しかけてきて
目を合わせた
そして不安混じりの眼差しで真っ直ぐ私を見つめた
「 好き… なんだ。 君のこと。」
ーー その表情に真剣な気持ちが現れていた
心臓の鼓動が早くなって額が汗ばんできた
「 僕と付き合って欲しい … 君が、良ければだけど。
あ、返事は今じゃなくても良いから!」
大人の寺崎さんが
一生懸命 恥ずかしそうに告白をする姿に
胸がキュンとした
「 … 今 返事をします。」
胸がキュンとした
「 … 今 返事をします。」
その言葉に寺崎さんは急に緊張の表情になりますます背筋を伸ばして息を飲んだ
「 よろしくお願いします… 」
お辞儀をし視線はそのままテーブルから上げられなかった
今 多分私の顔は真っ赤になってるはず
「 ほんと?… ほんとに?」
視線を上げると
私の顔を覗き込むように
信じられないというような表情で私の顔を見てる
「 ほんと、です。」
パァッと表情が明るくなった
「 ありがとう ほんとに嬉しい!断られるのを覚悟してたから(笑) 」
寺崎さんは本当に嬉しそうに
寺崎さんは本当に嬉しそうに
沢山のシワを作って私に笑顔を向けた
その笑顔に
今頃になって胸がドキドキしてきた
ーーー
ーーー
お店を出ると気温が下がっていた
火照った顔にはちょうど良かった
「 少し寒くなったね。もう一件行く?
それとももう帰ろうか。」
「 じゃあ、もう一件だけ … 」
「 わかった、そうしよう。」
彼の手が私の背中にふと触れた
その手は私の肩を抱くこともなく
手を繋ぐこともなく並んで歩いた
でも二人の距離は彼の肘が触るくらい近くなった
彼の行きつけのバーの扉を開けた
バーのマスターは年配の渋い男性で落ち着いたお店だった
「 女の子連れて来るの初めてだよねぇ? 彼女?」
「 あぁ、うん。そうだね(笑) 」
照れくさそうに私の顔を見た
もう今夜から私の彼氏なんだ …
彼の横顔を見つめる
やっぱり格好良い人だったんだな …
綺麗な横顔 …
私と違って(笑)
カウンターの下で彼がそっと私の手を握った
初めて手を握られてまたドキドキする
温かくて大きな手だな
海人くんより長い指なんじゃ …
また海人くんを思い出してしまった
でも以前みたいな胸の痛みがない
海人くんへの想いは消えてたんだな
ううん
消してくれたのは寺崎さんだ
寺崎さんを見つめる
「 可愛いでしょ? 僕の彼女(笑) 」
嬉しそうにマスターにそう言いながら私の顔を見た
「 うん(笑) 彼女にはおっさん過ぎじゃ?(笑) 」
彼は穏やかに微笑んだ
「 やっぱりそうかなぁ(笑) 」
はにかんで頭をかいた
私はあまり喋ることなくずっと飲んでいたから
立ち上がって自分が酔っていたことに気がついた
お店を出てタクシーで帰ることにした
「 ごめんね、僕が気がついてあげられなくて … 」
すまなさそうに微笑んで部屋の前まで送ってくれた
「 すみません、私が飲み過ぎちゃっただけです 」
鍵を探す私を背の高い彼は包みこむように優しく抱き締めた
わっ …
私はあまり喋ることなくずっと飲んでいたから
立ち上がって自分が酔っていたことに気がついた
お店を出てタクシーで帰ることにした
「 ごめんね、僕が気がついてあげられなくて … 」
すまなさそうに微笑んで部屋の前まで送ってくれた
「 すみません、私が飲み過ぎちゃっただけです 」
鍵を探す私を背の高い彼は包みこむように優しく抱き締めた
わっ …
「 好きだよ。ほんとに … 」
彼は私に優しく唇を重ねた
彼から少しバーボンの香りがした
… 大人の香りだ
「 おやすみ … 」
優しく微笑んで
私が部屋に入るまで見守ってくれた
恥ずかしくて彼を直視できずゆっくりドアを閉めた
彼の足音が次第に遠ざかっていく
あぁ …
凄くドキドキする
“ 好きだよ。ほんとに … ”
いつもより少し低めの
落ち着いた声だった
私が思っていた以上に彼の身長が高いことも実感した
そしてコートからフレグランスに混じる男性らしい良い香りがした
今日この部屋を出る時は
まさか寺崎さんとキスするなんて
私が思っていた以上に彼の身長が高いことも実感した
そしてコートからフレグランスに混じる男性らしい良い香りがした
今日この部屋を出る時は
まさか寺崎さんとキスするなんて
ーー 想像もしてなかった
酔ってるせいもあり頭が
酔ってるせいもあり頭が
ぼんやりする …
まるで夢みたいに現実感がない
ーーーーーーーーーーーーーーー