13th Avenue - One and Only -

This is Life Style.

PJMC another story vol.6

2014年11月26日 | PJMC another story


ーHEATー

CLUB13から外へオーディエンスも動き始める。

「行くぜ、野郎どもって、どうしたのTiger Boy?任侠映画見過ぎじゃないの?」Aco Viciousが不思議そうに見る。

「最近ハマっててさ~。やっぱ文ちゃん、カッコイイんだよな~。解る~?」

Tiger Boyが語り始めるのを察したAco Viciousがそれを無視し、強烈なボディを脇腹に入れる。

「グワッ!」Tiger Boyがうずくまる。威力が3歳児のフックじゃない。

「そんな事しゃべってる場合じゃないでしょ。皆待ってるよ。行くよ!」UMA(未確認生物)達にレコードを持たせ、準備万端とDJブースから移動を始める。

「待ってって~。ちょっとしゃべってみただけじゃん...」Tiger Boyが脇腹を押さえながら歩き、外に出る。

通りがやたら慌ただしい。

PJMC、MORTERCYCLE CLUBとMASSIVE CRUIZERの連中が、自慢の単車と車で道路封鎖へ向かう。

MIDNIGHT CLUEはステージ用にバンを用意し、13CRUEはCLUB13から機材を運び出す。

「流石だな、アイツ等」痛みを押さえながらTiger Boyが通りを眺める。

「青燕!!!!!」馬鹿デカイ声を張り上げ、Aco ViciousがV.I.P ルームの青燕を呼ぶ。

青燕が窓から見下ろし、ニヤリと笑みを見せる。

通りはPISTOL JAZZのエンブレムで溢れかえっている。

熱気がビシビシと伝わって来る。アツイ。

青燕がファイヤーバードに手にゆっくりと階段を降りる。

そろそろだな。





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