今日、朝の通勤電車の中でちょうど2歳くらいでしょうか。子供がガン泣きしていました。今回はそんな話から始まります。
ママとケンカしたか、まぁ同じ母親の私からしたら母親が何か指示し、子供がそれに従わず、母親が冷たく突き放したのだろうという感じ。子供は「ヴぉなかぁぎたひぃ~(私には「おなかいたい」と聞こえました)」とわめいています。座席に座り、周囲を気にするママ。私の後ろの人は「ちっ」と舌打ちしてました。
まぁ乳幼児期の子供を連れた母であれば誰でも似たような状況はありますよね(^^A)

親の意図と子供の希望がマッチしないことなんてしょっちゅうです。親は社会規範をもとに行動するし、子供は自らの好奇心をもとに行動してます。
以前、3~5歳くらいのお子さんを連れたママの華麗なテクを見たことがあります。
夜も更けたそこそこ満員電車。突如、子供が何ごとかわめき始めます。しばらくはこのママも同様に周囲に気を遣いつつ「しっ!」とか諭していたのですが、子供のわめきはおさまりません。確かにお酒の臭いもして、空気も悪く、しかも本人は眠いであろう夜の満員電車なんて子供にとって快適なはずはありません(席には座ってましたけどね)。
もうだめだ!と察したのか、ママが割と大きめな声で「皆さん、すみません!次の駅で降りますから」とはっきり言いました。子供は周囲の人に自分の親が何をか言ってるのを知ってピタリと止まりました。そして周囲も「次で降りてくれるのか・・・」と無言の安堵感。不思議とそこからは何となくその周囲が協力的なムードに一変したのです。ある人なんて「遅い時間に電車なんて大変よねぇ」なんて話しかけたりして(笑)。
その後は静かに電車は進みましたが、宣言通りそのママは「すみませんでした。ありがとうございます」とまたキッパリお礼を言って、きちんと降りていきました。その後、その子がホームで怒られたのか、それとも何ごともなかったように次の電車に乗ったのかはわかりません。でもその後の車内はそこはかとなく爽やかな雰囲気になったのでした(夜の満員電車なんで、相変わらずお酒臭かったけど)。
これがよい対処だったかどうかは別にして、私には周囲の人にばかり気がいってオロオロとしたり、逆に感情的に怒って事態を悪化させるより、このママの行動は潔くていいなと映りました。
私自身はそういう周囲を気にして移動するのが本当にイヤで、贅沢ですが子供が小さいうちはずっと車一辺倒でした。なので夫の実家に行くために空港までのバスと飛行機に乗るのがとても苦痛でした。普段育児をしないパパであった夫にはその苦痛が理解できないようで、本当に苦労しました。
このママともう少し早く出会っていたら公共交通機関恐怖症は少しはやわらいだかもしれません。こういう電車や飛行機での子供のぐずり、本当に大変ですが、それぞれのママがお子さんにあったベストな方法が見つかればいいなと思います。
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by コイヌ