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トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「リモコンの乾電池が液漏れしたら」の巻

2023年07月10日 | 店主
「リモコンでエアコンのスイッチが入らない」



(画像はお借りしてます)


お客様からそんな修理依頼があり訪問


量販店でご購入のエアコンのため当初は購入店に問い合わせたらしい、しかし、担当者が言われることに納得がいかず?当店に・・・


乾電池は新しい物に交換済み



(画像はシャープさんより拝借)

まず確認するのはリモコンから信号が出ているかどうか(スマホなどのカメラで確認)

確認方法はこちら↓




信号が出ていなければ乾電池が液漏れしてないかどうか、乾電池が接触する端子に錆びや変色がないかです。



電池は新しい物を入れてましたが取り出してみると




過去に液漏れをした形跡があり、端子が腐食しているのがわかります。


場合によっては、乾電池に接触する端子(バネの部分)を磨くだけで直ることもあります。

磨くにはマイナスドライバーやハサミなどの金属で擦ると良いでしょう

それでも

過去に液漏れをした場合、時間の経過とともにリモコン内部の基板が徐々に腐食して使えなくなるケースが多々あります。


今回もそれでした。


近所でしたので店に在庫をしている新しいリモコンを取りに帰り交換

パナソニックのエアコンは、このような対応のために一般的なリモコンを在庫してます。


処分のために持ち帰ったリモコンを分解してみたところ



基板にはシミが広がっていて




プリント配線は腐食しているのがわかります。


このようになると修理はしません


一度液漏れをおこしたリモコンは、電池を新しくすることでいったん使えるようになることがありますが、リモコン内部に入った液は徐々に基板を腐食させていきます。


乾電池は安いので、1シーズン毎に新しく取り替えるのも液漏れによる故障を防ぐ最善策かも知れません

リモコンによっては8,000円ぐらいする物もありますからね


きょうはここまで


つづく