430年以上もの間、甲府の中心に建つ甲府城。
現在は史跡甲府城跡として、国の大切な文化財のひとつになっています。
そんな甲府城の周辺につくられた城下町は、甲府の近代化や戦災によって大きく姿を変え、今や当時の名残など何も残っていないように感じられます。
しかし、まちの中をよく見ると、実はひっそりと城下町を形づくるとても大切なものが残っています。
たとえば、建物と建物の間などをよく観察すると……
……下の写真のように、石組の水路を発見することができます。




位置関係がわかるように、地図に示してみましょう。

このように、水路はひとつの通り沿いに一直線に伸びています。
……実はこの水路、江戸時代のお堀の位置とほぼ重なる位置にあるのです。(参照:山梨県埋蔵文化財センター「甲府城下町絵図」)
実際にお堀として機能していた頃よりは随分幅が狭くなっているはずですが、未だに水路として地上に残っています。
このような場所が、甲府城下町跡では多くみられます。
お堀は、お城の内と外、武家地と町人地を区画するなど、土地の利用を考える上で大切な存在。
これが残っていることで、お城や城下町の規模や、町の使われ方を想起することができます。
みなさんも、地図を片手に城下町の名残を探してみてはいかがでしょうか。
さて、今週末5月25日(日)は、やまなし地域文化フォーラム第2回を開催予定です。
講義「甲斐の原始①(旧石器~弥生時代)」茅ヶ岳歴史⽂化研究所 佐野隆氏
講座「甲府城下町の文化と賑わい」甲斐黄金村・湯之奥金山博物館館長 信藤祐仁氏
沢山のご参加お待ちしております!
※ただいま参加アプリ(Web)からのお申し込みは終了しています。
参加お申し込みは、メールまたはブログへのコメントでお願いします。
現在は史跡甲府城跡として、国の大切な文化財のひとつになっています。
そんな甲府城の周辺につくられた城下町は、甲府の近代化や戦災によって大きく姿を変え、今や当時の名残など何も残っていないように感じられます。
しかし、まちの中をよく見ると、実はひっそりと城下町を形づくるとても大切なものが残っています。
たとえば、建物と建物の間などをよく観察すると……
……下の写真のように、石組の水路を発見することができます。




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このように、水路はひとつの通り沿いに一直線に伸びています。
……実はこの水路、江戸時代のお堀の位置とほぼ重なる位置にあるのです。(参照:山梨県埋蔵文化財センター「甲府城下町絵図」)
実際にお堀として機能していた頃よりは随分幅が狭くなっているはずですが、未だに水路として地上に残っています。
このような場所が、甲府城下町跡では多くみられます。
お堀は、お城の内と外、武家地と町人地を区画するなど、土地の利用を考える上で大切な存在。
これが残っていることで、お城や城下町の規模や、町の使われ方を想起することができます。
みなさんも、地図を片手に城下町の名残を探してみてはいかがでしょうか。
さて、今週末5月25日(日)は、やまなし地域文化フォーラム第2回を開催予定です。
講義「甲斐の原始①(旧石器~弥生時代)」茅ヶ岳歴史⽂化研究所 佐野隆氏
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