11月25日にグランドホテル浜松にて、次世代「輸送用機器産業」シンポジウムが開催されましたので、参加してきました。
お題目として、「輸送用機器メーカーがサプライヤー(部品製造業者)に期待すること」となっており、当社としても一番興味のある部分でもあったので、各自動車メーカー様の講話を聞いてきました。
【参加メーカー様】 ※順不同、敬称略
ヤマハ発動機㈱、スズキ㈱、トヨタ自動車㈱、㈱本田技術研究所、日産自動車㈱
講話の内容は、各社ともに次世代自動車の現在までの開発・活動状況、今後の展開などで、今後の次世代自動車の主流は、HEV/PHEVというのが各社とも共通意見でした。
BEV(バッテリー電気自動車)については、現時点リチウムイオンバッテリーのコスト、体積、能力などや、インフラの整備などの課題が大幅に改善しない限り、爆発的な発展はないだろうという事です。
また、走行距離や車体重量(大型車のEV化)の課題もあるので、この辺はやはり最終ユーザーの選択になるのだと思います。
通勤で短距離しか使用しないユーザーはBEV、長距離使用を前提とするのであれば、HEV/PHEVといった感じでしょうか。
さて、一番気になる「輸送用機器メーカーがサプライヤー(部品製造業者)に期待すること」について、各社ともなかなか具体的な話しがないまま、最後の後援者側の総括でやっと話が出て来ました!
要約しますと、内燃機関(エンジン)から電気(バッテリー)への切り替えは、2050年時点で75%がエンジン&HEV(あくまでも予測ですが)なので、サプライヤーが心配するほど産業構造が急激に変わることはないので、今からしっかり準備して下さいと言う事でした。
当社はエンジン部品の比率が高いので少しは安心しましたが、今後も海外生産・現地調達の流れは益々増えると思われますので、気を引き締めて新規分野の開拓や技術力の向上などに注力し、当社の存在価値を見出していく所存です。
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