こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

コープマンのカンタータです。

2016年09月24日 22時00分35秒 | バッハ
先日、24年ぶりの同窓会に出かけてきました。まあみなさんそれなりのお年になられて、それはそれで頼もしい限りでありました。それで、この会の連絡などはすべてFACEBOOKでやりとりしているんですね。便利というか、その普及にも驚いた次第です。私も以前にアカウントだけは作っていたのですが、まったく…でありました。今回はこれでのやりとりを、FACEBOOKでやったために、否応なく利用しました。したらしたで、みなさんがやっている理由がわかってきました。色々と問題はあるんでしょうが、少し使ってみようと思ったのでした。

ということで、今回はバッハのカンタータであります。過日、トン・コープマンの全集を中古やさんで見つけまして、少し悩んだのですが、臨時収入もあったりで、買ってしまいました。67枚組で、出た頃はけっこう高価でしたが、値下がりした価格の半値で、さらに二割引き。ということで、けっこう安く(でもそれなりに高い)買えました。買いに行く機会がないので、わざわざ中抜けの休みを取って行きました。いやはやでありました。コープマンの全集は、エラート・レーベルで始まり、チャレンジ・クラシックス・レーベルに引き継がれ、1994年から2005年にかけて完成されました。バッハのカンタータは、やはりいいですねえ。

さて、今回はカンタータ第22番「イエス十二弟子を召寄せて」であります。バッハは1717年末からケーテンの宮廷楽長になり、1723年にはライプチヒのトーマス・カントルに就任します。ケーテン時代にはまったくカンタータを書かなかったバッハですが、この2つのカンタータは、カンタータ第23番「汝まことの神にしてダビデの子よ」ともに、ライプチヒのトーマス・カントル採用試験の課題作品として作曲されたものです。演奏は、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団。エリーザベト・フォン・マグヌス(A)、ポール・アグニュー(T)、クラウス・メルテンス(バス)。録音は1995年9月、アムステルダム、フランス改革派教会です、

コープマンのカンタータ、私はこれを聴くのは初めてなんですが、演奏はまさに正攻法で、非常にしっかりしているのです。声楽陣も安定感あり、ここでの4人は私的にはいいですよねえ。ただ、この歌唱が宗教的にどうか、ということは置いといて、それを意識しなくても、歌唱と背後の管弦楽と合唱に聴き入ってしまうのでした。コープマンの演奏も、器楽曲などの演奏を聴いてはいましたが、それらから比べると、これも各楽器の美しさが十二分に感じられる、端正で折り目正しいものであり、独唱と合唱と管弦楽が一体となって、バッハの世界が再現されていくのに接して、我々は真摯に向き合わないといけないな、と思うのでした。

第22番は、まずオーボエのオブリガードと伴った合奏を背景に、テノールの福音史家とバスがイエス、コーラスが弟子の役割で進みます。イエスの受難の予言に弟子達が理解を示さない情景が描かれます。第二曲では、オーボエのオブリガードで、アルトのアリア。このアルトは伸びやかな美声で慰めを語ります。バッハにはよくある曲ですが、やなりいいですねえ。テノールのレチタティーヴォのあとのアリア。軽快なテノールで、少し灯りが聴け、これはこれで落ち着きますね。そして、最後のまとめのコラールですが、起承転結的に、まとめとして出て来ますが、これもこの合唱のまとまりが聴けるもので、これでひとつが完結するのでありました。まあ、カンタータの定盤のような筋書きですが、コープマンの語り口によって、心の平穏を持つことができるのでありました。

本日、マリーンズはバッファローズに、細谷のタイムリーでサヨナラ勝ちを収め、CS進出が決定しました。二位までに十ゲーム以上離されての三位で、伊東監督曰くの「屈辱的な三位」ですいが、とにかくCS進出はおめでたいことでありました。
(Challenge Classics CC72200 2009年 輸入盤) 

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