おかげさまで忙しい毎日です。
何が忙しいの?
ってよく聞かれますが、色々ありすぎてねぇ
あっち行ったり、こっち行ったり(笑)
今日なんか、夜7時過ぎに店へ戻って夕ご飯を食べてたら
「お風呂の水が止まらなくなったんで見にきて欲しい」
と、近所のお得意様から緊急の電話が入り
ご飯をかき込み急いで訪問

デッキ形定量止水付きサーモスタット式混合栓 KM297G(廃番)

KVKと言うメーカー製で10万円からする高額商品です。
メモリ設定ハンドルを回し、止めたい水量に合わせれば蛇口から一定の水が出た後かってに止まると言う優れもの
なんですが
こちらのお客様宅は数年前に、石油ボイラーからエコキュートに取り替えていますので、普段は自動湯張り(浴槽の循環口から定量のお湯がはいる)を使っているためにこの蛇口は使う事がなかったらしい
今回、入浴後に浴槽のゴミを流そうとタイマーを回し汚れを流したあと、水を止めようとハンドルを戻したが止まらず
ご年配のお客様で、どう対処したらよいかわからず
夜と言うことで水道屋さんにも連絡が取れず困り果てた時に当店を思い出したそうです。
お客様が庭の止水栓を閉めれば、とりあえず水は止まると思い庭にある止水栓のボックスフタをあけると、ボックス内は土がいっぱいでハンドルが埋まっていてお客様にはわからず・・・
で、当店の出番となりました。
止水栓のボックスは、翌日にでも土を掻き出し掃除をしていただくことに
私は混合栓のメンテナンスカバーを開け、湯水の止水栓を閉めて作業します。


止水後は、混合栓を分解して原因究明

ハンドルを外して動きを確認しましたが異常無し

次に止水弁ユニットのキャプを外し確認

ハンドルが止水位置になると飛び出す突起が引っ込んだまま
ドライバーで押すと飛び出すので

ユニットを分解して掃除すると動きもよくなり

無事、水は止まるようになりました。
何度か水を出したり止めたりして、異常が出ないことを確認して一件落着(^_^)ゞ
今回のように急な水漏れなどが起こった場合、あわてないように普段から庭の止水栓の場所は確認しておきましょう、そして、止水栓が土で埋まってないか、埋まってたら土を取り除いて止水ハンドルが回るか確認しましょう
止水栓の確認で一番重要なことが、敷地内の配管や屋内の水回りが水漏れしてないかの確認です。

確認方法は、屋内の蛇口すべてを閉め、トイレも使わない状態で赤マルの部分(パイロット)が少しづつ動いてないか確認しましょう
わずかな水漏れの場合は、パイロットもほとんど動かないのでじっくり観察しなければわかりません
そして、わずかでも動いているようなら、どこかが水漏れしてますので水道屋さんに点検してもらいましょう
古いお家などは水道管に鉄管を使用していることが多く、繋ぎ部分などの鉄管の肉厚が薄い部分などに錆びで小さな穴が開いたり、ヒビがはいったりして水漏れをしたケースもよくあります。
築後30年以上経ってたら要注意!
きょうはここまで
つづく