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らくかき帳

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GW初日

2006年04月29日 | シバイ
『タイタス・アンドロニカス』さいたま芸術劇場

初演を見逃して、やっと今回観に行くことが出来た。
シェークスピア作品だけどかなり悲劇。
劇場に入ると役者さん達はすでにステージや通路にいてウォーミングアップや雑談?をしてる。
そして蜷川さんの「スタート」の声で始まる。
いつの間にか客席もタイタスの凱旋を待つローマ市民の役になっている。

流される血は赤い糸で表現されて、真っ白な衣装に鮮明に浮かび上がり血糊じゃなくてもリアルに見えた。
英雄から一転して謀反人されてしまうタイタスの綱太郎さんは、ハマリ役だと思う。
悲惨なんだけど重苦しい感じにならなくて滑稽さが出る所が、らしいと言うか…。

捕虜で連れてこられたのに王に気に入られ、皇后になり復讐に燃える役の麻実さんは凛としてカッコイイ。そりゃ~王様だって言いなりになっちゃうよ(笑)

最後は予想しなかった結末で、そうきたかぁって感じでした。

芸術鑑賞な週末

2006年04月16日 | シバイ


4月も中旬だと言うのに、寒い日が続く・・・

土日(金曜も)は芸術鑑賞デーでした。

その壱~シネマ歌舞伎 第2弾『鷺娘』
「野田版 鼠小僧」に続いて二回目は玉三郎さんの「鷺娘」
「日高川入相花王」「鷺娘」の二本立てで
どちらも劇場で観たけど、3階と幕見で遠かったから
映画は1等席で見ている感じ。

「日高川入相花王」では玉三郎さんは人形振りで舞っていて
本当に文楽とかの人形のように見える。
普通の舞より姿勢がキツイんじゃないかなぁ。
「鷺娘」は綺麗の一言。娘の姿から鷺に戻って力尽きてしまうまでの
舞は歌舞伎座でもそうだったけど、映画でも見入ってしまう。
とにかく儚い。

その弐~コクーン歌舞伎『東海道四谷怪談』南番
数年前の歌舞伎座のテレビ中継は見たことあるけど、生で観るのは初めて。
前回は椅子席だったけど、初めて平場、座布団席。

お岩=お化け屋敷で定着しちゃってるけど・・・(^_^;
そうなるまでの経緯が可哀相。そりゃ~恨みもするわ(笑)
騙されて飲んだ薬のお陰で人相が変わってしまった姿で
宅悦の止めも聞かずに抗議しに行こうと身支度を調えるシーンで
お歯黒を塗ったり、髪をすいたりしてる勘三郎さんの姿は
怖いけど、美しかった。

その後の早変わりは、どうやって?と思うほど
あっという間に3役になって歌舞伎ってスゴイ!と改めて思った。
祟りとなってしまったお岩さんは、神出鬼没。
いろいろと仕掛けがあって楽しかった。

大詰の伊右衛門と与茂七の仇討ちのシーンは迫力あり。
歌舞伎の斬り合いのシーンは形で見せていくけど
例えて言えば、新感線の殺陣のように早くて見応え十分
橋之助さんカッコヨカッタ!
アタシのテンションも上がる(笑)
ちょっとお尻が痛くなったけど、観てみたかった演目だから
大満足。

その参~演奏会
最後は知り合いが参加していた演奏会に行ってきました。
発表会とかって行くのに憧れてて(笑)
今回、誘ってもらってすごい楽しみだった。
ピアノソロから2台ピアノ、ソプラノと初めてづくし。
私には出来ないことだから感動ものでした。(音楽は苦手科目だったし)
クラシックって癒されるね。とても良い時間を過ごすことが出来たかな。


さ~て、また1週間がんばりますか。

『決闘!高田馬場』

2006年03月26日 | シバイ


ようやく、ようやく観てきましたぁ。
三谷幸喜さん作・演出の「PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場」
そういえば、三谷さんの芝居を生で観るのは初めてだ。
ネタバレサイトを見ないように気を付けながら当日を迎えました(笑)

いや~面白かった!始まる前はチケット代高すぎる・・・
なんてブツブツ言ってたけど(笑)それ相応のお芝居を見せてくれました。

三谷さんの作品は出演者全員、ちゃんと個性があること。
その他大勢にならないのがすごい。(って言うほど大人数出てないけどね)
そんな中で、今回ツボにハマったのが亀治郎さん。
あえて面白い事を言ってるわけじゃないのに、大げさな言い方や
熱い役柄が笑いを誘う。
しかも三役こなして、どれも憎めないキャラで釘付けでした。
釘を踏んじゃう所は爆笑もの。助演男優賞です。

終盤の高田馬場へ向かうシーンは、みんな走りっぱなし。
カーテンの様な幕で場面が変わるんだけど、
その早変わりに感動。
そして最後の最後、安兵衛が走ってるシーンはカッコイイ!
自然とお客さんの手拍子がついて、気合いを入れて走る染五郎さん
決闘の地へ着き名乗りをあげて、いざっ!って所で
気持ちよく幕が閉じる。

是非!今後も続けてほしい

『狂言劇場』その参

2006年03月12日 | シバイ


約一年ぶりの狂言を観てきた。
ここ最近は観る機会が減っていて
新鮮な気持ちで観ることができたかな。

萬斎さんがお酒を飲む動作をすると
ホントに美味しそうにみえる。

前半は悪ガキみたいな役で
後半は健気な若者みたいな
正反対な役所で、その違いが面白かった。

今年はもう少し観れるといいなぁ。

舞台観賞

2006年02月19日 | シバイ


その壱『京鹿子娘二人道成寺』
幕見で久々に立ち見でした。さすが玉様人気!
白拍子を玉三郎&菊之助コンビで躍るわけですよ。
もう釘付けでした。周りのお客さんも前のめりで観てる。
玉三郎さんの舞は、つま先まで見逃せない。
菊之助くんも一人で舞う所や見せ場も多くて
1時間強、魅了されっぱなし。
一つ残念だったのが、大向こうの声が一人場違いな人がいて、
せっかくの雰囲気を台無しにしてくれた・・・。

その弐『桜飛沫』
阿佐ヶ谷スパイダースの芝居を観てきた。
2度目の時代劇らしく、前回も観てるんだけど
今回の方が時代劇っぽかった。それもそのはず
出演者が橋本じゅんさんや山本亮さん、時代劇に慣れてる人たち。
それから殺陣はアクションクラブだし。
阿佐スパの芝居は数回しか観たことないけど、
今回のは普通に時代劇というか、無難な気がした。
最後は映画のラストシーンのような幕切れで。

それにしても、最近は時代物しか観てない気がするなぁ。。。


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今日は、やっとこさ美容院に行けた。
プリンちゃんになった髪を地の色に近いとこまで戻した。
ブローが終わるまでずっと雑誌を読んでたんだけど
出来上がった自分をみた感想は
「しずちゃんがいる・・・」