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らくかき帳

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『噂の男』PARCO劇場

2006年08月30日 | シバイ


久々のPARCO劇場。
橋本じゅん&さとし、八嶋、山内、堺...このメンツで面白くないわけがない。
実際、面白かった。こんな濃いぃ~人達を間近で観れただけでもスゴイと思う。

舞台は大阪の劇場の楽屋で過去と現在が交差してやがて・・・。
じゅんさんとさとしさん(共演は10年ぶり?だとか)が
一昔前の人気漫才コンビ役で劇中で漫才をするんだけど、
これが絶妙。演技とは言え上手かった。笑ったわ~

と、そこまでは普通に笑えたんだけども・・・
物語が佳境になるにつれて、笑いと引いてしまう感じが
入り乱れて、終わった後はなんか複雑な心境。
友達との帰り道、なんか言葉少なだった(苦笑)

ケラさんらしい演出と言えば、らしいのだろうけど・・・。

『八月納涼歌舞伎』

2006年08月28日 | シバイ


今月は三部構成になっていてワタシの夏休みってことで
三部通して観てきました。

◆第一部
「慶安太平記」
最後の立ち廻りが凄かった。
縄をネットのように四方八方に通して屋根から飛び降りたり
戸板を梯子のようにして駆け上がったり
怒濤の立ち廻りは迫力満点。
気合いとともに次々と魅せてくれる橋之助さん。カッコヨカッタ~~

「近江のお兼」
福助さん扮する力自慢の田舎娘が荒馬を手なずけ(初めて歌舞伎の馬を観た!)
二人の若者を簡単に倒してしまう娘を舞踊で魅せる。
長~い晒しを新体操のリボンのように振りながら舞うのは綺麗だったな。
けど、長さも幅もある布を振るのは大変だろうなぁ

「たのきゅう」
民話を元にした新作舞踊劇。役者さんがみんな楽しそう。小ネタも出てきたり。
やけに小さい楽屋セットや、やけに大きな鬘とか(最後はミニチュア歌舞伎座まで)デフォルメされたセットとかが面白かった。

◆第二部
「吉原狐」
まるでホームコメディを観てるよう(笑)
そそっかしい芸者おきち役の福助さん、ハマリ役だと思った。
三津五郎さんとの親子関係も良い感じだったし。
お座敷で同業の芸者(橋之助さん)とのバトル(?)は
まるで兄妹げんかのようで面白かった。
我が儘な殿の染五郎さんもハマってた。
後半は追われる身となり落ち延びさせてもらおうと、おきちの家に入り
刀で脅すもおきち親子の事で相手にされずに、
すっかり無視され憮然としてる姿が可笑しかった。
そんな落ちぶれちゃった殿を諭すおきちの父、三五郎のシーンは良いシーンでした。

「団子売/玉屋/駕屋」
舞踊三本。それぞれ踊りの上手い人達なので
じっくり観させていただきました。

◆第三部
「南総里見八犬伝」
見せ場が満載で面白かった!
この芝居で唯一笑わせてくれた亀蔵さん。
浜路との婚儀の為に訪れるんだけど、席につくと
青いハンカチで汗を拭いていた。ハンカチ王子(笑)
誰かがやるだろうとは思ってたけど、ここで使いましたか。
そんな前半の見せ場、献上するはずの刀は、すり替えられていて間者と疑われた
信乃が大屋根での立ち廻りの場面は、見応えありました。
そのあと現八と争い屋根から落ちてしまうって話だけど、どうなるのかと思ったら
なんと大屋根が二人を乗せたまま後ろへ倒れていくじゃないですかっ。
「がんどう返し」と言うのだそうで。かなり垂直になってきても二人は立ってました。
思わず「すげ~」と声にだしてしまった(笑)
後半は毛野(福助さん)が仇の屋敷に女田楽として入り込み
女だと思って近づいてきた敵を討ち果たす。福助さん凛々しかったなぁ。

今月は普段やらないような役所を演じていたり
ケレンみたっぷりで面白かったなぁ。

『OUR HOUSE』新国立劇場

2006年06月25日 | シバイ


G2演出のミュージカル『OUR HOUSE』を観てきた。
マッドネスの曲を使ったミュージカルで久しぶりに洋物です(笑)
もちろんアッキー主演で観に行ったのだが・・・

まだ公演中だからネタバレになるので、詳しくは書けないけど・・・
冒頭、軽い衝撃を受けた(笑)
だって10日前に見たアッキーと全然違うんだもん。
声は聞こえてるのに何処にいるのか気づかなかったくらい。

今回は善と悪の二役で出ずっぱり。芝居とダンスで頑張っていたけど、けどぉ~
彼の歌が好きな私としては、非常に物足りなかった。
歌う場面が少なかった気がする。
それと全体的に歌詞が聞こえにくかった。座席のせい??

10日ほど前に聴いた時の余韻が残ってたのが
いけなかったのか・・・

内容は面白かったんだけどね。。。

『メタルマクベス』劇団☆新感線

2006年06月05日 | シバイ


先週、新感線の最新作「メタルマクベス」を観てきた。
名前の通り、シェークスピアの「マクベス」をクドカンが脚色。
観る前は、どうなのよ? なんて思ってたけど、
新感線に外れナシ。

いのうえさんが好きなヘビメタな舞台。
マクベスの舞台となる国の名前や登場人物は、
ギターやアンプとかのメーカー名に置き換えられて、
これが違和感なくカッコイイ。

前半はクドカンらしい笑いがあるけど、
物語が佳境に入ってくると、シェークスピアそのものって感じで
クドカンってすごいなと改めて感じた作品でした。

出演者の中でスゴイと思ったのは、森山未來。
いや~ダンスが上手い。いろんな種類のダンスを踊ってた気がする。
フットワークが軽いから殺陣のシーンも決まってる。
それから松さん。自分の歌は優しい感じが多いのに
さすが。ハードな曲も見事に歌い上げてた。
後半で正気を失っていくシーンは、引き込まれる。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
劇中でメタルマクベスってバンドが出てきて
グッズとしてメタルマクベス名義のアルバムが出ていて
ロック好きの友達に見せたら、それらしく見えるって言ってた。
ただ、ヘビメタバンドにしては化粧が濃すぎるとも(笑)

GW3日目

2006年05月01日 | シバイ


うひゃ~なんですか今日の暑さは。
おかげでビールがおいしゅうございました(笑)

そんな3日目は『五月大歌舞伎』新橋演舞場
初日の昼の部を観劇してきました。
ライブもそうだけど、初日は独特な緊張感があって
それなりに貴重な一日。
演舞場は何度か来てるけど歌舞伎を観るのは初めて。

「ひと夜」大正時代のお話。歌舞伎で新しい時代を観るのは始めてかも。
髷でなくメイクも普通で言葉も良くわかるのが不思議な気がした(笑)

「寿式三番叟」亀治郎、染五郎さん二人の三番叟が楽しみだった。
寿式を観るのは初めてで能楽の「翁」に近い形なのがうれしい。
1ヶ月ぶりの亀染コンビ。息のあった舞でした。
後半の鈴の段は徐々にテンポアップしていく舞は圧巻。

「夏祭浪花鑑」今日は暑かったから涼しげな夏の衣装が丁度良かったかも。
吉右衛門さんって大きいんだなぁって改めて実感(笑)
全身刺青姿での立ち回りは迫力満点。


いや~この3日間、全く違うジャンルのモノを見てた(笑)
自分のことながらスゴイわ