轟音はでかい音

Dedicated To Punk,Power pop,Obscure Music Blog From Far East

Gentleman Jesse - Leaving Atlanta(2012)

2012-03-17 | 70's Punk,Power Pop,Mod
 Gentleman Jesseのセカンドアルバム「Leaving Atlanta」(2012)を聴く。

 70'sスタイルパンクを通過したアトランタ発パワーポップの雄、ついに出た新作。前作から4年ぶり。その間、レア音源カセットや、ライヴ音源、シングル少々のみぐらいでしか音源に触れることもなく。ライヴでは本作の新曲を結構な範囲で聴けてたが、こうしてスタジオ音源として新作をちゃんと聴けるのは実に感慨深い。

 フロント&ドラムは元カーボナス、ギターには元The Hiss、現The Barreracudasのフロントマン、エイドリアン。ベースには、元BeatBeatBeatのギター(ウォレンでいいんだろうか)という豪華な布陣に、近年はキーボーディストも配して楽曲に深み・味を増幅させている(それなのに音の厚みはいつも通りオールディーズ~ガレージ・ローファイ風味のペラペラ感を維持しているのが凄い)。

 ミドルテンポの楽曲も多く、それでも中だるみせずそれぞれにいい味を出しているし、#4/#9のようなド・キャッチーチューンも臆面もなく披露、哀愁の名曲#6、#12のような泥臭いR&Rも素晴らしい(#12はPVもあり)。

 アメリカ南東部から第一級のパワーポップ。満を持しての、傑作、ここにあらわる。 

01.Eat Me Alive
02.I'm Only Lonely
03.Take It Easy On Me
04.What Did I Do
05.You Give Me Shivers
06.Careful What You Wish For
07.Kind Of Uptight
08.Frostbite
09.I'm A Mess
10.Word Gets Around
11.Covered Up My Tracks
12.Rooting For The Underdog
13.We Got Get Out Of Here