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進撃の巨人 第6話「少女が見た世界 ――トロスト区攻防戦2――」

2013-05-12 22:13:13 | 少年&青年誌原作アニメ
進撃の巨人 第6話「少女が見た世界 ――トロスト区攻防戦2――」


「戦うんだよ! 戦わなければ勝てない!」

衝撃的だったラスト・・・
残されたアルミンは?ミカサは??



公式HPより


トーマス、ナック、ミリウス、ミーナ、エレン……巨人の前に次々に斃れていく34班の仲間たち。一人生き残ったアルミンは救助に訪れたコニーに声をかけられるが、あまりの出来事に現実を受け入れられないでいた。エレンとは別の部隊で巨人と戦っていたミカサは、エレンと出会ったときのことを回想する。



「おい!どうしたんだよ、大丈夫かアルミン!!」

目の前でエレンが食われたのを見ていたアルミンは、コニーに声を掛けられるまでブラックアウトしていた。

「おまえの班は?」

しかし、生き残っていたのはアルミンだけだった。
そこまできてやっと一連の出来事を思い出したアルミンは「この役立たず!死んじまえ!」と叫び出す。

「周りを見りゃわかんだろ」

コニーにもう訊ねるのは止めろと止めたのはユミル。

「劣等性のコイツだけが生き残るなんて、エレン達も救われねえな」

ユミルの言葉に喧嘩になりそうになるが、それを止めたのはクリスタ。
確かに、ユミルの言動はいつもより性質が悪かった。

「ごめん、迷惑かけた」

手を差し伸べてくれたコニーの手を取らず立ち上がるアルミンは、後衛と合流すると歩き出す。
コニー達の班は前衛に向かう事になっていたので追いかける事も出来ず・・・



「地獄だ・・・いや、今まで勘違いしていただけだ
最初からこの世界は地獄だ」


強い者が弱い者を喰らうーーー

ずっとシンプルな世界。
自分もそうして苛められてきた ただ・・・エレンとミカサが助けに来てくれて。そして彼らは強くあろうとした。
そして、さっきのコニーのようにいつも手を差し伸べてくれたのだ。
でも、アルミンはそれが耐えられなかった
自分は守られる存在・・・いや、自分も肩を並べてこの世界を守りたかった
でも

「その結果があれだ!」

そんな傍らで、巨人に下半身を喰われたフランツを助けようと心肺蘇生を続けているハンナ。
既に死んでいるのに彼の死を受け入れられていない彼女。

「もう、やめてくれ・・これ以上・・無理だ」



逃げ出そうとしている市民はパニック状態になっていた。
ここぞとばかりに自分の立場を主張してくるものありと醜い状態になっていた。
そこに近付いて来る巨人の足音。

先鋭部隊が追い付けない巨人の速さ。

mikasa2

そんな巨人を倒したのはミカサ。
しかし、目の前で立ち往生している市民を見て愕然とするミカサ。
避難が終わらないから仲間が死んでいる・・・なのに何をしているのか?
しかし、それが当たり前。100年ぶりに役に立ったから何を言っていると叫ぶ男に、ミカサは近付いていく。

「人が人の為に死ぬのが当然と思っているのならきっと理解して貰えるだろう」

人一人の命で大勢の命が救われるという事をーーー

あっという間にボディガードの男たちを倒したミカサは、剣を振り下ろした。
会長と呼ばれるその男を斬りはしなかったが、ミカサの勢いに荷物を退けさせた。
荷がどいた事で一斉に街の外へと逃げていく市民たち。

「お姉ちゃん、ありがとう」

それをずっと見ていた娘と母がミカサに頭を下げる。


よく仕留めたと褒められるミカサだったが、焦って剣をナマクラにしてしまったと反省する。

「どうして、こんな時に思い出す?」

ミカサの冷静さに、驚く仲間。
そんなミカサの過去ーーー


844年、父や母と平和に暮らしていたミカサ。
彼女の家にエレンの父は度々訪れていたようだ。
その日も来る事になっていた。

トントンとノックの音がする。


雨が降っている。
そんな中、扉を叩いているのは幼い頃のエレンと父。
その時がエレンとミカサの初体面となった日。
しかし、いくら叩いても出てこない。

扉を開けてみると・・・

「どうしたの?」

驚愕の表情の父。家の中は血だらけだったのだ!

「近くに女の子は?ミカサはいなかったか?」
「いなかった」

憲兵団を連れて来ると言う父の言葉も耳に入っていないような目を見開いた状態のエレン。



なんと!ミカサは両親を襲い殺した男たちに攫われていた。
ミカサは東洋人という種族で壁の中に逃げ込んできた一族の末裔だったのだ。
しかし、ミカサは純血じゃない。本当の目的はミカサの母。
だが、部下の方がビビって殺してしまったのだ。

喧嘩している2人を冷たい目で見ているミカサ。
何の疑いもせずに扉を開けた父を、躊躇なく殺した男たち。
それを見たミカサの母は、手芸用のハサミを手に男たちに飛びかかっていき殺されたのだ。

両親の死に動けないミカサを男たちはここまで運んできたのだった。


「ごめんください」

突然、扉が開いたかと思うと、声を掛けてきたのはエレン。
森で迷子になったと涙を浮かべる少年に、すっかり騙される男たち。
エレンが、背後に短剣を持っていたのにも気付かずに。

「死んじゃえよ、クソ野郎」

1人殺すと、感情の無い目でそのまま扉を閉めるエレン。そして追うもう1人の男。
しかし、扉の向こうには短刀を括り付けたほうきを槍のようにして攻撃するエレンの姿が!!

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「このっ!ケダモノっ!!」

その声に顔を上げたミカサが見たものは、死んで当然だと泣きながら刺しているエレンの姿だった。

縄を切り、自己紹介するエレンに「もう1人いる」と言うミカサ。
彼女は、この2人の背後にもう1人いたのを見ていたのだ。
そしてその男は背後にいた。
エレンの腹を蹴り飛ばす男。
殺してやるとエレンの首を締め上げる

「戦うんだよ! 戦わなければ勝てない!」

締め上げられながら、ミカサにそう叫ぶエレン。

mikasa3

「出来ない・・・」

ナイフは持ったものの動けないミカサだったが、その時、こんな光景を何度も何度も見た事がある事を思い出した。
生きるために蝶を食べているカマキリとか・・・
毎日見ていながら見ていない事にしてきた事。
自分の父ですら、生きていく為に鳥を撃ち

「そうだ、この世界は残酷なんだ」

思い出した瞬間、身体の震えが止まり自分を完璧に支配する事が出来るようになった。

「戦え! 戦え! 戦え!


躊躇ない刺し傷に憲兵は驚く。
そしてエレンは父に言われたとおりにしなかった事を叱られる。だが、

「有害な獣を駆除した!」

たまたま、人と姿が似ていただけと言う息子に今回は運が良かっただけと怒鳴る。

「だけど、早く助けてやりたかった」

この言葉にハッとする父。


「イェーガー先生、私はこれからどこに向かって帰ればいいの?」

この何気ないけど悲しみがギュッと込められた言葉にうわーっ!となってしまいましたね。

帰る場所もなくて・・・寒くて・・・
それは身体なのか?心なのか?
しかし、それを聞いたエレンは自分のマフラーをミカサの首に巻いてやる。

「やるよ、これ」

ああ、これがいつ何時でもミカサが首に巻いているマフラーだったんですね。

「あったかい・・・」

すると、エレンの父は一緒に暮らそうと言った。
それに何の反応も示せなかったミカサの手をエレンは取った。

「はやく帰ろうぜ、俺たちの家に」



そして今も、勝者しか生き残れない残酷な世界に生きている。

「でも、私にはこの世界に帰る場所がある」





多分、ミカサにとってエレンは心の支えであり帰る場所なんですよね。
そのエレンが食われてしまったと知ったら彼女はどうなってしまうんでしょうか?
とはいえ、金曜深夜にかなりネタバレな番組を見てしまったので(原作組にも衝撃的だったみたいですね/笑)安心はしてますが(^^ゞ

今回はミカサが初めてエレンと出会い、エレンの家に来るまでが描かれたミカサ回でしたが、それでも前半のアルミンの心の声。
もしかしたらエレン達でさえ知らなかったかもしれない彼の気持ち。
何をも恐れず飛び込んできて助けてくれたエレンに比べ動けなかった自分。
その辺も今後アルミンはどうなっていくのか?
エレンを失った2人の今後が激しく気になります。









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