巫女ブログ

問題提起:観測機の状態と、観測機の観測対象を同時に精度良く観測することは可能か。

宇宙人の夏

2008-02-26 19:13:00 | 連載小説
主人公中性な顔立ち。感情を表に出さない。いつも無表情。中学生くらい。
宇宙人、緑色の体のいかにも宇宙人。特に服は着ていない。身長は1Mくらい。

宇宙人が、宇宙船に乗って何百光年の旅を経て、太陽系にたどり着いた。

宇宙船のデッキ
宇宙人が、われわれのわからない言葉で話している。
宇宙人1「(字幕で)大気、植物ともにわれわれが生きて行けるものです。」
宇宙人2「やっとたどり着いたのか、長い旅だった。」
感涙ぶかい表情をしている。
宇宙船から、地球を眺めているカット。
宇宙人2「さっそく降り立とう」
宇宙人3「分かりました」

大気圏に突入する

宇宙人1「船体の温度が急上昇しています」
宇宙人2「どうなっているんだ」
一同神妙に考えている。
宇宙人3「過去に残されている文章によると、大気圏に突入する時は、とてつもない熱が発生すると書いてあります。」
宇宙人3「何じゃそりゃー」

地上からのカット
空が若干、夕方の赤みを帯びている

飛行機雲のような一直線の雲が伸びているが、突然爆発したようになり、破片が飛んでいく

田園地帯。同じく夕方であたりがオレンジ色に染まっている
主人公が歩いている。と、足に何か当たる。
足元を見ると、宇宙人が倒れている。意識はあるようだが、体が動かない。
主人公は、宇宙人を見下ろす。しばらくそのカット。

主人公、宇宙人を引きずっていく。言葉のとおり本当に引きずっていく。

家に着いた。
結構ぼろい一軒や。
主人公「爺ちゃん、今日の晩御飯とってきた。」
爺ちゃん「おおそうかそうか、どれどれ」
宇宙人を見る。特に驚いた様子はない。
うまそうじゃ、早速なべにしよう。といいながら
包丁を取り出し、宇宙人に向けられる。
宇宙人は目を覚まし包丁を見ておびえる。
その様子を、主人公は無表情に見ている。
と、
主人公「爺ちゃん、家畜にして、もっと太らしてから食べた方がおいしい」
しばらく主人公を見て「そうじゃな、そうしよう」
といって、包丁をしまう。

次のカット
もう夜になっている。
家の外にある、木で出来た小さな家畜用の小屋。
その中に、宇宙人が入っている。
主人公が、ちかずいてくる。
しゃがんで、皿に乗った食べ物をそっと置く。

宇宙人からの視点
主人公はじっと宇宙人を見る。無表情

主人公からの視点
宇宙人は、ぐったりしている。

主人公と、宇宙人を横から見ている視点。
主人公は、立ち上がって帰っていく。

一人残された宇宙人、皿をじっとと見る。
周りを見回して、皿にがっつく。

次の朝、何も残っていない皿が残っている。

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