エブリディ・ラブリディ

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―――――――――まず、拝んでおく。

2007年03月29日 20時22分52秒 | だいありー
後に朱姫(あけひめ)と呼ばれるようになる少女、寒桜姫流と今のところは
彼女の相棒である前田家の風来坊、前田慶次は上杉謙信の部下のくノ一であるかすがに案内されて、春日山城へと向かっていた。
領内を旅をしていた二人が成り行き上で豊臣に攻め込まれて逃げていた
上杉軍を助けたことがきっかけとなり、上杉謙信に城に招待されたのだ。

「いい?今度こそは無礼がないように」

「今日、何回、その言葉、聞いたと想ってるんだよ?十回だぞ。十回」

姫流は慶次に言い聞かせた。長谷堂城の時も上田城の時もそうだったが、
慶次は道場破りのように城に向かっては強者を相手にしたがる。
長谷堂城の時は伊達政宗がちゃんと許してくれたし、上田城の時は
謝るに謝って真田幸村が許してくれたが、三度目は上手く行くかは解らない。

「相手は上杉謙信だよ。軍神だよ?」

「一回逢ってみたかったんだ」

慶次は肩に担いでいる愛刀を握る。慶次の愛刀はとにかく大きい。
太刀と言う言葉では収まりきらないぐらいにだ。

「慶次……戦わないでよ?」

謙信と戦いそうなので姫流は先に釘を刺しておいた。
心配していると言うよりも厄介なことになりそうだからと言う風だ。

「そいつが謙信様に……適うはずがないだろう」

かすがが小声で言った。例え天が落ちてこようとも慶次は謙信には敵わない
そんな気持ちが込められている。

「そう言うお前は、上杉謙信に逢ったらどうするんだよ?」

慶次は姫流に話を振った。姫流はしばらく考え込む。
逢ったらどうするかなんて、考えていなかった。

「――――まず、拝んでおく」

「……逢っていきなり拝むなよ……」

「だって、軍神だよ。毘沙門天だよ」

「毘沙門天って、豊りの神様だっけ?」

「そっちは大黒天。毘沙門天は戦いの神様」

今は力はがた落ちしてしまっているが姫流は巫女だ。神の名は嫌でも覚えている。

(この二人……)

上杉軍が余計な被害を出さなかったのもこの二人が居たからではあるが、
かすがは実力を疑ってしまった。人柄もちょっと疑った。
気楽すぎるところがある。

「逢ったら……菓子折とか?」

「酒でいいだろ。酒」

かすがの疑いを気にせず……というか知らず、姫流と慶次は二人にしては
真剣に話していた。




BASARA2小話。
馬鹿ではないですよ。この二人。


休日でした。地震がまた起きました。
BASARA2をのんびりとやって、アニキとかを鍛えて、
(話題がいきなりずれますが長宗我部よりも小十郎をアニキと呼びたいです。私)
弟のものを買うために買い物に。
それから、ご飯を食べて戻ったらロマブレの残り二人のテイルが、
これからどんな行動をしようとか悩んだりしますが10日もあるので
何とか……その前に運命なんだけどな。

ポワロを見たりしていた後でアマゾンに頼んでいたBASARA1,2の
台本集と烙印シリーズの最終巻とリプレイ・ワルツの2巻が来たので
読んでいました。便利だね。通販

後今とても体調が悪いです。バファリンで少しは緩和しましたが。

色々頑張るよ。これから。

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