教習所へ行こうの巻。その１

車探しの旅の途中、結局やっぱりマニュアル車を買う事にしたため（オートマとの価格差に負けた。）教習所へ通う事になった。


ベルギーにもいろいろ教習所がありますが、とりあえずVABドライビングスクールへ。VABは日本で言うJAFみたいな組織です。まずは近所のオフィスへ申し込みに。

日本の教習所と決定的に違う点は「構内」が無いところ。申し込みに行くオフィスはスーパーや八百屋やカフェのならびにぽつん、とある普通の事務所。中に入ると受付におっちゃんが一人座っているだけ。

もちろん壁に交通標識一覧が貼ってあったり、教習所の雰囲気を少しは醸し出しているものの、最近の日本の小奇麗な自動車学校とは比べ物にならない簡素さです。

おっちゃんに「免許はあるけどベルギーで運転した事がない。」「マニュアル車を公道で運転した事がない。」旨を説明すると、スターターパック6時間の教習を勧められました。1回の教習が2時間、つまり教習3回分で費用が360ユーロ。これに申込金が25ユーロ。これを高いと思うか安いと思うか・・・

3月末に申し込みに行って教習の空きがあったのは4月末。仕事後の時間帯はやっぱり混んでいる。


そしてようやく今週教習の日がやってきた。 申し込みをしたオフィスで免許のコピーを取ったり簡単な説明を受けたあと、裏の駐車場に止めてある車へ移動。まずは簡単に運転席に座ってから発進するまでの手順を説明される。そこから初日は車があまりいない住宅街へ教官の運転で移動。道端に一旦停止した後、「はい、じゃあここで練習しましょう。」といきなり公道で教習開始なのです。

・・・連れと練習した時はいつも大型スーパーの駐車場とかで、しかも店の閉まっている日曜とかだったので、普通に車が走っている公道を運転するのは初めてだったのですが、その辺はスパルタなのね。「はい、発進ー」と問答無用で教習スタート。

一応以前の練習の成果？か発進は問題無し。住宅街なので2速までしか上げないんですが、一旦停止するとまた1速へ戻して再発進という手順に慣れずモタつく。左折を小さく回りすぎる。など問題は多少ありつつも、それなりにスムーズに運転出来た。

そのまま教官の指示に従ってもう少し交通量の多い道を走る。当然公道なので他の車も走っているけど、教習車には「～教習所」とでっかく書いてあるから、モタモタしていても周囲が自然と避けて追い越してくれるので、自家用車で練習するよりは良い。あと日本と同様助手席にも運転ペダルが付いていて、いざとなったら教官がブレーキを踏んでくれるという安心感があります。


教習のおかげでこれまでの疑問がいくつか解けたんですが、

その１）ギアが何速に入っていても停止出来るのだと実感出来た。今まで加速と同様、減速の際も「必ず」ギアを1段ずつ下げないといけないと思っていたの。別に2速でも3速でも止まっちゃっていいのね～。実際に3速に入れたまま停止してみてようやく仕組みを納得。

その２）ギアチェンジの回転数/速度は目安で「絶対に」変えなくても車は動く。これも時速30kmなら「絶対」3速に上げなくちゃいけないと思ってた。でも別に2速のままでも一応車は動くのね。

全体的にギア操作を「絶対こうしないとダメ！」みたいなものと思い込みすぎていたようで、それが一日で随分緩和されました。おかげで随分リラックスして運転出来るようになった。


でもやっぱり減速の際のギアチェンジが下手くそなんだよねー。あと信号停止後に再発進する際、1速から2速へ短時間に加速していくのが難しい。直進ならいいんだけど、信号で右折・左折となると他の事に気を取られてついノロノロ1速のまま放置になりがち。この辺りは次回教習の課題です。


初回の感想としてはプロはやっぱり教え方がプロ！素人の連れに教えてもらうよりずっと良いわ～。しかしあと2回の教習で一人で運転出来るようになるのでしょうか・・・。

1歳までカウントダウン

ちょっと車の話は置いておいて、いよいよ生後11カ月、1歳まで1カ月を切ったウチの息子について。

昨年の9月から保育所に行き始めた彼、現在までに通算10回！！病気になりました。内訳は下記の通り。


発熱・せき・くしゃみ等かぜ症候群 4回
下痢 1回（これは入院した。）
中耳炎 2回
インフルエンザ 1回
水疱瘡 1回


そして記念すべき今回10回目はなんと細菌感染による皮膚炎・・・

あご周りがよだれでかぶれているな、とここ1カ月くらい思っていたのです。家ではなるべく清潔にしてクリームを塗ったり気をつけていたつもりだったのですが、数日前から突然何本も歯が生え出した息子、歯が痛いのかいつも多いよだれがさらに増えて常時ダラダラ流れるようになってしまいました。

で、歯痛で熱は出るしぐずるし熱があるから保育所を休ませたと思ったら、突然あごのかぶれが急激に悪化。びっくりして病院へ連れて行ったところ、細菌性の皮膚炎と診断されました。

息子はいっつも鼻水が出ていて、きっとアレルギーだろうなーと気楽に（うちは夫婦揃ってアレルギー持ちなので・・・）構えて放置していたら、医師に「鼻水が黄色いから二次感染してる。抗生物質を使ってみたら止まるかも。あごは鼻から細菌がうつっちゃったみたいだね。」と言われてしまった。


真っ赤に荒れた息子の顔を見たり、ぐずぐず泣く彼を抱っこしてると、今回は何だか落ち込み気味に。これまでは「ああ、保育所行ってるし病気もらってくるのも仕方ない。」と思えていたんだけど、今度は別に他の子から感染ってきたわけじゃないし。もっと息子の鼻水が出てる事を気にして早く病院に行っていれば良かったとか、もっと肌の手入れをマメにしていれば良かったとか、いろいろ考えちゃいます。


幸い処方された塗り薬で肌荒れは随分良くなりました。下の2本の歯が生えてから半年近く次の歯が生えてこなかったのに、今になって4～5本まとめて生えてきているので、息子のご機嫌は斜めってます。多分痛いんだろうなぁ。


あんまり頻繁に息子が病気をするので、もしかして私は家にいた方がいいのか？とかたまに思っちゃいますね。でもまあ、考えるだけです。家にいるのはどうも性に合わないので。この苦しみ（大袈裟。）を越えたら病気しない頑丈な子に育つと信じたいですねー。