大学生の日記帳

ある工業大学生の想ひ

彼等

2007-08-03 22:35:12 | 日常
彼等は何をするために産まれて来たのだろう。





彼等は母親から産まれ、何年もかけてゆっくりゆっくり、すくすく育った。





そしてやっと今成人になった。





成人になった彼等は必死に今を生きた。そう、誰よりも必死に。





しかし、生きていられる時間は限られていた。





彼等は初めからその事を知っていたのだろうか。






だからあんなに一生懸命だったのだろうか。





彼等はもう長くはないと悟り、鳴くのを止めた。いや、泣いていたのかも知れない。






彼等は力尽きる前に新しい命を地面に宿した。






また7年後に自分の使命を、自分の子供たちが果たしてくれると信じて…