突然その時はやってきました。本当に突然…
先週の土曜日、8月31日午後12時2分に
私の大切な大切なモカが天国に逝ってしましました。
ひまわりの季節に生まれ、ひまわりの季節に天使になってしまったモカ。
奇しくも自分の誕生日と思われる日に、《18年》の命を閉じ天使になったのです。
《18歳》と言うのは猫でも高齢に値するので、
いつ《お別れの時》が来てもおかしくないと、覚悟はしていたのですが、
とても元気で食欲も全然衰えず、ウンチもおしっこも異常は全くなかったので、
まだまだ先の事だと思っていたのです。
モカの最後の一日をここに残したいと思います。
木曜日(8月29日)は、朝晩のご飯も残さず食べてていつもと変わらず元気でした。
毎晩、私とは一緒に寝るのですが、この時期は寒くはないので
私がベッドに入るとすぐに入ってきて、私のお腹の上で寝たり背中で寝たり、
時には私の横でお腹を出して寝るのですが、数時間後にはベッドの下でのびのびと寝ていたモカ。
でもこの木曜日の夜は、私がベッドに入ってすぐに来たけど数分後にはベッドの下に戻ってしまい、
今日は短いな?とは思って寝てしまいました。
翌日の金曜日(8月30日)、朝起きてシャワーを浴びようとしたM姫が、
《マミー、モカがバスルームでウンチしちゃってる!》と叫んで、
生まれてから一度たりともそういう《おそそ》をした事がないモカなので、
ちょっと驚きましたが、その時でもモカの状態は普通でした。
M姫を送り出し、いつものように2度寝をしていたら、ベッドの上で異常な声でなくモカが…
それは今まで聴いた事がないような声で、どうしたのかと慌てて起きて見てみたら…
ベッドの上で《大量のおしっこ》をしてしまってて…こんな事未だかつてなかった事です。
あれ?変だ!と思ったけど、モカにはまだ異常なところはなく、ベッドから降りて隠れて…
そして午前中はちょくちょく様子を見に行ったのですが、おとなしく普通に座っているモカ。
シャワーを浴び出かける前にもう一度様子を見に行くと…なんとなく異常を察しました。
ベッドの下からモカを出し、寝かせると少しグタっとし、これは変だと。
M姫にすぐ-Messegeを入れ、モカが変だから早く帰ってきてと!それが午後1時。
M姫が急いで帰って来たときのモカは、
私と一緒にベッドで横たわって疲れて寝ているようにすやすやと寝ていて…
そしてM姫が《チアのお仕事》に行くまでの2時間は、その安定した状態が続きました。
M姫がチアのお仕事に行っている間、いつもとは違うけどしっかりとした足取りで歩き回るモカ。
そのうち、後ろ足がふらつき始めましたが、それでも普通に歩いては身体を横にしたり
バスルームの冷たいタイルの所でお腹をぺったりとつけて寝たりと、タイルの上を移動。
でもM姫がお仕事から帰ってきた8時過ぎには、2.3歩歩くのがやっとの状態に。
《猫は死ぬ前に姿を隠そうとする》ので、それだけは避けたいと二人で思い、
2階の廊下とM姫の部屋だけ移動できるようにし、M姫のベッドの下には入らないように防御を。
この頃のモカは、自分から歩いてお水を呑みに行き飲むのですが…
飲み終わってもその水の器に顔をずっと突っ込んでいる状態で、鼻に水が入ると慌てて起きる感じ。
この頃でも、さほど苦しそうな感じはなかったのですが、
1時間に一度ぐらいの割合で《子猫のような可愛い高い声で鳴く》ことがあり、
苦しそうには感じなかったけど、しんどい感じは痛いほど伝わってきました。
この頃からM姫と二人でモカに《頑張らなくて良いからね!》と何度も何度も言い聞かせ…
これが生前最後のモカの写真です。M姫がしっかりモカの手を握ってあげて…
長期戦になると覚悟した私は、M姫を先に眠らせ、
移動するモカに付いて行ってはそこで私もモカの横に一緒になって寝てあげ、お腹をさすってあげてました。
そんなことしか出来なくって…
廊下で寝ていたモカは、フラフラと移動して階段を降りようと…それは駄目よと連れ戻す事、数回。
そしてM姫の部屋の机の下に移動したモカに付いていき、
私もそこでモカの横に寝ていたら、一瞬寝てしまった私。起きたらモカがいなくってビックリ!
他の部屋には入れないようにしていたから、廊下を探してもいなく、もしかしてと思って1階に行ったら…
1階のリビングの所で、《いつものモカ独特の体勢》で座って周りを見ていました。
でも2階から1階に降りるに当たり、マイリーが2階に来れない様にゲートをしてあるので、
降りる時はそのゲートを飛び越えなくてはいけない仕組みになっているのです。
いつもお腹すいたよ!と言う時はご老体なのに元気なジャンプ力を見せてくれて
《おー!今日も元気だね!》とその飛躍力を見て安心していたのです。
でもこんなにフラフラになって、そこを飛び越える力がどこにあったのでしょう。
それでも行きたかったモカは、全気力を出し切ってゲートを飛び越えたことでしょう。
迎えに行き抱き上げると、もう鳴く力も残ってなく、そこからは急激に状態が悪くなっていきました。
頭を上げる力もなくなり、水を飲む力もなくなり、ひたすら懇々と眠り続けるモカ。
それでも、《モカ!大丈夫?頑張らなくて良いんだからね!》と声をかけると、
尻尾で受け答えしてくれました。
モカはいつもそうでした。寝ているモカに声をかけると尻尾だけで返事するのです。
寝ている横で、私が指で床をトントントンと叩くと、
モカもそのリズムに合わせて尻尾をトントントンと。リズムを変えてもそのリズムで答えてくれたモカ。
混沌とする意識の中でも、ちゃんと尻尾で返事をしてくれたモカ。
《モカ、大好きだよ!》と言った時は、右手で私の口をちょんと触って返事してくれたっけ。
土曜日(8月31日)の明け方は、もう意識も朦朧としていましたが、呼吸だけはしっかりしてた。
でもベッドで寝ながら天国に行ってしまうのは悲しく思い、
私のひざの上にモカを移し、そこから3時間ほどはモカと一体化しながらモカを感じ、
今までの18年間の事をいろいろ思い出して話したり、
モカへの思いと感謝を思いっきり伝え、二人だけの密なる時間を過ごせる事ができました。
この時は本当に穏やかで、寝息をたてているかの如くすやすやと眠っていたモカでした。
そして10時過ぎ、モカの状態は急変し、急いでM姫を起こし、最後の時を迎える覚悟を。
呼吸は速くなりましたが、苦しそうな速さではなかったのですが、
この時から目を開けっ放しになっていたモカ。
人間で言うと《瞳孔が開いてきた》と言う事なのでしょうか、
モカのあの《綺麗なブルーの瞳》が刻一刻と濁ってきている様に感じました。
そして急に呼吸が速くなり、呼吸だけではなく口からもハアッハアッっと息をするようになり、
ベッドに横たわらせ、M姫と二人で大きな声で思いの丈を交互にモカに伝えながらも、
《頑張らなくて良いよ!怖くないよ!マミーもM姫もここに居るよ!》っと叫びました。
1時間近く掛けて、言いたい事は全てモカに言い切ったと思った瞬間、
モカを見るとあれだけ苦しそうな呼吸が、普通の呼吸に戻っている事を確認。
きっと私とM姫の言葉が伝わったんだねと…
でもその穏やかになった呼吸は、徐々に徐々に浅くなり遅くなり、そして静かに止まりました。
呼吸も鼓動も完全に止まり、逝ってしまったんだとM姫と二人泣いていると、
《ハア~~!》っと息を吸い込み、そしてまたすべてが止まったかと思うと、また数十秒後に
息を吸い込む動作を…それが十数回も続きました。
そして呼吸も鼓動も息を吸い込む十数回の動作も完全に止まって3分ぐらい経ち、
本当に旅立ってしまったんだと思った瞬間…
モカは後ろ足で思いっきり走る動作を!
それも私が二つの手で抑えないといけないほど激しく力強い動きでした。
足とほぼ同時に前足も走るような動作を引き起こしました。楽になって走り回っていたのでしょうか。
状態が悪くなって、亡くなるまでたった23時間で逝ってしまったのです。
息を吸い込む動作も、走る動作もなくなり、ウルウルした可愛いお目目は開いたままなので閉じてあげ、
本当に死んじゃったのねとM姫と二人号泣していたら…
いつも私とモカと二人で寝ていた部屋から《モカの首輪の鈴の音がチリン》と聞こえてきたんです。
M姫に《聞こえた?》ととっさに聞きましたが、M姫には聞こえなかったようで…
でもあれは確かに《モカの首輪の鈴の音》です。
マミー大丈夫だから泣かないで!っと言っていたのでしょうか。
モカの最後のお顔は、それはそれは穏やかで安らかなものでした。
まるですやすやとお昼寝しているような表情で、
M姫も亡くなったモカの顔をなでていると、《起きて猫パンチしてきそう!》と言うほど、
眠っているような安らかな顔で旅立ったモカなのでした。
(亡くなってからも、あまりにも安らかな顔をしているのでたくさん写真を撮ったほどです。)
結局ダディEは間に合わず…モカが亡くなって1時間後に帰宅しました。
最後まで《モカ》と読んであげなかったダディEですが、
冷たくなったモカの身体を触って《本当に気品のある良い猫だったよな!》と。
生きているうちに言ってあげて欲しかった。
そして亡くなってすぐに、M姫は《動物専門の荼毘》をしている所を探し出し、
ダディEが連絡をとってくれて、午後4時に連れて行くことに。
モカ一人では淋しいと思い、
モカが家に来た時から持っている大好きなニャンコのぬいぐるみと一緒に旅立ってもらう事に。
まだ《モカの死》を現実的に思えない私。事あるごとに泣いていましたが、受け入れられず…
シャワーを浴びた時は大声で崩れ落ちるように泣いてしまったけど、まだ夢のようで。
あまり泣いてばかりいると、モカが悲しむと思い気力で泣かないように頑張りました。
荼毘に付す前、冷たくなったモカを入っている箱を抱きながら、
モカと暮らしたこの家中を、モカと二人っきりで思い出を語りながら歩き回りました。
《ここでよく寝てたね!》とか《ここに乗っかってたね!》《この場所好きだったね!》とか…
明るい声で楽しかった思い出を語りながら最後のときを過ごしました。
でも《荼毘に付す》所に行き、モカを置いていった時には大声で泣いて倒れそうな勢いでした。
最後のお別れの瞬間、ダディEはモカに《いい猫だったよ!》っと声をかけてくれました。
ダディEにやっとそう言われて、きっとモカも喜んでいる事だと思います。
モカが荼毘に付している頃、外は大雨とSTORMでした。
雷が止んでも雨は降り続き…モカの涙雨だったのでしょうか。
この日は気分が高まり眠れそうになかったので《睡眠薬》を飲んで寝た私。
夜中に喘息の発作で苦しくて起きた私。
ベッドから降りて苦しんでいる時、ベッドの下に《モカが吐いた後があったな!》と思った瞬間、
《モカ特有の返事の声》がベッドの下から聞こえてきて、ビックリしながらも嬉しかった。
私を心配して、まだ傍に居てくれたモカなのです。
そして翌日、私はどうしてもモカを迎えに行く体力は残ってないので、
ダディEとM姫がモカをお迎えに…
こんな小さくなってモカは私達のところに戻ってきてくれました。
泣いてばかりいてはいけないからと、モカの遺影をPCで整理していたら、
突然《喪失感と虚脱感》が襲い掛かってきて、何をする気にもならず、そのまま寝込んでしまいました。
そしてその日の夕方、ふと廊下を歩き何気なく《モカがいつも日向ぼっこをしている部屋》を見たら、
いつも日向ぼっこしている所にお日様が当たっているのを見た瞬間、
《モカはもう居ないんだ!》と言う現実が、突如私に襲い掛かってきて、怖くて悲しくって辛くって…
そこからは堰を切ったように涙が溢れ、気が狂ったように大声を出して泣き叫ぶ事1時間以上。
そこでやっと私は《モカの死》を自分自身の中に受け入れる事ができたみたいです。
気が狂ったように《モカが居ない》と叫びながら泣き続けてからは、一度も涙を流していません。
(本当に気が狂ったかと思ったダディEとM姫は代わる代わる様子を見に来たほどでした。)
昨日から、モカと一緒に寝た居た部屋にもやっと入る事ができました。
モカとの思い出の品々も徐々に片付けられるようになりました。
いまだに、モカが居た場所を通ったりするのはちょっと辛いけど、
《ここにモカが居たのね!》っと、モカに話しかけるようにして乗り越えています。
モカが私達の所に来たのは、M姫が生まれる前の事。
来たばかりの時はまだ2ヶ月弱だったから小さくって、私のエプロンのポケットの中で寝てたっけ。
すぐにトイレを覚え、何度引越ししてもトイレをミスする事は一度たりともなかったね。
おまけに18年間、一度足りとて下痢になった事もなくいつもいいウンチだったね!
虚勢手術でちょっとミスがあり、1週間で2回もお腹を切る事になってしまい、
そこからモカの小心者の性格が始まってしまったんだね。
私がキッチンで家事をしていると、いつの間にか背中に乗りモカをおんぶしながら家事をしてたっけ。
私の前に来て、おいでって言うとジャンプして抱きついてくれてたね!
若い頃は《欽ちゃん走り》をよくして、2本足で横に走って笑わせてくれたね。
ダラスから日本に引っ越す時も、引越しの荷物を出しているとき急に居なくなり、
出て行っちゃったと思ったら、モカは怖くなってキャビネットの一番奥に隠れて驚かされたね。
小心者のモカなのに、ダラスから日本までの長い飛行機も頑張って乗り越えてくれたね。
日本でも実家で可愛がってもらったり、また引越しして辛い思いさせちゃったね。
そしてまたアメリカに戻ってくる為に、長い飛行機を頑張って乗り越えてくれたね。
穏やかにマミーとM姫と生活していたのに、突如マイリーと言う新参者が入り、
モカは2階に追いやられてしまったけど、そこからはマミーとずっと一緒に寝る事ができたね。
冬は朝までマミーのお布団に入って、マミーの腕枕で寝てくれて、
朝になるとマミーの腕は動かなくなるほど痛かったけど、心地よい痛さだったよ。
この夏休みは、毎朝《お腹すいたよ~~!》といつもマミーの枕元で鳴いて、
朝寝坊させてくれなかったね。でもそうやって毎朝起こしてくれる幸せを感じてたよ。
まだまだ思い出はたくさんたくさんあるよね。ちょくちょく思い出すから淋しくないよ。
モカは18年間、いつもいつも一緒に居て、苦楽を共にしてきたし、
いつもいつも私の味方で居てくれた。
病気で寝ているときもそっと寄り添ってくれたし、
M姫がお腹に居た時、夜中につわりで苦しんでいた私の横にはいつもモカが居てくれた。
私の苦しみや悲しみや喜びを、誰よりもわかってくれていたよね。
そんなモカを亡くしてしまった事は、《我が子を亡くした》のと同じ悲しみと心情です。
しかし18年間、モカは私達にたくさんの愛を与えてくれたように、
私もまたモカに精一杯の愛を注いできたので、この18年間に悔いはありません。
でも、まさかこんなに早くお別れする時が来るとは思わなかったので、
最近全くモカの写真を撮っていなかった事は、とても後悔しています。
何でもっと撮ってあげなかったんだろう…せめて先月の私の誕生日の時とか一緒に撮っていれば…
この投稿の最初の写真は《3月に姪っ子達が来た時に撮ってくれた写真》を送ってくれてものです。
この写真が一番最新の写真になるとは…でもとてもモカらしい写真で良かったです。
ここで、生前の可愛かったモカの写真を少し載せさせていただきますね。
そしてM姫のお友達が、お悔やみにとM姫のロッカーにこんなプレゼントを!
なんて優しいお友達なのでしょう。モカに会った事もないのに…感激しちゃいました。
きっとモカも喜んでいると同時に、M姫には素敵なお友達が居る事を安堵している事でしょう。
だってモカはM姫のお姉ちゃんなのですから。
モカのところに、《象さん》を飾らせていただき、きっとモカも淋しくないことでしょう。ありがとう。
モカは今、こうしていつも家族が居る場所に一緒に居ます。そして私も時々話しかけてます。
モカ、本当に本当に18年間もマミーの傍に居てくれてありがとうね。
あなたが私のところに来てくれたおかげで、マミーは幸せだったよ。
あなたもマミーの所にきて幸せだったと思ってくれていると信じてます。
モカは私にとって、世界中どこを探しても他には居ないほど最高のニャンコでした。
あなたと過ごせた18年間を、マミーは誇りに思うと同時に最高の時間でした。宝物です。
これからもずっとずっと大好きだよ、モカ。
そしてこれからもずっとずっと心の中で一緒だからね。寂しくないよね。
私の大切な大切なモカ、忘れないよ。ありがとう。
モカの訃報をお友達にメールでお知らせし、たくさんの励ましのメールをいただき
ドンだけ私が救われたことでしょう。
そしてモカを想っていただき、とても嬉しく思い、モカも喜んでいる事だと思います。
本当にいろいろご心配いただき、ありがとうございました。私は大丈夫です。
モカは亡くなりましたが、私はいつまでも《モカにゃんマミー》で居たいと思うので、
このブログのタイトルはこのままにして行こうと思います。