海辺のカフェMARZO

都会の片隅で気ままに暮らすがんサバイバーの記録

がんと診断されるまでの半年

2024-07-06 06:50:03 | ここまでの治療のこと
がんも話題にできる仮想の海辺のカフェMARZO
店主です。

現在、予防的な化学療法を受けておりますが、今週の通院時に、先日のCT検査で再発の兆候なしと、血液検査ほぼ標準値を確認できておりますのでまずはご報告しておきます。

前回の続き、
「体も心も痛くも辛くもない。人類史上最も安全で幸福な女性の一人暮らし」をしていた店主が昨年「がん」と診断されるまでを書きます。

なお、プロフィールにも「下腹部のがん」と書いております。ご存知のように人体の下腹部には消化器・泌尿器・生殖器等の内臓、皮膚・骨などありますが、現時点では具体的な箇所を伏せておきます。


2023年3月末。痛みは全くないけれど「おかしい」と感じることがあり、4月に職場から近いクリニック、そこから紹介された大きな病院の初診を受けていましたが、特に至急の検査をすすめられませんでした。4月には年1回の定期健康診断も受けており、そこでも指摘はありませんでした。それからは・・・

 5月 おやおや?でも実家で楽しく
 6月 問題なし
 7月 おやおや?病院では先に進まないから整骨院で体を整えよう
 8月 問題なし。家族旅行
 9月 少し変
10月 おやおや?それでも家族旅行
11月 上旬。産業医にすすめられて検査を受けることに
   3日後の手術枠がちょうど空いたので1泊で検査入院と手術
   (手術は麻酔を使った細胞診。実際にはポリープ切除)
   手術から1週間後に「明日来れますか」と電話あり
11月末 がん告知 ステージI

略しすぎ?
まずは一旦箇条書きです。

旅行しすぎ?
そりゃそうですよ!
ずっと痛くないし、旅行優先。
せっかくコロナが明けたGW。3年ぶりくらいの帰省です。8月の夏季休暇の家族旅行も3年ぶりでした。秋には勤続10周年のご褒美休暇もありました。

11月のポリープ切除後の退院時、
・「おやおや?」と思っていた問題は解消しますよ
・病院からの連絡もなく、自身も何もなければ2週間後の予約の日に来てくださいね
と主治医から言われていて、

その際に見せてもらったポリープの写真と
帰宅後にネット検索したポリープの写真が同じだったので
全く心配はしておらず。

予定より早く「明日来れますか?」と
電話があった後も、診察室で話を聞くまで
がんの告知を受けるとは
全く思っていませんでした。


<がんのステージは5段階>※細かくは、がん種ごとに異なります
ステージ0 がんが臓器の表面の浅い部分だけにあり転移が無い
ステージⅠ がんが筋肉層までに留まっていて転移が無い
ステージⅡ がんは小さめだが転移がある、もしくは転移は無いががんが筋肉層を超えて広がっている
ステージⅢ がんが大きいか深いところにありリンパ節等に転移している、または、がんが局所で進行しているかリンパ節転移がある程度広がっている
ステージⅣ がんがはじめにできた原発巣から他の臓器に転移している