轟音はでかい音

Dedicated To Punk,Power pop,Obscure Music Blog From Far East

The Vicious - S/T(2005)

2011-10-22 | 70's Punk,Power Pop,Mod
 The Viciousのミニアルバム「S/T」(2005)を聴く。
 スウェーデンはウメオ発(ストックホルムよりもずっと北の街・スウェーデン中部)、スウェディッシュ・アーリーパンクスタイルバンドの1stEPの後に出た初期作。
 全編にわたり胸を締め付けられるような切なさを覚えるメロディを太くぶ厚い音で押しまくる本盤。やはり、快作だ。良くも悪くも金太郎飴ではあるが、1曲1曲は卓越した仕上がり具合で自分は飽きない。
 B#1はスウェーデンからのダムド“New Rose”へのフォローか。
 

A
1 I'm Bored
2 Adaptation
3 Blinded

B
1 Manic
2 Prisoners
3 Fed Up

The Vicious - Obsessive(2006,7'EP)

2011-10-22 | 70's Punk,Power Pop,Mod
 The Viciousの2nd7'EP「Obsessive」(2006)を聴く。
 1stEPからセルフタイトル12インチを挟んで7インチとしてはセカンドとなるEP。女性ギタリストSara擁する4人組、スウェーデン哀愁激情パンク、ヴィシャスの本領発揮な4曲。
 KBD風A#1、勇敢な調子のA#2、ミドルテンポだがそれゆえメロディの物悲しさ・切なさが際立つB#1、そして本作の集大作のような雄々しくうら寂しいリリカルなB#2。
 青白く熱い。聞き応え満点。


Aside
1 Obsessive
2 Psychotic Mind

Bside
1 Dead Town
2 It's All A Lie

 彼らは後に2008年から同質の哀愁HCバンド「Masshysteri」に発展するが、メンバーはドラムが変更しているだけのようだ。(その後、ベーシストなどの交代もあるのか、女性メンバー2名になっている)

Masshysteri - Tvivel (Live in Towson, MD, USA)

The Vicious - Suicidal Generation(2005,7’EP)

2011-10-16 | 70's Punk,Power Pop,Mod
 The Viciousの1stEP「Suicidal Generation」(2005)を聴く。
 スウェディッシュHCレギュレーションズのメンバーなんかもいるらしき女性ギタリスト擁するスウェーデン発70'sスタイルパンクのヴィシャス、初期7inch。
 A面はスカスカのビートから始まって嫌な予感がしたものの、一気に重量ビートに転じ、硬派で痛快なるパンクロックが展開する。B面がスウェーデンらしいというのか、叙情的なメロディが印象的な、ドラマティックなパンクロック。
 ジャケットの印象とは違う、安定した演奏力。キレもあると思う。素晴らしい。

A Suicidal Generation
B Suscipions

Girls Names - You Should Know by Now(2010)

2011-10-08 | Guitar Pop, Neo Acoustic
Girls Namesの2010年ミニアルバム「You Should Know by Now」を聴く。
 今年2011年の春にニューアルバムも出ている、北アイルランドのベルファストからのスリーピース・インディーバンド。ベースレス?スッカスカな音構成でサイコビリーのようなだけどモノクロームセットやオレンジジュースも想起させられる#1、同じトーンだがややテンポダウンしてネオアコ風味の楽曲にイアンカーティスのようなボーカルが絡む#2、ポストパンクの風合いを全面に、初期エコーアンドバニーメンのような#3、などなど、あーそういえばジャズブッチャーなんかも重なる気がする、80年代のネオアコ臭・ニューウェーヴ臭がぷんぷんの彼ら/本作。もう40歳台を驀進する自分などのような世代にはキュンキュン来るのではないだろうか。
 昨年、本国では100枚限定販売で完売とか?
 これはもう新作もお勉強するです。

1. Blood River
2. Tear Me Down
3. Blood Well
4. Graveyard
5. Running Scared
6. If I...
7. Oh Girl!
8. Don't Let Me In