♪ぼちぼちいこか♪

中年オヤジのきままな独り言。
美味しいお酒を飲みながら、
好きな音楽でも聴きながら、
ぼちぼちいこか・・・?

さびしんぼう

2005-11-30 22:18:12 | 映画
さびしんぼう

私は、大林宣彦監督の『さびしんぼう』という映画が大好きです。
ほんわかユーモラスな中に、思春期の男の子の気持ちがよく閉じ込められた
映画で大好きなんです。
好きな女の子を遠くから眺めているだけでも、幸せな気持ちになれる。
誰もが一度は通ってきた青春の一コマのような、面白おかしい映画。

映画『さびしんぼう』のラスト・シーンを。

さて、そして、時が経ち、いつかぼくは大人である。
オヤジ殿にそっくりの、何を考えているのかわからない、無表情さも身についた。
毎日、お経を読んで過ごすぼくのかたわらには、何故だか百合子さんにそっくりの
ひとりの女性がもうひとつの横顔を見せて座っている。
そんな日があるとすれば、そこには必ずやあの甘美な『別れの曲』のメロディーが、
いまもまた流れているに違いない。
-----そんな光景を、皆さんは何とお考えになるだろうか?

・・・・・親愛なるフレデリック・ショパンさんよ-----あなたが、あの傷ましくも輝かしい
十九世紀の青春に、命をかけて燃やした情熱の炎は、その肉体がほろんでしまった
遠い今となっても、なおさらにぼくらの感情を激しくゆさぶらないではいない。
思えばこれこそが、あなたが永遠に願った真実の恋の勝利というものではなかった
だろうか・・・・・。

---さびしんぼうよ・・・いつまでも・・・お~い・・・さ・び・し・ん・ぼ・う・・・

ひとがひとを
恋うるとき、
ひとは誰でも
さびしんぼう
になる-----

オルゴール

2005-11-29 01:07:57 | 音楽
オルゴール

決して、少女趣味ではありません。
でもオルゴールの音色を聴いていると癒されたりしませんか?
足の間から犬が顔を覗かせ、脇に酒瓶を抱えたホロ酔いのジイサン。
顔はホンノリ赤く染まっていて、ビートルズのイェスタデーの音色にあわせて顔をゆっくり
動かしている。
見ていて思わず手にとって買ってしまいました。

ターシャ・テューダー

2005-11-28 20:29:32 | ひとりごと
ターシャ・テューダー

ついこの前、某テレビ局で、ターシャ・テューダーをレポートした番組が流れていた。
あまり皆さん、ご存知ないかも知れませんが、アメリカでは結構知られた絵本作家である。
そして、驚きは彼女の家というかその庭である。
ガーデニングに命をかけているのではないかと思えるくらいのもので、人生のほとんどが
植物を育てるために費やされているようにさえ見える。
彼女は若くして離婚しているのが、仕方ないのかなあと思えるほど、人生・生活のすべてを
ガーデニングに注いでいるように思える。
庭園は日本人の好む庭ではなく、かといって英国タイプのガーデニングでもない、自然の
ままに近い(見た目は)タイプのものである。
90歳の彼女は、今も一日のほとんどを植物の手入れに費やしているわけだが、そのパワー
には脱帽以外ない。
もう高齢ということもあり、彼女の家のすぐそばに家族(息子)が済んでおり、何かと手助けして
くれているらしい。
当然、一人ではあの庭を維持することはできないだろう。

見ていて思ったのだが、もし私が彼女と同世代で、彼女と知り合っていたら・・・?
彼女の庭園や絵本のファンになっても、夫にはなりたくない、と思ってしまった。
顰蹙を買うかも知れないが、そんなことを感じてしまった。
太宰治の作品には惹かれても、彼の妻にはなりたくない、と思うように、彼女の夫には
私はなれないと感じた。

しかしながら、その自分の愛する植物やコーギーに対する『愛』は素晴らしく、彼女の
生み出した作品は素晴らしいものだと、心から心酔するものである。
何かに注ぐその情熱の深さ・熱さは、素晴らしいとしか言いようがない。
彼女の場合は、その対象が植物であり、愛するコーギーであったわけで、それを表現する
手段は、庭であったのだろう。
そしてもう一つ、絵本でもあったわけなんでしょうね・・・。
彼女はこれからも、庭に咲く草花と絵本に囲まれて、幸せに日々を送っていかれるのだろう・・・。
そして、それらさえあれば幸せなんだろう、と思った番組だった。

世界遺産

2005-11-28 01:07:28 | ひとりごと
世界遺産
日本にも世界遺産が増えたものだ。
先日、ニュースなどで話題になっていたのは熊野古道である。
3~4年前、世界遺産登録前に熊野へ訪れたのだが、今はどうなっているのか気になるところである。
世界遺産に登録されると、その一帯は景観も維持しなければならない。
もっぱら日本での世界遺産登録目的は観光が主体なのでは?と感じる。
観光がいいとか悪いとか言うつもりは全くないので悪しからず。
ただ感じるのは、世界遺産に登録された現場の人たちのご苦労である。
何せ、維持していかなければならないわけで、その苦労・不便・負担は想像を絶する。
釧路湿原のような自然そのものを残し維持するのも、当然の事ながら大変な労力ではあるが
実際に日常生活を送っている地域・建物を残し維持するのは、大変な不便と労力と経済的負担が
かかるはずである。

飛騨の合掌造りの白川郷や五箇山郷などは、維持するだけでも大変な苦労であろう。
実際にそこで日常生活を送られているわけで・・・。
しかしながら名前の通り、まさしく『世界遺産』なのである。
風俗・文化の貴重な遺産であり、我々が失くしてきてしまった貴重な文化そのものなのである。

※写真は実際の世界遺産登録の郷ではなく、合掌造りの建物を移築展示している『飛騨の里』の写真である。

ことば

2005-11-24 02:32:51 | ひとりごと
ことば

ことば、は難しい・・・。
ことばは、意思を伝えるための道具としての一単位。
道具として、この言葉を考えると、無機的に感じるが
相手の発したことば、自分が発したことば、を思い返すと
重みが違ってくる。
私はこの『ことば』をどう扱っているだろうか?
一言、一言、大切に使っているだろうか・・・?

甚だ疑問である。

話すときは、特に不用意に使っている気がする。
文章ととして、言葉を選ぶ際にはそれなりに吟味して
自分の思いに最も適した表現を選んでいるとは思っては
いるものの、その言葉が相手にどう受け取られるかは
正直言ってわからない。

フリー・ジャズ・ミュージシャンのエリック・ドルフィー
の生前の最後のコンサートでの言葉、
『演奏した音楽は、もう二度と戻ってこない』
我が心の師、高田渡氏も言っていた。
唄は発表してしまうと、もう受け取り手のもので、それが
どう解釈されようと、それはもう聴く側のもの。
発する側の意思とは関係なく、解釈する側のものである。
そういうものなのである、と。

とすると、ことばも発した瞬間から、発した側の意思とは
無関係に、受け取る側の問題となるのだろうか・・・。
そうして考えると、私はこの言葉を本当に充分吟味して
発しているのだろうか・・・?
言葉を使って仕事をしている作家(文学その他)はきっと
生命をかけて言葉を選択しているのだろう、きっと。

などとふと、こんなことを考えてみたりもした今日。

ボサ・ノヴァ

2005-11-23 01:24:25 | 音楽
ボサ・ノヴァ

先日、娘夫婦の参加している Visual Art グループのアート・フェスティバルを
見にいったのだが、その時に下の娘とその友人も一緒だった。
私はいつの頃からか、ウィスキーでも日本酒でも家で飲む時はいつも、瓶から
ラッパ飲みしている。
そのことを、娘の友人から『オッチャン、その飲み方はやめとき』とたしなめ
られてしまった。
確かにいい飲み方ではないが、コップでチビチビやるのも・・・。
今もそうやって飲みながら、この文章を書いている(笑)。

その Visual Art Festival : Cine Capsule #4 で行われたライブのボサ・ノバ
の TricoさんのCD、これがいいんです。
去年も聴きましたが、いつ聴いてもいいですね。
あの気だるい歌。
高校時代に、バンド仲間の家で聴いたアストラッド・ジルベルトを思い出す。
春の土曜のお昼の感じ・・・。
オリジナルというところもいい。

そして、関係ないのだが、そのライブでのドラムにも驚かされた。
あのフラットなドラムが、エレクトリックでもないのに、しっかり音が出ていた。
アタックだけであれだけの音が出るのはありがたい。
あれならウチにも置けるのでは・・・、などと良からぬ考えが・・・(笑)。

Cine Capsule #4 !

2005-11-19 18:46:38 | グルメ
Cine Capsule #4

行ってきました、Cine Capsule #4 Art Festival
今年も開演が若干遅れたものの、なかなか面白いパフォーマンスが楽しめました。
映画『叩く女』と『接吻』はすごくよかった。
若い人たちのパワーと感性に圧倒された形です。
そして、お気に入りの Tricoさんのボッサ・ノヴァのライブは、今回もご機嫌。
自主制作CDも買って、これからいつでも聴けるのは嬉しいことです。
また、次回が楽しみです。
娘夫婦の作品は、って?
我が子のことを褒めるのは、遠慮しときます(笑)。
親馬鹿と思われてもいけませんから(笑)。

去年のシネカプの帰りに、気になった店がありました。
天神橋筋商店街にあった『』。
大阪での中華のチェーン店ではなく、昔、尼崎にあった『』に思えて・・・。
今年は思い切って入ってみました。
聞いてみたところ、やはり昔、尼崎でやっておられた『』でした。
あっさりしたラーメンと餃子、焼き飯を食べましたが、焼き飯は昔の通り
美味しかった。
餃子は以前ほどではなかったもののいい味で、また行こうという気にさせます。
でどういうわけか、店にあった『たぬき』の箸置きが・・・(笑)。

個人教授

2005-11-16 00:13:51 | 映画
個人教授

懐かしい映画です。
つい先日、CATVでこれが放映されると聞き、録画しましたが、まだ観てはいません。
私がまだ15歳の頃に封切られた、フランス映画。
当時、高校1年生で3度、映画館に足を運びました。
決して、名作と言える映画ではないと思われる作品なのに何故か忘れられない映画です。
一度目は彼女と。 二度目は姉と。 三度目は従姉妹の女の子と。
レーサーの愛人(当然年上)に恋をする高校生の映画。
なんてことのない、恋愛映画なのですが、いまだに忘れられない映画の一つです。

高校1年の時、部屋のベッドの上の天井に、映画館でもらったこの映画の特大ポスターを貼って
毎日眺めていたものです。

服従の心理-スタンリー・ミルグラム著

2005-11-11 01:52:00 | 
服従の心理-スタンリー・ミルグラム著

この本を読んで、もうどれくらいになるだろう・・・。
今では、装丁も変わってしまっているが、この本を読んだ時の
ショック、いや、爽快感は今でも忘れられない。
この本を読んだことのある方は、『爽快感』という私の言葉に
不快感を覚えただろうが、私の言う爽快感とは、私が言いたかった
ことを、見事に証明してくれている事に対する『爽快感』なのである。
心理学実験のリポートであるので、私見は一切なく、ただ実験結果を
書き綴っただけのものである。
人間の権威に対する服従の心理(責任回避)の恐ろしさが突きつけられる。
考えさせられる本である。

アモーレ・アベーラ

2005-11-08 00:11:37 | グルメ
アモーレ・アベーラ

先日、友人(?)のブログにこのアモーレ・アベーラが紹介されていました。
阪急の宝塚南口からすぐにある、イタリア料理のお店ですが、すごく家庭的な
暖かないいお店です。
ここのカネロニ(イタリアではカンネローニと言うらしい)は美味しい!
私は、鶏肉がダメなんんですが、ここのカネロニは大好きです。
あと、長崎の焼き鳥屋『風雲児焼きとり:竜馬』の焼き鳥は食べます(笑)。
私、大の龍馬さんファンでして・・・。
でも竜馬の焼き鳥は、龍馬さんが好きで長崎龍馬会会長さんのお店なので
その会長さんと話すために食べるわけで、アモーレ・アベーラのカネロニは
そうした目的なしで、ただ美味しいから食べるということは、本当に美味しい
んですよ。
鶏嫌いな私に食べたい! と思わせるカネロニを出すお店、というだけで
その美味しさが理解できるでしょう(笑)?
もう随分前に亡くなった叔父の家のすぐそばです(笑)。
瀟洒で静かな住宅街にひっそりと待っている暖かなお店、
そんなアモーレ・アベーラです。
お近くにお出での折は、一度立ち寄ってみては?

ギター そして アクセサリー

2005-11-06 18:35:39 | ギター
ギター そして アクセサリー

ギターは指だけでも弾ける。
でも、あったら便利なアクセサリー・道具もある。
カポタストは必需品という意見もあるが、ハイコードで弾けば必要ない。
でも、ピックは厄介なアクセサリーで、自分に合ったものと出会うのは至難の業。
『きっとこれはシックリ来る』と思って使い出す。
でもやっぱりシックリ来ない・・・、で諦める。
使い込んで、シックリと手に馴染んでくると、もう離せない。
ところがこれがクセもので、よく失くしてしまうんですよ、ピックは。
失くす度に、後悔する・・・『飲みすぎがいかん・・・』と(笑)。
意外と選択が難しいのがグルーミング・キット。
フラット・ピッキングだけなら、意識することはないのだろうが、フィンガー・ピッキング主体なら
このグルーミング・キットが重要な意味を持つ。
爪に優しく、左手で使いやすく、思った通りに切れて、切った痕が毛羽立たない。
意外とこの条件を満たすものと出会えない。
チューニング・ツールはさほど迷わないだろう。
ピッチ・パイプや音叉、チューニング・メーター・・・。
最近は、ついついサボッてチューニング・メーターの厄介になっているが(特に自宅以外では)
自宅では、音叉の厄介になることが多い。
写真の音叉や、共鳴箱つきの音叉(うちでは『お洒落な音叉』と呼ばれている)などなど。
意外と重宝しているのは、ブリッジ・ピン抜き。
あのブリッジ・ピンって意外と抜けにくいので、これは重宝する。
必需品としては、ギター・スタンド。
私は、ギター・スタンドがギターに触れるところに、包帯を巻いている。
あの部分は大概ゴム製で、経年変化でギターに嫌な痕が着いたりするので・・・。
後、ギターのポリッシュ用のクロス、皆さんはシリコン・クロスをよくお使いだと思うが
私の場合、古くなったT-シャツ(綿100%)をカットして使っている。
これは、使い出すとやめられない。
一度、お試しあれ。

At The Village Gate

2005-11-05 01:17:39 | 音楽
At The Village Gate

忘れられないレコードです。
ロック、フォークばかり聴いていた頃、友人の兄がやっていたJAZZ喫茶で
初めて好きになったJazzのレコード。
はじめは、あの不協和音がどうしても耳障りで、聴いていられなかったのだが
15歳の頃から溜まっていたJAZZ喫茶で聴いていたジャズがだんだんと
肌に浸透していった。
そして、まだ開店していないその店で、友人がかけてくれたレコードがこの
Nina Simone の At The Village Gate だった。
いきなり、ビビッときました。
それ以来、私がその店に入ると、リクエストの順番も飛ばして、必ずこの
レコードがかかった。
当時、JAZZ喫茶ではヴォーカルはかけない所が多かったのに、他の客が
嫌がるのも無視してかけてくれるこのレコードは、私にとって忘れられない
レコードである。

恋に落ちるその時を歌った Just In Time から始まり、優しすぎる彼を歌った
He Was Too Good To Me そして、フォーキーな House Of The Rising Sun と
続いていく。
決して、美しい声ではない、男性のしゃがれたような声で歌うラブ・バラード。
そのアンバランスさが、心に染み入ってくる。

Nina Sione - At The Village Gate 私のお気に入りのレコード。

つかれたら やすめばいい

2005-11-02 01:51:19 | ひとりごと
つかれたら やすめばいい

単身赴任で、静岡の三島に1年ほどいたことがある。
土日の休みには、御殿場や富士の五合目、箱根や中伊豆、西伊豆などに毎週、車で
出かけていた。
中伊豆の修善寺の近くに、『虹の郷』というテーマパークのミニチュア版のような
ところがあって、何度か足を運んだのだが、中に藁葺きの民家を移設して、そこで
竹細工やら、版画の工房、織物などの制作販売をしていた。
そこで見つけた版画が気に入り、何枚か買って帰って今でも飾っている。
仕事に疲れたり、無気力・虚脱感に襲われたりしたら、よく眺めている。

今もこのPCの前に掛かっている。