8月5日(金)に、東京ビックサイトで開催されたMF-Tokyo 2011へ行ってきました。
朝10時の開園に合わせ、静岡県磐田市を朝5時半に出発し、途中で朝食を取ったり、保土ヶ谷バイパスで渋滞にも会ったりしましたが、9時半には現地に到着していました・・・
さすがにちょっと早く出すぎてしまいました・・・
さて、実際の見学ですが、この日は自動車業界の木金休みの影響があったか分かりませんが、来場者数は前回と比べると少ないように感じました。
また、午後から相模原市にある、アイダエンジニアリング本社で行われる「AIDA Presentation 2011」へ参加する為、2時間だけの足早の見学となりました。
◆プレス機(小中型)の動向
・サーボプレスの最適モーションコントロール
各社細かな技術は違うと思いますが、今まで作業者が最適条件を経験やテストによって導き出し入力していた内容を、機械の方で自動設定してくれます。
・省電力化
電力回生技術やモーションコントロールにより、従来のサーボプレスと比較し、約3~5割の省電力を実現しているとの事。
・生産性の向上
モーションコントロール活用にて、生産性が向上出来るという説明。
(従来のサーボプレスも同じですが)
・静音化
モーションコントロールによる、静音化のデモンストレーション実施。
SPCCやSPHCでは、せん断と破断をコントロールすることにより、静音効果大。
弊社では、敷地面積等の制約もあり、トランスファーなどの大型プレス機は導入出来ないので、小中型のプレス機に偏って見学した部分もありますが、サーボプレスの使いこなしについては、まだまだ改善の余地があると感じました。
きっちり12時に会場を後にし、車中でパンをかじりながら、相模原のアイダエンジニアリングへ移動です。
国道16号で予想通り渋滞していて、2時間強かかり到着しました。
「AIDA Presentation 2011」のような展示会は、アイダさん曰く19年ぶりの開催という事で、数多くの方が見学に来られていました。
見学は20名前後のグループに分かれ、以下のような6つのブースをツアーし、実演と説明を聞くというものでした。
①自動車ボディパネルタンデムライン用加圧能力23000kNサーボプレス & クロスバートランスファシステム
②自社開発・世界最強クラス サーボモーター
③高速順送加工用4000kNサーボプレス & レベラーフィーダー
④1500kNサーボプレス2台 & 汎用高速ロボットトランスファ
⑤AIDAオリジナル電動油圧式サーボダイクッション
⑥精密ヘビースタンピング用6000kNサーボプレス & 厚板用レベラーフィーダー
弊社としては、④のプレス機2台使用によるロボット加工や、⑤の電動油圧サーボダイクッションなどが、興味深かったです。
見学後に講演も聞きましたが、サーボプレスの活用により、今まではプレスでは加工が出来ないと言われていたような形状も、研究が進み加工が出来るようになってきているという事です。
サーボプレスは、まだまだ発展途上で、いろいろな可能性を秘めているという事なので、弊社としてはアンテナを高くし、情報を吸収して技術力を磨きたいと思います。
かなり強行なスケジュールでしたが、得るものもあり良い見学となりました。