石垣島うわさ話

石垣に住んでみないとわからないローカルなうわさをディープに語ります。
独特の空気を漂わせてる離島でのお話です。

石垣島のお土産やさん

2005年04月27日 | Weblog
いつも何気なく通っている道を撮ってみました。
ちょっと趣のあるおしゃれなお店が並んでます。
このあたりには、手作りのセンスのいいお土産やさんが並んでます。買わなくても、ぶらぶら見て歩くだけで楽しいところです。

 石垣の地元の粘土で作った焼き物や、珍しい貝殻の民芸品やアクセサリーなど。また、ハイビスカスやウコンなどで染めた生地で作った服などもあります。
 そのなかでも珍しいなぁって思ったのは、八文目以上は絶対に注げない湯のみ茶碗です。
 しげしげと店頭にあるその「八文目茶碗」を眺めてると、「どうぞ試してみてください」と店員さんが声をかけてきました。
 
 急須でその湯飲み茶碗にお水を注いでいくと、八文目を過ぎたあたりから備え付けのソーサーに水がすべて湯飲みの底にある穴から流れてきます。
 
 詳しくはわからないけどサイフォンのような仕組みなのでしょうか?
 1500円とやや値が張りますが、珍しいもの好きな人へのお土産にいいかも知れません。
 
  このあたりにお店を持ってる人はどうも本土の人たちっぽいです。(あくまで自分の勘なので、あしからず・・・)
石垣が好きで移り住んで、趣味もかねてお店を開いてるっていう感じがします。内地と八重山のものがうまくミックスされて、なかなか洗練された商品が多いです。
 
 反対に石垣出身の若者たちは島の外へ進学し、そのまま本土や本島の会社に就職する人が多いようです。
 石垣の人口は、10代の若者は減るけど内地からも移住してくるから、ずっと5万人弱で保ってるようです。
 
 石垣に移り住んでお店を持ちたい人は、まだチャンスはありそうですよ。
 あやぱにモールやその周辺には空き店舗が結構あります。

 うわさで聞いたところですと、モールにお店を開くと石垣市から半分くらい援助を受けれるとか・・・。
街の活性化のためだそうです。
 
 道端でアクセサリーを作って生計を立ててた人が、今はモール内にお店を持つようにまで出世(?)したらしいです。
詳しくはわかりませんが。
 
 久々にモールに足を運ぶと、いつのまにか新しいお店がオープンしてたり、改装してたりしてたりと驚くことよくあります。


不思議な葉っぱ、マザーリーフ

2005年04月22日 | Weblog
葉っぱから芽が出てくるアメーバーのような不思議な植物、セイロンベンケイソウを撮ってみました。愛鳥ポンをモデルにしたのはいいが・・・夢中でつついてる

 昔10年程前、福岡の天神のおしゃれな雑貨やさんで、この葉っぱを売ってるのを見かけました。

 平べったい浅い透明なガラス鉢に水を張って、涼しげに浮かんでるその葉っぱは、なかなかいい演出だったとおもいます。

 珍しい物好きな私は、しばらくこの葉っぱに夢中になりましたが値段が確か・・400円くらいだったと思います。

「結構高いんだな~。でもそれだけ貴重なものなんだろうな・・」と思いながらも結局買いませんでした。

 さて、年月が過ぎて石垣島に住むようになってからは
この植物は、ただの雑草ぽく公園や空き地に生えているのを知りました。
 
 本土ではあんなにきれいに包装されて売ってたのに・・・。
亜熱帯の植物だったんだと1人で納得。

 このセイロンベンケイソウだけでなく、他にも南国の植物は本土では人気がある。ちょっとエキゾチックな感じがするのかもしれない。

 原生林を歩けば(ハブがいるからあまりお勧めではないが)クワズイモやその他、まるで造花のような不思議な植物がいっぱいある。

 これらの植物はどれも生命力が強いのが特徴である。
一枝だけちょっと失敬して持ってかえって水を入れたコップなどに挿しておくと、根っこが生えてくる。
ある程度、根っこが生え揃ったら土に挿してやると、根付いてどんどん増えてくる。
園芸の知識があまりない私でも苦労なく、簡単に増やせる。

もし、このセイロンベンケイソウの葉っぱが欲しい方いれば
私のオークションから、落札できます。(・・宣伝です)

https://furima.rakuten.co.jp/booth/u/2623047/

スィートルームに格安で泊まる方法

2005年04月20日 | Weblog
 ホテルで働くようになると、いろいろと裏情報が入ってくる。
そのなかでも使えるなぁと思ったのは、一泊十何万円もするスィートルームも運またはタイミングがよければ、スタンダードに泊まれる値段で泊まれるんです。
 まさに8割引程になります。

 スタンダード客室が満室の場合、私のバイト先ホテルではスィートルームをスタンダート並に値下げして売ります。
でもこれは、客とホテル側の駆け引きがあるのは言うまでもありません。はじめからスィートルームを指定してしまうと当たり前の値段になってしまいますので・・・。
 
 スタンダードの予算しかないけど満室ならしかたがないぁ~という感じであきらめると、きっと「スィートルームでよろしければ・・・」と言う感じですすめてくるハズです。

 飛行機でエコノミーが満室なのでビジネスクラスまたはファーストクラスでよければ・・というのと似てます。

 でも、なかなかうまいことスタンダードのみ満室ってそうありません。やはりその人の運のような気がします。

 あ、だけど恥かかないために一つ言わせてください。
運良くスィートで格安で泊まれても、決して見栄を張ってお金持ち風をよそわないほうが身のためです。
 
 格安で泊まったことは、スタッフには全てわかるようになってますので・・・。あるホテル用語を用いて記されるようになってますから。

 余談ですが、ホテルで働いてると嫌でも人を見る目が肥えてきます。本当のお金持ちっていうのは、やはり品のよさがその人を取り巻いてます。
 スィートルームに毎年常連でいらっしゃる大手の会長さんご夫婦などは、寛大で優しい方が多いです。
 
 かと思えば、滅多に泊まれないスィートルームに、新婚さんが泊まってるんだなぁ~と一見してわかるような方もおられます・・・。
 
 もちろんそんなことはお客様には、おくびにもだしませんが。

石垣牛の仔牛

2005年04月08日 | Weblog
石垣島に住んでいると日常的に牛を見れます。

 うちの実家(福岡)の近くにも牛舎があるようですが、もっと閉鎖的といいますか気軽には立ち寄れない感じです。

 でも石垣だとまるで動物園のように眺めて写真を撮っても、誰も気にもとめません。観光客か・・くらいにしか思われないようです。
 
 石垣に来た当初は、動物大好きの私は可愛い牛を見つければ飽きるまで見ていました。

 与那国にいた頃は半年間だけ、牛舎で働いたことがあります。
毎日、一日2回のえさやりに掃除、子牛の世話など主にしてました。
母牛に人口受精させて子牛を生ませ出荷するのがこの牧場の目的です。

 最初は、動物好きな人にはもってこいの仕事だと思ってましたが、案外そうでもありませんでした。
かえって食肉用に子牛を繁殖させ育てるというのはあまりにも残酷な仕事でした。

 母牛はいずれ人間に殺され食べられる宿命にある子供とは知らずに、わが子を産み落とすのです・・・。
そしてまた次の出産にむけて種をつけられます。

 子牛のなかでも母乳を飲みきれない仔は人間が哺乳瓶でミルクを与えます。人工乳で育てた子牛は世話人によく慣れて犬のようになついてきます。
でも半年たてば出荷されます。
この仕事は動物に情をもっていてはやれませんでした。

 この仕事を経験してかなり考えることがありました。

 いままで何の気もなしに当たり前に食べていた牛肉も、あの可愛い無垢な子牛を思い出すととても気軽には口にできません。

もしこれが牛でなくて、人間がこのように繁殖させられていたらとても恐ろしいことです。
 
 もしかしたら世間を騒がせている「狂牛病」もこの牛たちの見えない反抗なのかもしれません・・・・。