今日はダイアナ元妃が10代を過ごし、
そして静かに眠るオルソープを訪ねました。
ロンドンから北へ2時間。
ダイアナ元妃の家系は1500年代に羊商業で財を成し、
「伯爵」のタイトルが与えられたスペンサー一家。
この「オルソープ」という日比谷公園が9個も入ってしまう
広大な庭と邸宅を代々500年にわたって守り続けています。
中にはたーーーーっくさんの肖像画。
邸宅の英語ガイドさんがひとつひとつ説明する事を私が通訳しながらの観光ですが、
第○代伯爵の素晴らしさ、第○代伯爵の栄光を延々と語ります。(汗)
邸宅側としては先祖の流れを知っていただく事こそ
ダイアナ元妃を理解していただく上で重要と考えているようです。
しかし日本のお客様はやっぱりダイアナ元妃自身についてしか
ご興味がないようで。。。
こうした文化や考え方の狭間にいつも立たされるのが添乗員です(笑)
邸宅から裏の広大な庭へ出ます。
クリケットができる競技場や、鹿を放牧している牧草地など
敷地の端が見えないほどの広大さ。
その真ん中に人工で作られた湖があり、その中島に
ダイアナ元妃は静かに眠っています。
あの痛ましいパリでの交通事故のとき、
駆けつけた救急隊員の話では、まだ息があったそうです。
酸素マスクをつけようとした救急隊員を追いかけられたパパラッチと混乱したのか
どうかは今となっては分かりませんが、
彼女の最後の言葉は
「LEAVE ME ALONE」 構わないで、放っておいて
だったそうです。
36歳という若さで亡くなったダイアナ元妃。
ついにこんな形で静かに安らげる場所が得られた、という事実に
皆さん涙ぐんでいらっしゃいました。
具体的な埋葬場所は安全のため明かされていません。
墓碑の代わりにこの「ダイアナ記念碑」が湖のほとりに立っています。
「神は正義をお守りになる」
この記念碑に刻まれているスペンサー一家の家訓です。