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プロ野球パリーグのペナントレースもファイターズの優勝となりました。一時は、二位マリーンズにかなりの差の三位だったのに、後半戦は15連勝をはじめ圧倒的な強さでありました。やはり大谷くんですかねえ。規程投球数に三回足らずに、お陰で防御率一位はマリーンズ石川くんになりました。しかし、石川くん、あと一つ勝てば最多勝だったのですが、早々に登録抹消。ご本人は、もういいです、と言ったとか。とりあえずあとはCS。でもマリーンズ、絶不調ですねえ。
そんなわけで、今回はモーツァルトの交響曲第40番ト短調K.550。まあ言わずと知れた名曲ですね。その名曲を今回は、ウイルヘルム・フルトヴェングラー指揮VPOの演奏であります。フルトヴェングラーのモーツアルト交響曲の演奏は、この40番と39番くらいしか聴くことができません。40番は4種類ほど聴くことができます。その中で古くから知られていたのが、1948年12月にムジークフェラインで録音された演奏です。ライブではなくセッション録音ですね。
これは、私が初めて聴いたフルトヴェングラーの演奏でした。中学生のときに友人の家で聴きました。記憶では、ハイドンの驚愕と裏表のLPではなかったかと思います。EMIのLPで、当時はそれほど音が悪いという印象はありませんでした。ただ、第1楽章のかなり速い演奏には驚きました。当時、それほどフルトヴェングラーについて知ってたわけではなく、ベートーヴェンの運命がもっとも遅い演奏がフルトヴェングラーであったくらいでしたでしょうか。だから、この40番のテンポの速さは、少々驚きでもあったのでした。
この演奏は、EMIからのものが一番出回っていると思いますが、今回はGRAND SLAM盤です。これはドイツエレクトローラのSP盤からの板起こしです。さすがにブチブチのノイズはありますが、音がたいそう生々しくてリアルであるところがいいですねえ。
というように、第1楽章はかなり速いのです。6:54、8:24、4:19、4:28でありまして、例えば、クレンペラーの6:38、8:56、4:22、5:18に比べると、全般的に速いですが、特に第1楽章が目立ちます。他の楽章はそうでもないんですね。実際に聴いていても、そんな印象です。そして、非常に恰幅のよい堂々としたモーツアルトになっています。VPOは余裕のある演奏を聴かせてくれますし。たいへん締まった演奏です。ただ、この曲のもつ悲しみとか寂しさなどは、直接的には感じることはあまりないと思います。しかし、曲の全体から滲み出てくるような感情は、まさにこの曲のイメージするところと思います。ただ、古楽器による演奏に聴き慣れた現在では、さすがに演奏の古さというか時代性を感じますね
第1楽章、まさに疾走するモーツアルト。これまで速くなくてもいいだろうとは思います。ただ、管弦楽の安定感はさすがで、低音の充実ぶりも好ましい限りです。テンポ揺れも効果的。ただ、あっという間に駆け抜けて行くのが残念であります。第2楽章、テンポは普通になり、それなりに分厚い管弦楽で、モーツァルトの寂しさは、あくまで客観的に感じられます。そしてかなり整った演奏としての充実感はいいですね。第3楽章メヌエット、軽快なメヌエットではなく、たいそう図体の分厚い印象。トリオは優雅さも合わせ持ち、モーツァルトらしさも感じながら、とはいえやはりフルトヴェングラーでありました。そして、終楽章、再度スピードが増して、爽快な気持ちが駆け抜ける。やはり管弦楽は充実ぶりは、特筆すべきものであり、録音の古さも多少残念な思いでありました。
いよいよマリーンズ、今週末からCSであります。一時は10を越えていた貯金も、いまや2。いつの間にかほんとの弱いチームになってしまった印象があります。ほんとに勝てません。CSでは、どうなるか、たいそう心配であります。
(GRAND SLAM GS-2056 2010年)
そんなわけで、今回はモーツァルトの交響曲第40番ト短調K.550。まあ言わずと知れた名曲ですね。その名曲を今回は、ウイルヘルム・フルトヴェングラー指揮VPOの演奏であります。フルトヴェングラーのモーツアルト交響曲の演奏は、この40番と39番くらいしか聴くことができません。40番は4種類ほど聴くことができます。その中で古くから知られていたのが、1948年12月にムジークフェラインで録音された演奏です。ライブではなくセッション録音ですね。
これは、私が初めて聴いたフルトヴェングラーの演奏でした。中学生のときに友人の家で聴きました。記憶では、ハイドンの驚愕と裏表のLPではなかったかと思います。EMIのLPで、当時はそれほど音が悪いという印象はありませんでした。ただ、第1楽章のかなり速い演奏には驚きました。当時、それほどフルトヴェングラーについて知ってたわけではなく、ベートーヴェンの運命がもっとも遅い演奏がフルトヴェングラーであったくらいでしたでしょうか。だから、この40番のテンポの速さは、少々驚きでもあったのでした。
この演奏は、EMIからのものが一番出回っていると思いますが、今回はGRAND SLAM盤です。これはドイツエレクトローラのSP盤からの板起こしです。さすがにブチブチのノイズはありますが、音がたいそう生々しくてリアルであるところがいいですねえ。
というように、第1楽章はかなり速いのです。6:54、8:24、4:19、4:28でありまして、例えば、クレンペラーの6:38、8:56、4:22、5:18に比べると、全般的に速いですが、特に第1楽章が目立ちます。他の楽章はそうでもないんですね。実際に聴いていても、そんな印象です。そして、非常に恰幅のよい堂々としたモーツアルトになっています。VPOは余裕のある演奏を聴かせてくれますし。たいへん締まった演奏です。ただ、この曲のもつ悲しみとか寂しさなどは、直接的には感じることはあまりないと思います。しかし、曲の全体から滲み出てくるような感情は、まさにこの曲のイメージするところと思います。ただ、古楽器による演奏に聴き慣れた現在では、さすがに演奏の古さというか時代性を感じますね
第1楽章、まさに疾走するモーツアルト。これまで速くなくてもいいだろうとは思います。ただ、管弦楽の安定感はさすがで、低音の充実ぶりも好ましい限りです。テンポ揺れも効果的。ただ、あっという間に駆け抜けて行くのが残念であります。第2楽章、テンポは普通になり、それなりに分厚い管弦楽で、モーツァルトの寂しさは、あくまで客観的に感じられます。そしてかなり整った演奏としての充実感はいいですね。第3楽章メヌエット、軽快なメヌエットではなく、たいそう図体の分厚い印象。トリオは優雅さも合わせ持ち、モーツァルトらしさも感じながら、とはいえやはりフルトヴェングラーでありました。そして、終楽章、再度スピードが増して、爽快な気持ちが駆け抜ける。やはり管弦楽は充実ぶりは、特筆すべきものであり、録音の古さも多少残念な思いでありました。
いよいよマリーンズ、今週末からCSであります。一時は10を越えていた貯金も、いまや2。いつの間にかほんとの弱いチームになってしまった印象があります。ほんとに勝てません。CSでは、どうなるか、たいそう心配であります。
(GRAND SLAM GS-2056 2010年)
となればいいのですが…(笑)。またご教示ください。
秋にシーズンが始まるスポーツもあれば、シーズンクライマックスを迎えるスポーツもありますね。マリーンズはちょっと厳しいでしょうか?