1972年生まれの私が16歳から22歳
高校生・大学生として過ごした
平成のはじまりはいろんなことがありました。
時代背景を当時の男子高校生の立場から
色濃く描写して昨年放送された
ドラマ「95(キューゴー)」を見ると
当時を知らない人はイメージが湧くかも知れません。
(主人公よりも私は年上)
高校1年生の冬休み中に昭和が終わり
大学1年生の時の毎月の定額貯金の金利が
3%超えから見る見るうちに下がり
大学2年生の時の4年生が急に就職できなくなりました。
自分が4年生の
1月に阪神淡路の地震
3月卒業論文を仕上げ卒業式を終えた後
1995年3月19日に地方から上京。
本当は3月20日を予定してたけれど
1日早く友人宅に居て
あの朝の地下鉄に乗らずに済んでいました。
友人宅にテレビは無く
ポケベルを持っていなかったので
3月20日昼に駅の緑色の公衆電話から
実家に電話をかけた時に事件を知りました。
あの日から30年が経ちました。
1989年からその集団を追ってきた
彼女が語る動画を見ました。
そこから目を離さず、社会に伝え問い続けた人。
今の社会についても警鐘を鳴らしています。
特定の人や集団だけではなく
社会の在り方も本当は常に問われています。
つまり「ふつう」と思われる人たち。私たち。
あの頃と今とどちらが良いかとか言えなくて
どんな時代も社会には危険が潜んでいます。
自然環境も常に不安定さを持っています。
絶対の安全はありません。
個人は一人残らず老い、やがて死ぬ。
その前に病が立ちはだかる。
(50でがんになって、それが痛いほどわかりました)
どんな時代も
人と人が助け合って命を繋いできました。
心配事が絶えない今ですが
今日一日を大切にして
人とよく話し、よく協力し
ふつうの日を重ねて行けたら幸せです。