ふるさと２１を応援しよう！

ふるさと21は,食の安全を願い
無農薬で栽培をしてきた農家さんの要望で始められたサイトです。

死んだ父は小さな貸し農園で
いろいろな野菜を作って
毎年収穫した物を送ってくれました。
今兄がそのあとを継いで野菜を作っています。
安全な野菜を無農薬で作っていますが、
毎年雑草と虫との闘いのようです。
重い野菜を送ってくれるのに
スーパーで野菜を買うより高い送料がかかり
高価な野菜だねと笑い合っています。
小さな畑でも世話は大変なようで
特に今年の酷暑は本当に大変だったようです。

私の娘は安全安心な食べ物を宅配してもらっていますが、
どんなに安全な食べ物を求めたくても
全部をそれでまかなうのは自分の収入では無理！と
宅配とスーパーの物とを使い分けています。
そう、無農薬や有機栽培の物って
確かにいいとわかっていても
本当に必要な小さな子を持つ若い親には
それだけで生活するのは経済的に無理なんですね。

私の子供の頃は
固くて酸っぱいリンゴを皮ごと丸かじりしていました。
毎年田舎から送られてくるリンゴ
「地元でも皮は恐くて食べない」と
送ってくれるおじは言います。
いつから私達は見栄えがよくて
形が揃っている野菜や果物ばかりを
追い求めてきたのでしょう？
虫が一匹も付かない野菜が
本当に私達が求めてきた物なんでしょうか？

「奇跡のりんご」で有名な木村秋則さんは
奥さんが科学農薬の被害に苦しんでいるのを見て
無農薬のりんごを作ろうと思ったそうで
科学肥料も農薬も使わずにリンゴがなるまで
７年もかかったのだそうです

父や兄は本職ではありませんが
それでもお天気や虫に悩み
美味しく安全な野菜をと苦心していました。
ふるさと２１に参加されている農家さんも
小さな農家さんが多いそうです。
きっと木村さんのように
土作りから収穫まで時間をかけて苦労なさったのでしょうね。

私達消費者も
もっともっと食の安全に目を向けて
無農薬・無科学肥料が普通になれば
皆がもっと求めやすい野菜が市場に溢れるのでは
ないでしょうか？
そう、農家の皆さんの努力だけでは
安全安心な食べ物は出来ない
私達消費者も考えなければいけないのですね。

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