『レインディア・エクスプレス』キャラメルボックス＠シアター・テレビジョン

『約束だ。何かあったら必ず助けに来る!』

演劇集団キャラメルボックス公演、1995年クリスマスツアーより12月10日池袋サンシャイン劇場での舞台を収録した作品。

　ストーリィ
クリスマス・イブ。山口県下関市に住むこずえの元に、東京に住む親友のユカリから一通の手紙が届く。祖母のナオもこずえも案じていた、ユカリの弟、高校の教師である拓也の教え子が自殺した出来事に纏わる内容だった。ユカリの手紙には、拓也の前にユカリの同級生と名乗る不思議な男が現れたと綴られている。しかし、ユカリにはそんな記憶は無かった。その人の名は北条雷太。手紙を読み終えたナオがこずえに言う。「東京へ行こう。北条さんに会いに」。

後(2003年)に『彗星はいつも一人』としてリライトされる北条雷太の物語。のっけからの群唱がちょっと新鮮。最近の作品ではあまり観られませんからね。もちろん西川さんが演じる北条雷太が主人公なのですが、やっぱり坂口さん演じるナオおばあちゃんがとにかく可愛いし凄い！　西川さんとのクライマックスや真柴さんとの掛け合いには魅せられてしまいます。お話は登場人物が多い所為か、やや散漫的な印象を受けます。しかしそこは成井さんのこと、最後にはきっちり感動させていただきました。

この公演で細見さん、大内さん、南塚さんの３人が初舞台を踏んだそうです。

作/演出：成井豊

　=ＣＡＳＴ=
北条雷太：西川浩幸
朝倉ユカリ：大森美紀子
朝倉拓也：菅野良一
朝倉ナオ：坂口理恵
酒井こずえ：真柴あずき
牧野先生：岡田さつき
鍋島教頭：篠田 剛
小田切先生：大内厚雄
池田永吉：南塚康弘
池田歌子：中村恵子
村上真理子：明樹由佳
村上　健：岡田達也
大岡騎一郎：細見大輔
遠山甚八：今井義博
遠山ちよ子：遠藤みき子

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20日からサンシャイン劇場で2006年サマーツアー『雨と夢のあとに』の公演が始まっています。僕は月末の日曜日に観劇予定です。今からとても楽しみです。