石垣島うわさ話

石垣に住んでみないとわからないローカルなうわさをディープに語ります。
独特の空気を漂わせてる離島でのお話です。

島内の不思議な人間関係

2005年06月28日 | Weblog
 昔からある聖域である、井戸を撮って見ました。(この井戸にちゃんと名前はありますが、読み方がわかりません。)
こんなに道路の真ん中にありますが、不思議と違和感はなく、道路と一体化しています。
昔はこの井戸を囲んで女性たちは、文字通り井戸端会議をやってるのが目に浮かぶようです。

 石垣島では、同じ姓がたくさんあります。
よく聞くのが宮良さん、大浜さん、上地さん・・・etc。
なので、知らない人同士でも先祖をたどれば遠い親戚や知り合いっていうのが多いそうです。

こんな話をあるひとから聞いたことがあります。

ある日、車でうっかり追突事故を起こしてしまったそうです。
幸いけが人はなかったそうですが、へしゃげた車の弁償をしなければいけません。
その被害者のご夫婦の家へお詫びに行き話をすると、以前にそのご夫婦たちの結婚式で自分の実弟がスピーチをしてたってことがわかり、盛り上がったそうです。
しまいには弁償代も「いいよ、いいよ。」ってな感じでチャラになったらしいのです。

石垣島では初対面であってもまず、どこそこの○○さんとお互いに身元確認(?)から話が始まるようです。

まずなにかお互いのつながりを見つけて、そこから話が盛り上がっていきます。

私のようなナイチャー(本土の人)には、その会話には入りがたい空気があります。
なにか島人たちの、堅い結束みたいなものが感じられます。

表面的な華やかな観光地としての石垣島しか知らない私たちには決して理解できない、アメリカに占領されてた時代からの苦労をわけあった人たちの結束です。

住めば住むほど島生活の深さが、わかってきます・・・。


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八重山人の身長の低さのわけとは・・・

2005年06月23日 | Weblog
ある通りで見かけた、花壇です。
今の時期は、梅雨の後の雨水と強い太陽でぐんぐん緑が大きくなります。

6月は、沖縄に旅行する人が少なく、シーズンオフだそうです。
ちょうどGWと夏休みの間の中間休みってところでしょうか?
ホテルも結構暇で、今の時期はお仕事早く終わって帰れます。

わざわざ、宿や飛行機の予約が取りにくいGWやお盆に旅行しなくても、今の時期に石垣に来ればゆったり観光できる・・・と思うのですが。

梅雨も明けてるし、台風の心配もさほどありませんし。
第一、ローシーズンは飛行機もホテルも割安です!

7~10月は、台風がいつ来てもおかしくない時期です。
そういえば、去年は台風の当たり年でした。

だけど沖縄では、台風で家が崩壊したって話は聞きませんよね?
あらかじめ台風に備えて天井を低く塀を高く造ってあるからです。

こんな私の住んでいる築30年の木造アパートでも、毎年強風に耐えてるようです。
天井は内地の家と比べるととても低いです。
150センチしかない私でも、背伸びすれば簡単に天井に手が届きます。

石垣島の人は、昔からそんなに背の高い人はいないようなので、
天井に頭がつっかえて困ったって言うのは聞いたことありません。

八重山の人が背の低いって話には、裏があるようです。
大昔、確か宮古島と八重山地方で、背の高さに応じて税金をかけてたそうです。
確か、身長150センチ以上(だったかな?)の人は大人とみなされ、重い税金を払わなくてはいけなかったとか・・・。

なので住民たちは必死で背が伸びないように、ある工夫をしたのではないでしょうか?

思わず妙に納得してしまう言い伝えです。

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八重山の離島事情

2005年06月21日 | Weblog

ここ十数年、石垣島への企業進出が盛んだそうです。
この先に見える全国チェーン(?)の「徳州会病院」も最近できたものです。

地元の人の話によると、沖縄が日本に返還された当時と比べると石垣島は本当に変わったそうです。

石垣も以前は小浜島や西表島のような未開発な素朴な島だったんだろうなぁ~と当時に思いをよせてしまいます。

八重山の離島に行った人なら、船しか交通手段のない島ではどれだけ品物や食料が貴重かを思い知らされたことだと思います。
台風が長引けば、船欠航のために食料不足となります。

与那国島に住んでた頃、商店の品物が定価の1.5倍には驚きました。
キャベツが一玉480円は忘れられません・・・。
「え~っ、これいくらなんでも、ぼったくりやろ!」と初めは心の中で叫んでしまいました。
間違っても口に出してはいませんが。

それでも輸送費と手間ひまを考えれば、多分店側の利益はそんなにないはずです。
しかも賞味期限は切れてるのも結構ありますが、普通に食べられればいいんです。

台風時には、たちまち商品棚がガラガラになります。多分、不安を持って住民たちがまとめ買いしてるのでしょう。

やっと定期便が運行された日には、飢えた人たちが一気に商店に押し寄せるので、これまた品薄になります。

なんだか、昭和時代のオイルショック時のパニックみたいです。

最近では、天然記念物の宝庫である、西表島にも観光ホテルが出来ているようです。

だんだんと、そのうちイリオモテヤマネコなどの野生動物たちの住む場所がなくなりそうな気がしてしょうがありません。





この埋立地の意味って・・・

2005年06月20日 | Weblog
実は石垣にも埋立地はありました。
八島町のサザンゲートブリッジを渡った先です。
一体、石垣島に埋め立てなんかするメリットはあるのかどうか疑問ですが・・・。

まだ工事中なのか完成なのかはわかりませんが、市民憩いの場の公園になってるようです。
休日や遅い夕方には釣りや散歩する人も見られます。

沖縄の真夏の日差しは、火あぶりにあったように強烈です。
10分その日差しの下に居ただけで、うっすら日焼けします。

沖縄の地元の人は、真夏の昼間は外に出たがりません。・・・単純に暑いからです。
日焼けにも、沖縄の女性はとくに敏感です。
沖縄の女性といえば、浅黒く焼けてエキゾチックな魅力を持ってるイメージですが、実はとても日焼けには気を使ってるんです。

なので、内地の観光客が肌を露出させて海で泳いだりしてるのを見て「うわぁ、勇気あるなぁ~」って心配してしまいます。

南国に来たしるしにとわざと焼きたいのはわかりますが、無謀すぎます。
どうしても焼きたい人っていう人は、夕方5時ごろの西日で充分焼けます。

夏になれば、男女問わず市街地にも水着だけで歩いてるような人がチラホラ出没します。
本人たちはリゾート気分なのでしょうが、これはちょっとNGです。

どう見てもただのオツムの弱いお姉ちゃん、お兄ちゃんとしか見えません。
ヘタすると、露出狂でタイホされるかもしれません。(笑)

いまや、全国的に有名なリゾート地となってる石垣島ですが、この島にも生まれ住んでる人々の暮らしはあります。
どうか彼らを尊重してあげてくださいね。

石垣の壁画アート

2005年06月14日 | Weblog
この間から気になっていた、アパートの壁画を紹介します。
単なるラクガキなのか、それとも故意的に描いたのかはわかりませんが、やはり絵から沖縄らしさを感じます。

防波堤や、小中学校の壁にもよく壁画が見られます。

通勤時、中学校の前で信号待ちしているとき、ついついその壁画に見いってしまうことがたびたびあります。

 石垣の自慢の海の美しさを表現したものが多いようです。マンタえいや、いろいろな熱帯魚やサンゴを子供たちの感性豊かな手で描かれてます。

 八重山は芸術の島々といっても過言ではないと思います。

 芸能盛んな八重山は、なんとなくインドネシアのバリ島に重なって見えます。音楽、踊り、絵画など誇れるものがあります。
また、自然への信仰が生活にも定着してるところも。

 ただ、ひとつ理解に苦しむものがあります。
石垣島の若い世代の人は、なぜか車で馬鹿でかい重低音をかけた音楽を鳴らすのが好きなようです。
 赤かわらの並ぶ静かな庶民的な町に、このビートの効いた音楽は浮いて安っぽく聞こえるのは私だけではないはずです。

決して、私はこういう類の音楽は嫌いではありませんが、TPOによります。

はたから見ると迷惑以外の何者でもないのですが、本人たちはいたって「センスよく、かっこいい」とうぬぼれてるようです。

いわゆる、ヤンキー車です・・・。
こんなのんびりした美しい島にも、ヤンキーはいました。
これはある意味私にはショックでした。

ヤン車にたいして誰がどうのこうの言っても解決しないのはわかってます。ただ、これも石垣島なんだなぁって思うしかないようです。

10年後、ヤンキー君たちが常識ある大人になって、「あの頃は、恥ずかしいことしてたなぁ・・・」ってきっと思うはずですから

八重山での休日の楽しみ方

2005年06月08日 | Weblog
見渡す限り、サンゴの欠けらと白い砂でいっぱいの浜辺、真栄里ビーチです。
左端で、地元の人がビーチパーティしてるのわかるかな?
沖縄では、浜辺とは言わずにアメリカ風にビーチといいます。

ここ、娯楽の少ない八重山では八重山人特有の休日の過ごし方があります。

 地元の豊かな自然を満喫できる、ビーチバーティはよく行われています。
 職場仲間や近所の人たちと、食べ物を持ち寄ったりして行われるものです。もちろん地元のオリオンビールはビーチパーティには欠かせないようです。

 この間の土曜日、久しぶりに浜に出てみるとやってました、ビーチパーティ。
バーベーキューなんかを囲んだりして子供から大人までワイワイ楽しそうです。

 また、海の方を見ると、ちょうど引き潮で、カゴを担いだ人たちが貝や海草を採ってるようです。
 時期は忘れたけど、モズクやキリンサイなどの海草がよく採れるようです。
 イノーと呼ばれる浅瀬には、たくさんの海のものがあります。
イノーで採れる海産物は昔から人々の生活の支えとなってました。

 世界一きれいなさんご礁と言われた八重山の海も、30年前に比べるとだんだん汚れてきてるそうです。
 観光業が発達してきて、開拓のために山を削ったり、大型ホテルを建設したり・・・。
 観光客を寄せ集めるために、将来大きな飛行場も出来る予定らしいです。
きっと八重山に飛行機で来たことがある人なら、今現在の滑走路の短さに驚いたのでは?
 それならそうと、お金をかけてわざわざ新しく作らなくても、滑走路を延長するだけではダメなのでしょうか?
素人の私なら、そう単純に考えてしまいますが。

 皮肉にも「きれいな海」見たさに来た観光客は、自分たちが利用しているその大型ホテルや新しい飛行場のために、海が汚されてるとは夢にも思わないでしょう・・・。

 30年後にはこのままいくと、八重山の誇るさんご礁や熱帯魚の群れはなくなってしまうかもしれません。

八重山でのキャンプ

2005年06月06日 | Weblog
いつも通勤で通ってる交差点にある大きな樹です。

ガジュマルの独特な樹の無数の幹は、芸術的とも見えます。ぼんやりこの写真を眺めてるといっぱいの顔のようなものが見えてきます。


八重山って、自然と共にスロー生活をしたい人にはまさに天国です。

 八重山の中心になる石垣島では、だいたい生活必要品は何でも揃うし、まあ贅沢言わなければそれなりにカラオケや映画などの娯楽もあります。

 一応、沖縄一高い山である於茂登(おもと)岳【526m】もあり、海へはすぐ行けます。

 また人間関係に疲れたときには、近くの離島へ足をのばし、しがらみから離れて孤独感をひたすら味わうのもたまにはいいものです。

 八重山にはワイルド気分を手軽に味わえるキャンプ場がいくつかあります。
 公共のもの、民間のものから口コミでしか知りえない秘境のものまで・・・。

 その口コミでしか行けないキャンプ場とは、西表島の南風見田にあります。

 星砂キャンプ場で他のキャンパーから情報を得た私は、早速いってみることにしました。一般道路から海岸へ出て、浜沿いに5分くらい歩くと、それはありました。

 重たいバックパックを背負った私を見つけ、あたたかく歓迎してくれる数人のキャンパーたち。
 なんかどこか異国の小さな集落にたどり着いたような錯覚に陥りました。

 そして、私が聞くまでもなく「ここが今(キャンプする場所が)空いてるよ」と1人の世話好きな親切なキャンパーに案内されました。

 荷物を降ろし、テントを張ってひと段落すると飲用水の水源や洗濯できる場所など案内された。
 これは、全くのボランティアである。新しく来たキャンパーが困らないように、またここでの秩序を守ってお互い気持ちよく生活できるためにとの配慮である。

 まさに、これこそ本当のボランティア人だと尊敬してしまいました。
 利害関係関係なく、このように自然に案内しているこの普通のキャンパーがまぶしく見えました。

 話を聞いていくうちに、みんな何ヶ月など長期キャンプしていることがわかり驚いた!
キビ刈などのアルバイトしながら住んでいるのである。。。
正直「うらやましい・・・」と思った。

  買い物などで石垣島や本島に一時離れても、「○日までに戻ってくるからね」とキャンパーにお願いしておけば、ちゃんとその場所は取っといてくれるのである。テントなどの荷物の番もお願いできる。

全くの他人同士が、同じキャンパーというだけで、こんなにも信頼関係を築けると言うのは、すごいことだと思った。

 やっぱり、キャンプの味占めたらやめられません。

以下は、ライブドアーのブログで、相互リンクさせていただいてたモンパノキ♪さんhttp://blog.livedoor.jp/hamneko_ukiuki/のコメントです。  

「もう、10年近く前になりますが、何回か僕も南風見田で
キャンプしてました。
入り口から、入ってすぐ右側のジャングルの中だったです・・
物見やぐらのそばにシャワーがあったけど、壊れてて、すぐ近くの
川の小さい滝で洗面したり、エビ取ったりしたのを覚えてます(;^_^A

今はどうなってるのかな?2ヶ月位滞在してましたが、ジャングルの中から
セマルハコガメが遊びに来たり、浜側ではすぐ近くまでウミガメが産卵
しに来たり、朝方キャタピラーみたいな跡を残し・・帰る所を見たり
しました。
夜中の潮が引いた時のなんともいえない幻想的な景色やら、
海の音が心地よくいまだに思い出しますよ。」

 とても興味深いコメントありがとうございます。
やはり10年前から南風見田キャンプ場はかわってないんですね!
右手にジャングルがあって、プライバシーも守られるしなかなか快適なところでした。海がめの産卵は、まだ見た事ないんです・・。テレビでしか。

奇妙な虫たちの宝庫?

2005年06月01日 | Weblog
 ここ南国八重山では、幸か不幸か見たこともない奇妙な生き物に時々出会えることがある。今日は、その愛すべき生き物についてちょっと書いてみた。

 『この築30年の木造平屋アパートに引っ越してから、不思議な虫を発見してしまった。
掃き掃除してるときに、いつも必ずごみに灰色の米粒大の物体が、必ず一つだけ紛れ込んである。
一見、ヤモリのウンチが乾燥してつぶれたものか・・・・と思いながらいつも捨てていた。

今日も‘それ‘はあった。よく見るとビミョ~~に動いてるではないか!!
好奇心にかられ、床に置いて観察してみることにした。

しばらくそっとしておくと亀と言えばいいのか、カタツムリのように写真のように頭をだして
這い始めた。大きさがわかりやすいようにマッチ棒を置いてみた。
気配がすると、サッと頭を引っ込める。臆病ものの様だ。
しばらくすると、今度はさっきとは反対の方から頭をだした。
う~ん、不思議である。二匹入ってるのか、それともそういう造りなのか・・・。
ただ前と後ろ同時には頭を出さないようだ。

見てるうちに、なんだかこの不思議な生き物が可愛くなり、ごみに捨てずに床に放してやった。
きっと捨てても地道に這い上がってきそうだから。』

・・・以上、私のYahoo!ブログ偏「私なりの雑学」より抜粋しました。

 特定の虫の名前などを、ネットで調べるのには、限界があります。そこで、おなじみのYahoo!知恵袋で質問してみた。

やっぱり、知恵袋にも虫博士はいたんです。
ここまで、ドンピシャの答えが返ってくるなんて、回答者さまさまです。

以下Yahoo!知恵袋より、抜粋。

「それはイガという蛾の幼虫で、衣類を食害する害虫です。
写真は衣類で作った巣に入っている状態です。(たぶん衣類には虫食い穴が・・・)
年二回は発生しますので、箪笥の防虫対策をお忘れなく。
ちなみに下の参考URLの写真では色が違いますが、巣の色は衣類の色で異なります。
カラフルな巣も地味な巣もあるわけです。
参考: http://www.eiken.city.nagoya.jp/insect/l_tineid/tt.htm

ってことは、石垣島特有の虫ではないのか・・・。