goo blog サービス終了のお知らせ 

トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「日立ドラム式洗濯乾燥の修理」の巻

2020年11月09日 | 店主
修理の依頼があれば、まず下準備として修理依頼商品の予習復習をは欠かせません

毎日が勉強なんですね


昨日の定休日に、玉島のお得意様より洗濯機の修理依頼がありました。

「洗濯機からガチャガチャと金属があたる音がするんでみに来て欲しい」

と、わかりやすい効果音を交えての説明ですが・・・

遠方のお客様で、ご両親つながりでのお付き合いなんです。

この「ガチャガチャ」は人によって表現が違うためあてになりません


お得意様なんですが、洗濯機は量販店にて購入されていたものでしたから、保証で修理可能かどうかの確認を店舗にしていただいたら

「保証期間は過ぎているので、トモエデンキさんで修理していただけませんか」

と、ありがたいお返事

お客様の都合で本日の3時頃に訪問させていただき





日立ドラム式洗濯乾燥機で、スタート後しばらくして

「ガリガリガリガリ」と何かがこすれているような音がします。


音の発生場所も排水弁あたりから






ここで、ある程度の原因が予測でき


前面のカバーを開け、排水弁の奥にある循環ポンプを分解するため、あちこちと繋がれたホースや配線を外します。



(画像はネットより拝借)

画像のような状態なら修理しやすいのですが(笑)


ドラム式洗濯乾燥機の排水弁に繋がれた循環ポンプは、漕内の洗剤が溶けた洗濯水を循環させて




上からシャワーで効率良く衣類の汚れを落とす

みたいですが

この機能必要なの?





なんとか循環ポンプから排水パイプを外したら






音の原因が現れました。





歯間ブラシらしいです。


これが循環ポンプの羽にあたり「ガリガリガリガリ」と音がしてたのでした。


原因がわかりお客様もほっと一安心



今回のような修理を量販店経由でメーカーサービスが行うと


出張費(3,500円)+修理技術費(8,000円~12,000円)+店の取次手数料(?)となります。

この取次手数料は店(量販店や電器店、取次店)によって修理技術費に含まれたり、追加の請求になったりします。


たぶん、この修理費用は高いと思われるかもしれませんが・・・


いや、高いです(笑)


しかたありません、メーカーサービスは会社全体の利益と作業員の人件費や経費を稼がないといけませんからね


じゃ、トモエデンキはいくらか?


私の人件費と経費だけですし、当店にて購入いただいたものかどうか、お客様とのお付き合い度合いや作業時間によって臨機応変にさせていただきますので、メーカーサービスのような高額な請求にはならないと思います。


取次手数料ですが、電話だけの対応だと事務手数料がかかり、現地へ出向き故障内容を確認(ナンセンスコールの確認も兼ねる)した場合は、店側の一次対応で人一人が動いてますから店側の人件費やガソリン代のような経費がかかっていますから請求は妥当かな


このように修理費用は複雑なのですが、まとめての請求金額ではなく個々の明細もいただくとわかりやすいでしょう

なかにはぼったくりもありますから、修理内容は事前見積もりで納得できなければ断りましょう、その場合は出張費や見積もり診断料の請求があると思いますから、依頼される時にはそのようなことも含めて事前に確認しましょう

家電製品に限らずトイレの詰まり、蛇口の水漏れなどでも同じことです。

常日頃、信頼できる業者様とお付き合いされることをおすすめします。


きょうはここまで


つづく