VS 渋谷 0●9
相手の技術、スピード、パワーに圧倒されてボールを持つ時間がなかなかつくれませんでした。
交代が一人もいないなかで、ディフェンスを頑張る場面、相手を見てボールを扱う場面が増えてきたことは今日の試合でも確認できました。
試合に負けはしましたが運動量は練習の制限があったなかではまずまず、チームの前向きな姿勢はなかなかよく、昨日グループに分かれて走った成果が出ていたと思います。
負けたのでもちろんくやしい思いもあったと思います。根気よくチームのもちあじを育てていきましょう。
今週は放課後の練習が、暑さ指数の制限でグランドで一日もできなかったこともあり、調整が難しかった面もありました。
ちなみに今週は大阪の暑さ指数なら毎日放課後に練習ができています。暑熱順化が熱中症の予防に大きな効果があるのに、暑熱順化できずに10:30キックオフの試合にのぞむことになります。
9月中は今週のように部活動が外でできない日が続きそうです。安全面に気をつけ、塩分、水分をとりながら複数名で体を動かしましょう。本来学校で練習した方がすぐ救護できるのに、市の方針を変えることができず申し訳ありません。
制限があるなかで自分たちで工夫して努力することが、みんなの力を増やすと思います。
箕面市の教育委員会の決定には昔から納得がいかないことが多いのですが、この箕面市独自に測定される暑さ指数による制限はそのうちの一つです。
声をあげ続けることは大事だとこどもたちにも伝えているので、昨年の夏にブログに書いた自分の文章を以下に再掲いたします。
毎年夏休みになると水の事故で命を落とすこどもたちがいます。
2021年に31人、2022年に26人の中学生以下のこどもが亡くなっています。
今年も水の事故が起きています。
とても痛ましいことです。
水の事故だけでなく、こどもたちの周りには様々な危険があります。
交通事故、熱中症、犯罪者からの被害。
大人のほうで制限をかけて危険を減らすこともできます。
家が安全な場所であれば、家にいることがこどもたちを守るひとつの方法なのかもしれません。
一方でこどもたちの成長や経験のために、家から出て人と交流する活動も必要です。
夏休みの水遊び、自転車での移動、運動、夜のお祭り、旅行、様々な活動に危険はついてまわります。危険を0に近づける努力は社会に求められていますが、なかなか0にはなりません。
こどもたちに必要なのは、危険を察知し、回避する力をつけていくことなのだと思います。
制限を多くしすぎて、こどもたちの経験を奪いすぎることは、こどもたちの生きる力を増やしているのかをよく考える必要を感じます。
コロナでたくさんの制限を受けてきたこどもたちであることも忘れてはいけないと思います。
何がこどもたちのためになるのか、こどもたちの意見もよくきいて、こどもたちといっしょに考えていくことが大切だと思います。
以上が昨年掲載した文章です。
箕面市は2学期に入って練習ができずに残念そうに帰っているこどもたちの意見、夏休み7時30分にきて8時に帰らないといけない子どもたちの意見をきいてみてください。
この夏、大阪府の暑さ指数で朝8時はもちろん朝9時に31を超えている日は一日もありません。
暑さ指数28のときは部活動で朝5時に集合して朝6時に帰らされる日、プールに入ったこどものくちびるが紫になる日もありました。そんな独裁的な制限をかけていた組織に振り返りや反省はあったのでしょうか。
きく姿勢、対話の姿勢を持つ組織に明るい未来が待っています。
文責 箕面市立第三中学校サッカー部顧問 山田