詩と断片 あるいは 言葉の雫

美琴の新作の詩、言葉を載せています。

時間の使い方

2010年02月26日 | 詩的言葉
気になる事が
ひとつ ふたつ。

時間はそれを
知らないから いつも
同じ歩幅で歩いてゆく。

人間は時々
悩みに足を止める。
生命の針を止めずに。

時間はいつも
無駄を嫌う。
だから一度も止まらない。

でも人間は
考える事の大切さを
知っている。
だから何度でも止まる。

無駄ではない時間の
使い方として。

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あなたの支配者

2010年02月19日 | 詩的言葉
あなたがあなたを支配している。
これを覚えておいてください。
楽しいも悲しいもあなたの気持ち。
同じ物を見ても 同じ事をしても
どう感じるかは個人によって違う。
誰のせいでもない。
あなたがあなたを支配している。
幸せになれるかどうかもあなた次第。

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伏せ字格言

2010年02月19日 | 詩的言葉
考えても答えはでない。
考えないと答えはでない。
時と場合で状態は変わるから
誰かの言葉も自分の言葉も
いつでも正しいとは限らなくて
いつでも間違いとも限らない。
有名なことわざも
有名な予言も
頼りになるかどうかは
その時によって変わる。
そして大体において人は
自分の都合良く解釈
するのが得意で
何が正しくて
何が間違いかの答えも
本人の立場で決まる。
正論 仮説 逆説
昔から人は立場の違いから
共通の格言を
見つけ出せないでいる。

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工業化

2010年02月19日 | 詩的言葉
文明開化で少し
不便さがなくなって
少し冷たくなった
人の心の中から
少し思いやりが消えて
相手の事を気にしなくなって
少し支配的になって
感謝の言葉を言わなくなった。
感謝の言葉は人が言うものから
機械が印刷するものに変わった。
感謝の言葉は感熱紙の上で
冷たく気取ってる。

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磨り硝子

2010年02月19日 | 詩的言葉
疑えばきりがなくて
信じてもきりがない。
本当か嘘かは
いつまでたっても
わからないかもしれない。
疑う。信じる。
これは個人の自由に委ねられている。
個人の判断に委ねられている。
あやふやな世界で生きる
不確実な自分の勘だけが頼り。

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