東京五輪のためにプロ野球は小休止となりました。これまでマリーンズは、37勝33敗12分。首位との2.5ゲーム差ですね。まあ健闘してますかねえ。打者の方は、荻野、中村、レアード、マーティンなど好調なんですが、投手がねえ。美馬がだめ。唐川も離脱。二木、岩下、小島、本前などの先発も苦しい。ハーマン、益田もいまいち。佐々木ろもぱりっとしません。あまり明るい話題がないですねえ。藤原が上がってきて好調なので、これからが楽しみです。まあ一ヶ月ほどはしっかり休んで、再開後は頑張って欲しいですねえ。
まあ、そんなこんなで、今回はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタであります。このジャンルの曲は、第43番までの番号が付けられています。それらは三つのグループに分けられています。第一に、1766年までの少年時代に作曲された16曲。第二に、二度のパリ旅行の途中に書いた「マンハイムソナタ」の7曲。そして第三に、ウィーンに定住するようになってからの13曲です。よく取り上げられるのは、第二、第三のグループのものですね。
そして、演奏ですが、シェリング=へブラー、ゴールドベルク=ルプー、グリューミオ=ハスキル、パールマン=バレンボイムなどなどが有名ですねえ。そして、過日大坂のバーゲンにわざわざ出かけていったときに、ついでに寄った中古やさんで、ヴォルフガング・シュナイダーハンとカール・ゼーマンによる演奏を見つけました。一枚450円。捜してみると4枚がありました。『シュナイダーハンの芸術』シリーズ 1200。①24.25.28.29番、②30.32.33番。③34.35.36番、④40.41.42番であります。1953~55年の録音です。録音はモノラルですが、まったく音質には問題ありませんね。この4枚は、のちに3枚組にまとめられて発売されています。
シュナイダーハンは、1915年ウィーン生まれ。戦前はウィーン響やVPOのコンマス、戦後はソリストとして活躍。ゼーフリートの夫さんでもあります。ウィーン生まれのヴェイオリニストとしてウィーンの伝統を継承する奏者として活躍しました。彼のヴァイオリンは、ウィーンの伝統的。ヴァイオリンの音色は柔らかく明瞭。時折きこえる甘い響きがいい。そして安定してのびやかに歌い上げる。そして、シュナイダーハン以上に目を引くのが、ゼーマンのピアノであります。非常に堅実。派手なヴィオリンに対して目立ち度は譲りますが、堅実でモーツアルトのよさをしみじみと伝えてくれます。
まずは、第24番ハ長調K.296。第1楽章朗々と美音を響かせるヴァイオリンに対して、負けずに頑張るピアノがいいですねえ。それに続いて、第2楽章、ヴァイオリンを背後にピアノが歌い上げます。この美しい旋律は、モーツァルトらしいですねえ。音色が派手なのでヴィオリンが目立つが、ここでもセーマンは気後れすることなく、堂々と渡り合っています。そして、第3楽章、ヴァイオリンの甘い響で曲が語られます。第25番ト長調K.301。ヴィオリンの美しい音色での主題。シュナーダーハンの美音が響きます。それにゼーマンも負けない。丁々発止のやりとりがいいですね。第28番ホ短調K.304。このジャンルでの唯一の短調。ふたつの楽器が協調しての演奏。両者のバランスもいい。ゼーマンの健闘振りとてもいい。美しい旋律が次々と登場して、うっとりとした気持ちで曲が進みます。第29番イ長調K.305。第2楽章の変奏曲。6つの変奏。ゼーマンのピアノの存在感がいいですねえ。ゼーマンを強調しすぎかも知れませんが、シュナイダーハンも美音が響きます。
オールスターがありました。送りバントなどをしたかと思うと、申告敬遠。それで満塁となって、その次は押し出し四球を出してしまって、パが敗退。そのときの投手がマリーンズ益田とは。とほほであります。後半戦、頑張って下さいよ。
(DG POCG90177 1998年)
まあ、そんなこんなで、今回はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタであります。このジャンルの曲は、第43番までの番号が付けられています。それらは三つのグループに分けられています。第一に、1766年までの少年時代に作曲された16曲。第二に、二度のパリ旅行の途中に書いた「マンハイムソナタ」の7曲。そして第三に、ウィーンに定住するようになってからの13曲です。よく取り上げられるのは、第二、第三のグループのものですね。
そして、演奏ですが、シェリング=へブラー、ゴールドベルク=ルプー、グリューミオ=ハスキル、パールマン=バレンボイムなどなどが有名ですねえ。そして、過日大坂のバーゲンにわざわざ出かけていったときに、ついでに寄った中古やさんで、ヴォルフガング・シュナイダーハンとカール・ゼーマンによる演奏を見つけました。一枚450円。捜してみると4枚がありました。『シュナイダーハンの芸術』シリーズ 1200。①24.25.28.29番、②30.32.33番。③34.35.36番、④40.41.42番であります。1953~55年の録音です。録音はモノラルですが、まったく音質には問題ありませんね。この4枚は、のちに3枚組にまとめられて発売されています。
シュナイダーハンは、1915年ウィーン生まれ。戦前はウィーン響やVPOのコンマス、戦後はソリストとして活躍。ゼーフリートの夫さんでもあります。ウィーン生まれのヴェイオリニストとしてウィーンの伝統を継承する奏者として活躍しました。彼のヴァイオリンは、ウィーンの伝統的。ヴァイオリンの音色は柔らかく明瞭。時折きこえる甘い響きがいい。そして安定してのびやかに歌い上げる。そして、シュナイダーハン以上に目を引くのが、ゼーマンのピアノであります。非常に堅実。派手なヴィオリンに対して目立ち度は譲りますが、堅実でモーツアルトのよさをしみじみと伝えてくれます。
まずは、第24番ハ長調K.296。第1楽章朗々と美音を響かせるヴァイオリンに対して、負けずに頑張るピアノがいいですねえ。それに続いて、第2楽章、ヴァイオリンを背後にピアノが歌い上げます。この美しい旋律は、モーツァルトらしいですねえ。音色が派手なのでヴィオリンが目立つが、ここでもセーマンは気後れすることなく、堂々と渡り合っています。そして、第3楽章、ヴァイオリンの甘い響で曲が語られます。第25番ト長調K.301。ヴィオリンの美しい音色での主題。シュナーダーハンの美音が響きます。それにゼーマンも負けない。丁々発止のやりとりがいいですね。第28番ホ短調K.304。このジャンルでの唯一の短調。ふたつの楽器が協調しての演奏。両者のバランスもいい。ゼーマンの健闘振りとてもいい。美しい旋律が次々と登場して、うっとりとした気持ちで曲が進みます。第29番イ長調K.305。第2楽章の変奏曲。6つの変奏。ゼーマンのピアノの存在感がいいですねえ。ゼーマンを強調しすぎかも知れませんが、シュナイダーハンも美音が響きます。
オールスターがありました。送りバントなどをしたかと思うと、申告敬遠。それで満塁となって、その次は押し出し四球を出してしまって、パが敗退。そのときの投手がマリーンズ益田とは。とほほであります。後半戦、頑張って下さいよ。
(DG POCG90177 1998年)
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