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佳美のもうそう・・・

ピアニスト 伊東佳美のブログです。
よしみの頭の中のぐるぐるしたこと、好き勝手に書いてます♪

シューマニアーナ

2015-01-30 23:25:49 | 日記
私はシューマニアーナである。

つまり
シューマンのマニアってこと。

あ、私が作った造語じゃなくって、クラシック愛好家?(特にピアノ弾き)には結構知られてる言葉なんよ。

はるか昔の学生時代(汗・・・)シューマンが試験の課題曲になってて、それで初めてシューマンの曲を弾いた。

わけわからんかった・・・

が・・・

試験に受かりたかったから、とことん弾いた!

そしたらね…気が付いたらシューマンの世界にはまってた(^^;・・・

試験後も、やっぱりシューマンの違う曲が弾きたくなって、その後何年間かはずっとシューマン弾いてたかも・・?!

シューマンを弾いてない期間があると
「しゅ・しゅーまんをくれぃ~~~!!!」と
シューマン切れ(笑)を起こし、禁断症状が・・・(←ウソ)


そんな愛するシューマンの曲なんやけど、時々「ここだけはわからん」という箇所がある。

ソナタなどのわりと長い曲によくある

タータタータタータタータ…という付点八分音符と十六分音符の組み合わせのリズムでできた「どこがきれいなの?????」というパッセージ?フレーズ???

あれだけは理解できん!っていつも思う。

あんなに美しくて哀しくて、どんな作曲家よりもファンタジーあふれる曲を書くのにさ、

なんてきれいなの?!ウルウル…と思って弾いてて、突然にタータタータ…となるわけさ。。

その展開たるや????

なんなんだーーーー!!!と…


ここで佳美はいつもきまって思うこと。。

「シューマンはきっと頭痛か耳鳴りに襲われたんや!」

いや、知らんでーー

でもそうでも思わんと、納得できひんのよね…w


亡き王女のための・・・

2015-01-28 23:05:33 | 日記
ラヴェルの名曲「亡き王女のためのパバーヌ」を弾いていて、ふと・・・

「亡き王女」って誰だ?と気になった。


ちなみにパバーヌとは、ルネサンスとかバロックとかの(ラヴェルにとっても)古い時代の舞踏形式・・・だったと思う(^^;・・・


さて、「亡き王女」とはいったい誰の事?

フランスの王女か?

歴史には、とんと疎いのでフランスといえば ”まりーあんとわねっと様”しか思い浮かばない(;^_^A

でもあの人は王女じゃなくって、ルイ何世かの妃だよなぁ。。
あ、そか・・・もともとはハプスブルク家の王女様か。。。
でも、フランス人にとって彼女は「愛すべき王女」じゃないよなぁ・・

じゃぁ誰?

フランス人じゃないのかなぁ?

でも当時イギリスと仲良くもなかっただろうから、イギリスの王女様じゃないな。

ドイツ・・・いやいやありえない。
ドイツはパリからしたら当時はやっぱり田舎だもの。
プライド高いおフランスの人の範疇にはないでしょう~(^^;....

と頭の中でぐるぐるしつつ

ピアノ曲鑑賞辞典なるものをパラパラと見てみると・・


「単なる語呂の良さから命名した」とラヴェルが語っているとの表記が( ̄○ ̄;)!


語呂ってどうよ・・・(-_-#)

やってらんないわ!

どうして・・・

2014-12-03 14:59:10 | 日記
「なんで、まだピアノを続けるの?」

私はよく自分にそう問いかける。


「やってもやっても、こんなに下手なのに、まだやるの?」

コンサートの後にはこんな風に、自分に聞く。


5年前に、本気で人前で演奏するのをやめようと思った。
次のコンサートの予定を入れずに、決まっていたものだけをこなして、あとはお終い。

ピアノのレッスンだけをして、たまに好きな曲を自分の楽しみとして弾く毎日。

何日も、何週間も練習しなくても、平気!
だって、コンサートないもん。

旅行だって行き放題!
それまでたいした趣味もなかったから、興味をそそることに挑戦したりして・・・
楽しそうなこと、いっぱいやってみた。


でもね・・・

なんだかつまんなかった。。


半年とか、それくらい・・・ぶらぶらと遊んでたら、海外で演奏する話がきた。

フルートとチェロとのトリオ
オペラ歌手の伴奏

へ~。。。おもしろそう♪


ソロじゃないし~
ちょっとおもしろそうなので、やってみることにした。


譜読みしていると、時間を忘れて夢中で弾いていた。

それまでのグレーな毎日が、突然カラフルな時間に変わった!

楽しい!


それまでだって、弾きたいときに弾きたい曲を弾いてたのに…

音楽に真剣に向き合うっていうことは、こんなにも楽しくて、心躍ることだったの?!



海外で合わせものをするのも新鮮で、おもしろかった。

初めて会う・・・英語が話せない相手・・・
もちろん?!私は現地語が話せない。。。
それでも、音楽ってすばらしいもので、言葉じゃなく伝え、分かり合うことができる。

1日目の合わせは、相手がどんな音を出すのか?どんな風に歌わせるのか?どんな癖があるのか?探り探り…やりたい音楽の方向を認識していく感じ。

2日目の合わせは、1日目のことを確認しつつ自分を出していく感じ。

これで、バッチリOK!のこともあるけれど、私の主張が相手の好みでなかったりすることもあるので、時間が許せば3回目、もう一度、すり合わせ、方向性を確認して、音楽を共有する。

たったこれだけの合わせなので、慣れ合いにはなりっこない。

どの瞬間も、相手が何をやってくるのか?スリリングで、私がどう反応し、また、仕掛けるか?自分の中から出てくるものも、おもしろい。


海外では、どうってことのない日常のことも、手間取ったり、煩わしいこともあったりする。

でも、演奏は最高に楽しい!


やっぱり本番は、やめられない。。


ピアノ・・・難しかったり、練習にも時間とられるし、大変だけど

やめられないんだよ。。


これが、いつもの答え