今日は、武本京子先生のピアノレクチャー「発表会で弾くショパン・・・演奏法と指導法」に行ってきました。
武本先生は、ピアニストであり、指導者でもある方ですが、楽曲解釈に特殊な理論を構築し、音楽の内面を色彩と物語でイメージして、奏法を導く「楽曲のイメージ奏法」の著書の出版も行っています。
私はこの本に10年ほど前に出会いました。調性、ハーモニー、リズムなどあらゆる角度から曲の解釈をして、それに沿って物語を作り、その物語を基に奏法を考える、という内容です。今までにとても参考になった本のうちの一つです。
今日のお話を聴いて、ピアノ演奏とは、その曲がどんなイメージなのかまず考え、それを形にしていくことが大事だと、あらためて思いました。
もう10年近く前になりますが、私が教えている教室の小学校1年生の生徒さんと、レッスンで曲についてお話していました。たしか、モーツァルトのメヌエットを弾いていたと思います。
「この曲はお城で踊っている曲なんだよ。女の人はこんなにふわふわで、バラの花の刺繍があるドレスを着ていて、男の人もフリルのついたシャツを着て踊っているの。」などなど伝えましたら、次のレッスンの時に、自分がお姫様になって踊っている紙芝居を作ってきてくれました。
その子はさっそく、曲のどの部分がどの絵なのか、1枚1枚お話してくれました。お母さんと一緒に作ったというその紙芝居のかわいらしさに、私は感動しましたが、そのあとに弾いてくれたその子のメヌエットは、それまでとは全く違う、とても表情豊かな、温かな演奏でした。涙が出るほど聴き惚れたことを、今でも鮮明に憶えています。
導き出される「イメージ」を音にするということの大切さを、身をもって感じたひとときでした。
今日の武本先生のピアノレクチャーをお聞きして、私の演奏も、少しでも成長することができたら・・・と願う一日です♪
希代子
武本先生は、ピアニストであり、指導者でもある方ですが、楽曲解釈に特殊な理論を構築し、音楽の内面を色彩と物語でイメージして、奏法を導く「楽曲のイメージ奏法」の著書の出版も行っています。
私はこの本に10年ほど前に出会いました。調性、ハーモニー、リズムなどあらゆる角度から曲の解釈をして、それに沿って物語を作り、その物語を基に奏法を考える、という内容です。今までにとても参考になった本のうちの一つです。
今日のお話を聴いて、ピアノ演奏とは、その曲がどんなイメージなのかまず考え、それを形にしていくことが大事だと、あらためて思いました。
もう10年近く前になりますが、私が教えている教室の小学校1年生の生徒さんと、レッスンで曲についてお話していました。たしか、モーツァルトのメヌエットを弾いていたと思います。
「この曲はお城で踊っている曲なんだよ。女の人はこんなにふわふわで、バラの花の刺繍があるドレスを着ていて、男の人もフリルのついたシャツを着て踊っているの。」などなど伝えましたら、次のレッスンの時に、自分がお姫様になって踊っている紙芝居を作ってきてくれました。
その子はさっそく、曲のどの部分がどの絵なのか、1枚1枚お話してくれました。お母さんと一緒に作ったというその紙芝居のかわいらしさに、私は感動しましたが、そのあとに弾いてくれたその子のメヌエットは、それまでとは全く違う、とても表情豊かな、温かな演奏でした。涙が出るほど聴き惚れたことを、今でも鮮明に憶えています。
導き出される「イメージ」を音にするということの大切さを、身をもって感じたひとときでした。
今日の武本先生のピアノレクチャーをお聞きして、私の演奏も、少しでも成長することができたら・・・と願う一日です♪
希代子