熱帯魚工作箱

熱帯魚飼育関連の自作用品集

目的の記事が見当たらない時は『カテゴリー』からどうぞ

エアーポンプのパワーアップの補足

2010-01-10 15:08:13 | エアーポンプのパワーアップ

エアーポンプの磁石をネオジム磁石に交換すれば圧力を上げることができるのですが 微妙な調整が必要なので へたに調整するとうるさい割に圧力はそれほど上がらなかったりします(前記事)
私のように(エアーの吐出量は別として)高めの圧力が必要で この加工方法に興味があっても 記事を読むとなんか調整が難しそうで自分もやってみようという気にはなれませんね きっと。

何か自分でも もう一つ納得ができなかったので 簡単な加工のみで圧力が上がる方法を考えていました。

磁石を交換するだけで圧力が上がれば加工は簡単ですよね。

磁石の磁力が強ければ強いほど圧力が上がると思い 磁力の強い少し厚めの磁石を使ったのですが 磁力が強すぎて扱いにくくなっていました。いろんな大きさや厚さのネオジム磁石に交換して試してみると 無駄に磁力が強いだけではダメで 加工するポンプに適した大きさの磁石を使うと調整も簡単でしっかり圧力も上がることが分かりました。
ちなみにネオジム磁石は高価なイメージがありますがネットショップで買うと意外と安価です。

今回使ったエアーポンプは GEX e-AIR1000です。

ただ このエアーポンプは構造上 強力な磁石に交換すると電磁石に振動板がくっついてしまって動かなくなってしまいます

いろんなサイズの磁石で試してみた結果 このエアーポンプには10×10×2(mm)のネオジム磁石がベストでした。オリジナルの磁石を外して同じ場所にネオジム磁石をエポキシボンドで接着します。これだけでしっかり圧力は上がり 音量もまずまずです。オリジナルの磁石より薄いので電磁石との隙間がかなりありますが振動板を加工したくなる気持ちを抑えて 磁石交換のみです。

磁石を交換するだけで24kPa以上の圧力が出ています 磁石を貼る位置を微調整すると30kPaまで圧力が上がりました。





これだけの圧力があればうちの化学反応式のCO2発生器でGEX製のCO2ストーンが使えるようになります。

音もそこそこなので結構実用的です。あれほど苦労したのに薄っぺらいネオジム磁石を使うことで問題は解決してしまいました。

圧力を高めに設定するとダイアフラム(ゴムパーツ)がベースから外れてしまうことがあるので結束バンドで根元を縛ってあります。 



いろいろごちゃごちゃと書きましたが 磁石交換の加工方法をまとめてみると

基本的には取り外した磁石と同じ場所に新しい磁石を貼り付けるだけですが 適した大きさの磁石を見つけるために 強力両面テープで磁石を仮止めして試してみます。磁石をほんのちょっとだけずらして貼るとより圧力が上がる場合があります。磁石の大きさと取り付け位置が決まったらエポキシボンドで磁石の周りを固めます。

圧力の調整は 実際に使う負荷をかけた状態の時に振動板が一番大きく振れるように調整します。

ネオジム磁石を買うときはオリジナルの磁石と同じ大きさで厚さが少し薄めのものを何種類か買えば無駄は少ないと思います ちなみに私はこちらのショップで買いました。



製作される前に必ずこちらをお読み下さい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エアーポンプのパワーアップ... | トップ | ペットボトルの蓋の加工 その3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿