このところエアコンのガス(冷媒)漏れによる修理依頼が増えた
他店の取付けがほとんどですが、なかに取付けの経験が無い者やは素人の取付けもあるのです。
先日、お得意様の紹介でご近所の知り合い先へ訪問
エアコンが冷えないと言うことで点検させていただきたした。
原因は、配管の接続部分からガス漏れでしたよ

室内機のカバーを外してチェックしますが、熱交換機はまったく冷えてません
室外機のガス圧を調べてみるとかなり低く
以上のことからガス漏れと判断
ガス漏れの原因を探します
ガス漏れした状態では検知器が反応しませんので

ガス圧を見ながら冷媒を追加充填してから調べます。
こちらのお客様宅は一軒家の借家で、エアコンは前の住人が取付けられたもの
10畳ほどのリビングに8畳用のエアコンを取付けて、能力は合っていませんが冷房はなんとか効きそう
冷媒を充填したら冷たい風が出てきましたのでガス漏れ場所の調査に移り

いちばん怪しい接続部分に検知器をあてがうと

見事に反応が出ましたよ

接続部分を外してみましたが見た目は合格点
一旦、ガスを室外機に回収して接続部分を外してみたところ、見た目は合格点のようでしたが・・・
一応、接続部分の再加工をして接続し直し

きれいにテープ巻仕上げ
その後、試運転をして再度ガス漏れ検知器で確認しましたが漏れは無いようなので終了です。
最近ではこのようなガス漏れが多いですね
ガスが漏れたからと言う修理依頼があるわけではなく、冷えないまたは冷えが悪いと言った修理依頼になります。
最近多いのが新しい冷媒(R32)に変わった機種
エアコンは当初使われていたのはフロンガスR22でしたが、オゾン層破壊と言った環境によくないことがわかり
その後、R410aと言った代替えフロンガスになり、さらにダイキンが開発したR32となりました。
このR32は配管内の圧力が従来のタイプより高くなったためか
とは言えない、エアコンのガス圧は変わらないからやはり技術不足なのだろう
工具の精度や技術がより重要なのです。
ここからは私の思っていることなので関係者の方には賛否両論あると思いますがご容赦ください
量販店の下請け工事業者は毎日数台取付けなければならなくスピードが必要
なかには、にわか工事業者も増えて技術不足も否めません
エアコンの冷媒がR32に変わっても作業は従来通りなんで、工事業者に求められることは配管の適正な加工と接続時のナットの適切な締め付けなんですが
専用工具に問題はないと思いますので、それを使う者の技術力に差があるのと思われますね
まぁ、専用工具も消耗品なんで毎日数台のペースで取付けをしている業者の使用工具は消耗も激しいと思われます
以上のことから、新しい冷媒(R32)になったエアコンのガス漏れが増えてきたのだと思われます。
まぁ、環境に影響の少ない冷媒になったからといっても、大気に冷媒(ガス)を放出してしまうとなんらかの弊害があることはたしかですから、施工ミスによるガス漏れは避けたいですね
きょうはここまで
つづく