
12日の日曜日に、熱海海上花火大会に行って参りました。
花火といえば夏の風物詩ですが、実は花火が一番キレイに見えるのは冬。
空気が澄んでいるから、色が一層くっきり鮮やかに出るんです。
冬の星空が美しいのと同じ理屈ですね。
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ところで一般的な、丸く開く花火を「割物」と呼びますが、
その割物花火の鑑賞方法(美しい花火の基準)というのがあるので、ご紹介します。
【開き(玉の座り)】
打ち上げられた玉がちょうど最高点に達した時に開けば「玉の座りが良い」とされます。
上昇の途中や下降してから開くと美しい球状にはなりません。
【盆】
星が飛び散って作る形を盆といい、真円になるのが最高です。
玉の大きさに見合った広がりも重要です。
※ちなみに「星」とは花火の主たる構成部品で開いたときの花弁を形作るもの。
つまり花火で見える、ひとつひとつの光の玉のことです。
【肩】
星がまんべんなく放射状に広がることを「肩の張りが良い」と言います。
星が抜け落ちたり、まばらだと良くありません。
【光滅(消え口)】
星が一斉に変化し、一斉に消えるのが最高です。
【色(変化と配色)】
現在の花火は色が変化していくものが多く、その中でもスッキリとした色の変化が求められます。
印象に残るような変化の仕方や配色が必要です。
簡単にいうと、
まん丸に開いて、咲き方や色にムラがなく、色の変化が美しいもの。
でも花火鑑賞の場合、一番大事なのは
ひとつひとつの玉の善し悪しを論じることよりも、
花火職人さんや業者さん、それぞれの個性、独自性、芸術性の
特徴や違いを楽しむことだとか。
花火観賞は奥が深いです…。
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