*ヒャクログ*

大好きな旅の記録&日記

夏休み① -稚内~礼文島に上陸!-

2006-09-25 | 国内旅行

■1日目・昼 【稚内~礼文島 9/25】

今年の夏休みは10連休!
どこに行こうか迷った結果、祖母や親戚にゆっくり会いたいなー、というのと、一度行ってみたかった礼文島に行くゾ!ということで北海道の旅に決めました礼文へは1人旅です

~礼文は5~7月がお花のピーク。なので観光客もその時期が多いらしい。 10月に入るともう冬。 観光も終わりで民宿も閉まってしまうので、 この時期ももう礼文を訪れる人も少なくなってきている。 けど秋は天気がとっても良いので、 景色を見るには最高の季節、とのこと


まずは、いつもお世話になってる札幌の叔母へお邪魔して、荷物整理などなど。そして、北海道へ上陸したその夜に夜行バスに乗って、一気に稚内まで移動ですバスにはレディースシートがあるので、周りを気にせず眠ることができました。まぁ周りが誰でも、うるさくなければ眠れてしまうけど…

目覚めるとそこは稚内フェリー乗り場。
そして、早朝の稚内から見えたすばらしい朝日…


わくわく度が一気にア~ップ

そしてフェリーに揺られること(眠ること)2時間。気づいたら目の前に礼文島港ではお宿『民宿なぎさ』の人たちがお迎えに来てくれてました。いろんな宿の人たちがお迎えに来てたけど(なかでもYHの歓迎ぶりは怖いくらいすごかった例えるなら「応援団」かなぁ)、みんな口々に「おかえりなさーい」と迎えてくれます。そうかー、みんな礼文島に「帰ってくる」という感じなのね。


このお船に揺られて来ました!

礼文島ではかなり行動的に過ごします。初日からトレッキングです。
同じ宿で過ごす人たちと一緒に行動できる宿を選びました。
そしたら運良く、同じ便で礼文に来た人がいたので、その彼とトレッキングすることになりました。彼は去年も礼文に来たとのことで、道も分かっているし、ラッキーでした 宿の人が作ってくれたお昼ごはん(おにぎり)、水筒、そしてお菓子を持って、トレッキングシューズに履き替え、感動&ヘトヘトの6時間コースのトレッキング、スタート

最初は海岸沿い(岩だらけ)を歩き、しばらく行くと滝の横をロープづたいに上ります。

「地蔵岩」高さ50メートル。空の青がとってもきれい。


「礼文滝」海岸沿いのとこにある滝。

この滝の横を登ります

早くも結構ツライ。ロープが頼りです。結構必死に登ってるヒャクが見えますか?


この谷も、この日出会った人と2人で歩きます。周りにはホント誰一人いない。。大自然の中を黙々と歩いたり、立ち止まってゆっくりと写真撮ったり。色々話していると、家も近いし年も1個違いということがが判明出会いって不思議~
谷から今度は草をかき分けどんどんと上って行くと…


「ハイジの丘」
ここはどこと思ってしまう景色。もちろん叫びました。360度見ても誰もいない。そしてこの景色。山に向かって叫ばずにはいられない。。
とても感動、感動

高山植物も少~しだけ見つけました^^




そしてこんなのも…


ハイジの丘の後は、私と同じ背くらいの草の間を歩いたり。周りが見えないので、ひたすら歩くしかありません。日差しも結構強くて徐々に疲労感が…



少し歩くと、いい景色が待ってる。そしてさらに歩くとまた新しい景色が。 「すごーーーい。きれいーーー。きもち~~~~」を連発しまくりです。。


沖縄みたい。


ここの真ん中の細~い道も、歩きますヨ。


ススキの道。


スタートは海抜0メートル地点だったから、こんなに上ったってこと。まだコースの途中だけど、こんなに上ってきた私、がんばりました!笑


利尻富士が見えるこの桃岩展望台でお昼ご飯
おにぎり美味しいよぉぉ~。そして、おかずはこの大自然。
本当に良い天気に恵まれて嬉しい


これからあの先まで歩きます…


途中にはこんな道も…


海の色は場所によってさまざま。このグラデーション、言葉になりません

たくさん写真載せちゃいました。
本当にいろんな景色を楽しめました。ヘトヘトになって宿に着いたけど、がんばって歩いた甲斐があったわ初対面だけどとても良くしてくれた彼に感謝です。「どっちに行けばいいの??」と分かりづらい道も結構あったけど、彼のおかげで迷うこともなく、いいペースで歩けました。どうもありがとう

 つづく・・・


夏休み② -礼文島・民宿なぎさ-

2006-09-25 | 国内旅行


■なぎさ

今回2泊お世話になった民宿の紹介をしようと思います。


「なぎさ」

大きなお家、という感じ。
なぎさの目の前の道路がコレ↓

長閑な感じが、旅に来たなぁ~って思わせてくれる。目の前が海

そしてそして、その
目の前の海は…

利尻富士
夕暮れ時のほんのりピンク色になった利尻富士にしばらく見とれてしまいました。

この日は本当に天気が良い日だったようで、宿の人たちが夕日ポイントへ連れて行ってくれました。

礼文の自然にばんざ~い
たくさんのすばらしい自然に包まれて、こんなきれいな夕日まで見ることができて。本当に幸せだなぁ、旅に来てよかったなぁ、
って思います
夜はこれまたたくさんの星が…流れ星も何回か見ることができた宿に泊まってた人たちと流れ星を見つけるたびに「キャ~

そして夕食はこんな感じです

オーナーの前職は板前さん。 冬の間は礼文を離れて、札幌で板前さんをやっているそうなので、さすがです。おいしい
旅で美味しいものに出会えるって素敵なこと。
「ごじる」という、大豆のすったものが泡のように浮いているお味噌汁や 「がや」というお魚を初体験しました。 ごじるはハマる!量が多くておかわりできなかったけどこれは何度でも食べたいウニや海老などの海のものもモチロン盛りだくさんで、楽しくて幸せな食事タイムが毎日続いたのでした。。


宿は、一人旅ということで、ネットでかなり調べました。
アットホームで、お料理がおいしいお宿…と探してココに決めたけど。結果は大正解
いろんな出会いがあって、思い出たくさんできました


夏休み③ -礼文島2日目-

2006-09-25 | 国内旅行

■2日目 【礼文島 9/26】
ところでこの旅で、ひとつ大失敗をしてしまいました

この日の早朝。
朝焼けがとっってもキレイだったみたいなので、 宿の人が大声でみんなを起こしてくれたようなのだが・・・
私にはその声が届かず眠り続けてしまった
他の人たちは起きてたのに、私だけ見れなかった。
誰か叩き起こしてくれれば
いいえ、気づかない私が悪いのです。朝食の時オーナーに「僕のあの声で起きない人はいないよ」って言われてしまった。それからしばらく眠り姫と呼ばれてしまうことに…


さてさて気を取り直して、2日目のトレッキング。新しく礼文島入りした人たちがいたので、6人で出発です。
この日は、最北を目指して歩くコース。


「澄海(すかい)岬」

ここは名前のとおり、とっても青くてきれいここは南国?!って思うほどの海の色に感動

そしてまた歩く、歩く、あるく・・・

階段をひたすら上る(海岸からずーっと上がって来ました)
↓↓↓
この階段を下から見た画。てっぺんまで上ります。

てっぺんまで上ったけど・・・

まだ道が続いている
このころはかなりヒーヒーです。

励まし合い、そしてついに・・・

「ゴロタ岬」てっぺん到着昨日から色んな景色を見ているけど、ここもまた素晴らしかった
ここでお昼です。おにぎりとにしん。空気も美味しいしゴハンも美味しい。幸せ~

そして後半スタート!


あの先にある岬がゴールです。
またひたすら歩く。やっぱりツラい。。
前日よりもキツいコースでした。最後の方は根性で!

朝から5時間をみんなで歩いて、いよいよゴールまで数十メートルの所までやってきました


そして、遂にゴールに到着

ゴール(スコトン岬)に到着して、また感動
最北の地にとうとうやってきました
(最北限の地→スコトン岬、最北端の地→宗谷岬、とのこと…)
最北の地と言ってもここと小さな売店が1件あるのみ。そこにソフトクリームがあったのでみんなで食べました。疲れた体に甘いソフトが染み入る~そこにはこんぶソフトっていうのもあった。食べた人は…美味しくないと…

岬から景色を見てると、何か変な音が聞こえてくるな~と思ってよーく見てみると、アザラシの群れがいる!ゴマちゃん達がキュ~キュ~泣いてたカワイイ…。大自然からたくさんの癒やしをもらいました


2日間、みなさんと一緒に本当に楽しく過ごすことができました

ずっと来てみたかった礼文にやっと来ることが出来て、こんなに素敵な所だということが分かって、天気にも恵まれて色んな所を見ることができて、この旅で色んなものをもらった気分です
みなさん&礼文、どうもありがとう~

明日でこの地を離れると思うと…


夏休み④ -礼文~稚内~サロベツの夕日-

2006-09-25 | 国内旅行

■3日目 【礼文島~稚内~サロベツの夕日 9/27】


礼文島に来て3日。
楽しい時間は本当にあっという間です。
礼文を離れる朝になってしまいました

朝イチの船に乗って、また稚内へと帰ります。
一緒に礼文島入りした人と2人で船に乗り、宿の人や一緒に歩いた人たちと、
フェリーの甲板から紙テープを持ってお見送りの会です。これがまた涙そそられるのよね

ここ礼文では、宿の人&宿泊者みんなでお見送りをしてくれるのです。儀式みたいな感じっていうのかな。リボンを持って、フェリーから一言挨拶して、見送る人たちも大声で言葉かけてくれて、礼文の歌(なんて言うんだろう)を歌って…

前日に帰っていった人(おじさま)はフェリーに乗った途端に泣いてたけど、実際自分が帰るという時になると、その気持ちがよく分かります 涙出そうになる~


いよいよフェリーが出航。と同時に、みんなも走る
「さようなら」のはずなのに、お見送りしてくれる人は 「いってらっしゃーい」と。やっぱり礼文は「帰る場所」なんだなぁ…。なので私たちも「いってきまーす」と叫ぶ。寂しいよぉ~3日しかいなかったのにこんなに寂しいとは。。


見えなくなるまで手振ってくれます

船がどんどん進んで、超小さくなっても手を振ってるみんな。。。
楽しい礼文の旅をありがとうございました



■稚内~札幌

旅は道連れです。 稚内→札幌もバスでピューっと帰る予定だったけど礼文で日程が一緒だった人とレンタカーして、色々巡って札幌に向かうことになりました

稚内。最北端の「宗谷岬」


丘陵に溢れてる宗谷牛。
キレイな黒毛で美味しそうなうしくんたちがモ~



この後、日本最北の温泉街「豊富温泉」に寄ってきました


ここは、ものすごいお湯なんです。 「油風呂」と呼ばれてるらしいのですが、その名の通り、ものすごいお湯です。うまく言えないけど、油が浮いたラーメンの器がそのままお風呂になった感じ…

湯船に入る時はさすがに躊躇してしまった。お湯がものすごい汚い系の色だし、ぬるぬるだし、変なものたくさん浮いてるし(実際は変なものではありません…湯の花みたいなものです)。実際に入ると、気持ちはいいけど、油臭がする…。本当に強烈なお湯です。強烈だけど、お湯に浸かってたらだんだんと慣れるし、お肌はシットリするし良い
皮膚病にも効果があるらしく、湯治専用のお風呂もありましたよ。結構人もいました。

お風呂から上がってしばらくしても、自分からアブラ臭が漂います(笑)


貴重な温泉にも入れて、またドライブです
そろそろ日が落ちる頃だな~と思ってたら、「サロベツの夕日は最高だし、時間もちょっと車を飛ばせば間に合うだろうから、見に行ってみよう」と言うことになり、海岸に向かって車飛ばしました!
そしてこれが大正解


今までに見たことのない、本当に綺麗なサロベツからの夕日言葉出ません。
礼文で見た夕日とはまた違って、空がピンクのグラデーション。 こんな空見たこと無かった。ここでの夕日は忘れられません。

あまりに感動したので、日が暮れていく様子を4枚載せてみました。
まずは①


②。遠くに見えるのは利尻富士です。


③。回りには誰もいないし、波の音と風の音しか聞こえません。やばいです。


④最後です。本当に幻想的なひとときでした。


結局ずっと日程が一緒だった礼文入りから札幌まで、一緒に旅してくれたIさんには本当に感謝です。蝦夷通なIさんのお陰で本当に心から楽しむことが出来ました。Iさんや宿のみなさんとの素敵な出会い、天気にも恵まれて、本当に幸せを痛感

心満たされ、夜、札幌に帰ってきました


夏休み⑤ -祖母と小樽・蔵群-

2006-09-25 | 国内旅行

■小樽「蔵群」  9/28-29

私には小樽に住んでいる大好きなおばあちゃんがいます。遠いので年に数回しか会えないけど、小学生の頃は夏休みになると数週間祖母宅へお邪魔して、毎年お世話になっていたので色んな思い出がたくさんあります

ここ数年は1人で会いに行くことが多いので、祖母とのデートが昔よりも増えたような…
今回は、小樽市の朝里川温泉にある
『蔵群』に祖母をご招待して宿泊しました。ここは今祖母が住んでいる所からすぐ近くにあります。数年前にここの存在を知ってから、テレビや雑誌で取り上げられる度に「憧れ度」が増していったお宿。オールインクルーシブで、どの部屋も広く、こじんまりとした規模の宿得、心から癒やされそうな蔵群を祖母も気になっていたようなので、ゆ~っくりと滞在できるときに行きたいわ、と狙っていたのだけど、この夏休みはまさにチャンスと思い、思い切って行く事にしました。

祖母宅から歩いて(ほんとに近いんです)お宿へと向かうと、こんな黒い蔵造りの建物&鉄筋カゴの中に石を詰め込んだ塀が見えてきました。
…と思ったら、お宿の人が私たちの出迎えに宿から出てきた
。「ヒャク様ですよね?」と。すごい。祖母&孫が歩いて来るのをどこから見ていたのか


そしてその女性に導かれるまま、重厚な雰囲気のドアを通り、ロビーでお抹茶を頂きながらチェックインです

庭をゆっくりと眺められるロビー

19室ある部屋全室のコンセプトが違うらしい。 和風だったりアジアンだったり…。 ほとんどがメゾネットタイプとのことだけど、今回は祖母とのお泊まりだったので階段の無いタイプの部屋にしてもらいました。

私たちの泊まったお部屋は中国っぽい家具が色々おいてあって、 小物も可愛いし、お香が置いてあったり 隅々まで気配りきいてます上と下の写真の他に、畳のお部屋がありました。


寝室

館内では作務衣を着て過ごします。 この作務衣の肌触りがとっても良い(売店にあったので値段を見たら…ビックリ)。寝るときはそれとは別にパジャマがあります。ピンクのネグリジェ、笑。
温泉は小さめだったけど、いつ行っても人が少なかった ので問題なくゆっくりと入ることができました。朝里川温泉は無色透明、さらさらです。先日の豊富温泉を思い出す…。
お部屋にもお風呂がついてます。入らなかったけど、いい感じです。

そしてお食事の時間になるとお迎えに来てくれて、個室に案内され、ゆっくりと頂けます お料理は創作和食という感じ。お酒も色々あって、宿の名前のついた日本酒が美味しかった。美味しくて結構飲んじゃいました。
夕食と朝食で違う個室を案内してくれるので、 朝夕違った雰囲気でお食事できます

余市りんごの食前酒からはじまり、小樽なだけに海のものたくさん。 


ウニの茶碗蒸し


陶板で焼くタン(アンデスの塩を自分でゴリゴリすりおろします)

ゆっくりと美味しく頂きました

食後はバーやカフェでお酒もゆっくりと飲めます。 部屋に持って行って飲んでる人も結構いるみたい。 オールインクルーシブなので、お酒好きな人は気持ちよく飲めるんじゃないかなぁ。

私は祖母が早々に寝てしまったので、ライブラリにあった漫画を読みながら一人でお酒飲んでました

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朝の温泉から1日が始まり、
そして朝食

町村牛乳から始まり、いろんなものを少しづつ、目でも楽しめます
それにしても、昨夜あんなに食べたのに朝もモリモリ…


1泊だったけど、 なんだかとーってもゆっくりできて長い時間滞在したようないい気分にさせてくれる宿でしたさすがだなぁ、と感じるお宿です。祖母も喜んでくれたのでよかったです


夏休みの日記、色々書いたけど、これが最後です。 あぁ、楽しかった…。
写真見ながら思い出に浸る日々…