「ひらく夢などあるじゃなし / 三上寛怨歌集」(1972、URC)を聞く。
サードアルバムぐらいにあたるのであろうか。
物凄い熱量の作品集である。
哀愁、怨念の塊を怒号にのせてぶちまける、
奇跡のダークサイド怨歌フォーク。
しかし、これフォークなのか。
歌詞が凄い。生々しさ、エグさ・・・パンクと言われる意味が分かる。
全曲これを同じ調子で歌えば、失神すること間違いなしのテンションの高さ。
#12の歌詞に涙・・・。
ノド声をガラガラになるまでフルボリュームにする点では、
ちょっとベクトルは違うけれどオシリペンペンズのモタコさんの唱法を思い出したり。
1. あなたもスターになれる
2. ひびけ電気釜!!
3. 痴漢になった少年
4. 股の下を通りすぎるとそこは紅い海だった
5. パンティストッキングのような空
6. 一人の女のフィナーレ
7. 昭和の大飢餓予告編
8. 誰を怨めばいいのでございましょうか
9. 夢は夜ひらく
10. 故郷へ帰ったら
11. 気狂い
12. 夜中の2時
13. 五所川原の日々
14. 青森県北津軽郡東京村
15. 葬式 ※〈CDエクストラ〉