マグマ 2006-05-23 23:30:06 | 詩 顔を真っ赤にして 奥歯を食いしばり この目から落ちそうになる涙を ぐぐっと喉の奥に押し込めて 拳に握り締めた 悔しい思い 悔しさが私を奮い立たせる 何度この思いを 胸に閉じ込めただろう 何度あの涙を 呑み込んだだろう 悔しかった分 幸せになれ マグマのようなこの感情を 与えてくれた人を 追い越すくらい 幸せになれ そうなれるまで 絶対に根をあげるな 絶対に投げ出すな 絶対に諦めるな
スケッチブック 2006-05-23 00:52:18 | 詩 目を閉じると 広がる世界 あたたかくて 優しくて 口元が少し緩むような そよ風のような 姿を露わにする花の傍らで 息を潜めるような くだらないイライラや 小さな小さなプライドを 忘れていいよと言われたような この脳裏に焼きつく世界を みんなに伝えられたらいいのに 世界中のみんなに 伝えることが出来たらいいのに
どうせ 2006-05-23 00:45:56 | 詩 知っている ほんの少し口癖になっている 「どうせ」が いつでもこの胸の中に 潜んでいること 知っている 「どうせ」をかき消すように 大丈夫っていつも 言い聞かせていること 知っている 言い聞かせるたびに 「どうせ」は大きくなって 追いかけてくること それでも もっと強く大きな声で 叫んで言い聞かせる もう後には引かないから もう自分を閉じ込めることは やめたから