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Tシャツとサンダルの候

痛恨の渓谷

九州北部に梅雨入りが発表された。

木曜からは本格的に崩れてきそうだ。

その前に、


「どっか行くか。」

「じゃあ、菊池渓谷は?」



てな訳で菊池渓谷である。




澄み切った流れ。




瀑声を挙げる幾つもの滝。

これぞ菊池渓谷である。






苔むす遊歩道を行く。






腹しか見えなくてよくわからんけど、これはヒヨドリかな?




サワハコベ







「あった!」

ヤツが菊池渓谷に来たかった訳は、どうにも不気味なこれだったらしい。



キヨスミウツボ

光合成をしない寄生植物だそうだ。









折り返しまでやって来た。

ここからは渓流に沿って伸びる林道を行く。



ヤマアジサイ




ウリノキ




ハエドクソウ



最近こんな場所では、望遠用と、近くを撮る用と、二つのカメラをぶらさげている事が多い。

そんな私の10mほど前の枝に、瑠璃色に輝く鳥が止まった。


「どひゃー、オオルリだ!」

「あ、ほんとだ!」


憧れのオオルリ。

それが同じ目線の高さの、陽の当たる枝にいる。

そう遠くもない。

絶好の撮影チャンスだ。

一瞬が勝負だ。


望遠、望遠・・・

その時、ファインダーを覗いていたのは、何を勘違いしたか、近く用のカメラと言う体たらく。


ぐあー、何してる。

こんなレンズで届く訳ないじゃん。

俺のバカ!


慌てて望遠を持ち直し、ファインダーで探し直し、やっとピントを合わせた、

と思ったら、


「あ、飛んだ。」

「オイオイオイオイ」


近く用カメラで撮ろうとした、あの数秒のタイムラグさえなかったら。

痛恨の極みである。

動揺した私は、近くの木に移動した筈のオオルリをも見失う。


「そこにいるよ。ほら、プニィって曲がってる枝。」

「プ、プニィじゃ分からん。具体的に言え。」


そもそも目の前には、「プニィ」って曲がった枝しかないのだ。

特定出来る訳なかろう。


「ほら、そこたい。」

「どこどこ?」

「私の指の先。あ、飛んでった。」

、アァ

「あ、ヤマガラいたよ。」

「ハヒャイ」



パシャ


これはヤマガラに見えるが、実はそうでは無い。

ヤマガラに擬態したオオルリなのだ。



グスン (☍﹏⁰)。
  


イトトンボだろうけど、

何だろう?


ミスジチョウ



ヒロオビトンボエダシャク




シクシクシク


コメント一覧

minou_yamatai
一度見失うと、中々見つけられません。
ましてや教え方が「プニィ」じゃねえ。
虫主婦
鳥撮りあるある的な(^^;)
鳥の撮影はホント大変ですよね
オオルリ、また遭遇して撮れますようにお祈りしてます
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