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雪見の窓から

観たり聴いたりときどきおしごと

明けました。

2023-01-06 00:00:00 | 日記
新しい年が始まりました。

大晦日は紅白を観ました。

ふたを開ければ、随所で推しがひしめき合う、近年稀な見どころ満載(私には😀)の紅白でした。

安全地帯、感動したな

まさか冒頭に玉置さんの「メロディー」が聴けるなんて……やられました、完全に……😢

元旦、2日は久しぶりに少しだけゆっくりできました。

4日からは家族はそれぞれの持ち場に戻り、訪問介護サービスも再開し、私も通常運転です。犬も。

冬生まれだけあって雪が好き。


うさぎ🐇のように前を向いて、今年も一歩一歩進んでいけたらと思います。

まずは年明け一本目の締め切りに向け、引きしめモードに切り替えなくては。






月いち勉強会

2022-11-29 01:41:00 | 日記
師匠が月いちでやってらした勉強会を有志が続けていて、一昨年からお邪魔している。

数年間のブランクがあったけれど、リモートならハードルがそこまで高くないかな……と、参加させて頂くことにした。

メンバーの作品が出たときは合評し、ない時は課題作の感想を述べ合う。時には師匠の話もする。

今年取り上げた課題作をざっと振り返ると、

映画『ドライブ・マイ・カー』『Power of the dog』『Don't look up』『隠れビッチやってました』『窮鼠はチーズの夢を見る』『ジョナスは2000年に25歳になる』
『その夜と友達』(演劇)
「あいちゃんは幻」「ヴァイブレータ」(ラジオドラマ)

小説「推し、燃ゆ」「おいしいご飯が食べられますように」「ミシンと金魚」「幼な子の聖戦」「天空の絵描きたち」
「いびしない愛」(戯曲)
「わたしは真悟」(マンガ)
etc…

この中で自分が希望したのは「ミシンと金魚」。

普段自分では選ばないような作品も、〆切効果で毎月取り組めるのがメリットだし面白い発見に出合える。

この会がなければ、コロナ禍で生活に追われ人とも交流せず、作品にも触れずにいる日々に疑問すら持たず、ただただ流されていたかもしれないな。。

さて、来月は師走。

年に一度、お酒片手にパソコン前に集まる勉強会となる🍺🍷

師匠を偲び献杯しようか🥂
















30年めの気づき〜「岸辺のアルバム」を観る〜

2022-10-26 00:36:00 | 日記
日本映画専門チャンネルで放送された「岸辺のアルバム」(山田太一作)最終回を録画で観る。(自分は先々週見たけど、母が観たいというので)

初めてこのドラマを観たのは大学2年になる春休み。
TBSで再放送していた。


当時は年代の近い繁(国広富之)の目線で観ていた。

姉を凌辱したアメリカ人に「I despise you」と覚えたての英語で立ち向かおうとするシーンが忘れられなかった。

 今回は、年齢や立場でいうと、八千草薫演じる則子に近いはずだが、それほど共感しなかった。何しろ、綺麗だ。浮気相手が竹脇無我というのも、釣り合いという点では完璧だが、二人が美しすぎて生活感がなく見惚れてしまうので、不倫の疾しさを感じないのだ。

それよりも、謙作(杉浦直樹)だ。
妻には浮気され、子供は離反、会社は潰れ、家は流され。踏んだり蹴ったりだ。

「この家以外、何も働いた成果がない」という叫び。

悲哀というより、それ以外生きようがなかった昭和の男の強さと弱さを、見事に表していた。

そして家が流される直前、則子と謙作が、家に戻って初めて互いの本音をぶつけ合う瞬間。
有名な台詞「アルバムが大事だって言ったわね」から始まる、則子の謙作への糾弾、そして「贅沢かもしれないけど、寂しかったの」に着地する本音を吐露した直後に、外から消防隊員によって窓ガラスが破られる。

これは、第一回のラジコン飛行機が川原から窓を割って飛び込んできて、田島家の平穏が壊れる瞬間とリンクしていると、今更ながら、初めて気がついた。
職人技だ。



興奮してジャニス・イアンのCD、大学生協に買いに行ったなあ。