美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

危険物取扱者試験(乙種第4類)

2024-03-17 09:15:31 | 日記


「危険物」とは、消防法で定められている「火災発生の危険性が大きい」などの性質を持った物質で、
その性質により、第1類から第6類に分類されています。
「危険物」を取り扱うには「危険物取扱者」という資格が必要です。
その資格を取得するには、危険物取扱者試験を受験し、
合格すると「危険物取扱者」の免状が交付されます。



「危険物取扱者」の免状には、甲種、乙種、丙種、があり、
私たちの身の回りにある、ガソリン、灯油、軽油などを扱う
「危険物取扱者(乙種第4類)」は、
ガソリンスタンドのほか、燃料を貯蔵している大きな工場などで必要とされる資格で、
他の資格(乙種第1類~第3類、第5類、第6類)の受験者が年間数千人なのに比し、
乙種第4類は年間十数万人が受験する、需要の高い資格です。

需要が高い一方で、
高校生が就職のために取得しようとするとか、
会社員が職場の命令で受験するケースも多く、
乙種第4類の合格率は毎年30%程度と、
他の資格に比べてかなり低いものとなっています。



という「危険物取扱者(乙種第4類)」ですが、
私の職場でも、有資格者が人事異動で出て行ったりして、
ついに誰かが資格を取らないとヤバい状況になりました。

そこで私が受験することになったのですが、
日常の業務さえ捌ききれない状態の中、
一度目の受験は、3科目中1科目で合格点に達せず不合格、
先日の二度目の受験で、やっと合格できました。
通知に記載されているように、
ギリギリの点数での合格でしたので、
自慢げには書けませんけれど、
学習時間が短くても合格できた、というのは
これから受験する人に紹介しておきたいと思います。
(以下は、あくまで私個人の見解です)

学習時間は、
一度目、二度目のそれぞれ試験前日の夜のみ、
一度目でそれなりの知識は得ていたので、
二度目は試験対策(練習問題)に時間を割きました。

試験3科目のうち「物理・化学」は、
理科系の大学を卒業していると科目免除になることがあるようです。
私は文科系でしたが、共通一次試験(当時)で化学を選択しており、
その学生時代の知識でも通用したことから、
「物理・化学」はほとんど何も準備しませんでした。

冒頭の画像が、私が使っていたテキスト(自腹で購入)ですが、
これから購入しようとする人には、
・設備の解説などに、わかりやすいイラストが描かれているもの
・表などで要点が整理されているもの
を選んでいただくよう、お勧めします。
一応、予想問題集も買いましたが、
練習問題はネット上でも多数アップされているので、
買う必要は無いと思います。

さて、試験前夜に行った、私の試験対策です。
・「重箱の隅」こそ要チェック
 隅から隅までやっていては時間もかかります。
 ただ、危険物の試験は「重箱の隅」のものが出ることが多いので、
 メジャーなものは無視してでも、「重箱の隅」をチェックしました。
 例えば「消火器」の問題で、一般的な屋内消火栓や泡消火器よりも、
 「棒状消火器」や「砂」など、身の回りに無いものがよく出ます。
・似たような物質は、ひとくくりにする。
 物質ごとに性質を覚えるのは大変なので、
 似たような物質はひとくくりにしました。
 例えば、重油とクレオソート油は、性質がほぼ同じなので、
 重油の性質を覚えたうえで、
 問題にクレオソート油が出てきたら「重油」と読み替えることにしました。
・引っ掛け問題を予想する
 上の2項とも共通するのですが、
 危険物の試験には、かなりの確率で「引っ掛け問題」があります。
 「砂は小型消火器である」とか
 「危険物統括管理者は、有資格者を選任しなければならない」とか。
 文字だけで判断すると、間違ってしまいます。
 このように「引っ掛け」が潜んでそうな用語を覚えておくと
 単純なミスを防ぐことができます。
(あくまで私個人の見解です)

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