だんだんと、パン、おにぎりが色とりどり店頭に並ぶようになりました。
コンビニエンスストアで、その様子を見た若者くんたち、「あんま、買っちゃいけないんだよな」と苦笑いしながらぼそっと話していたので、娘と、顔を見合わせ、目で「いいんじゃないの」と語り合ってしまいました。
店頭に一度並んだものが引き上げられることは、何か事件でもない限り、ない気がするので今度は普通に買ってくれる人がいないと廃棄になってしまいそう。
ちょうどいいって本当に難しい。
牛乳は…きっとこの先もあまり出回らないんでしょうね。
生協の欠品はいつまで続くかな?今週もかな?と思いつつ。
野菜も高値続きを覚悟しないと。
いつか「お金を積んでも買えない」という日が来ると、なんとなくは想像していましたが、そうした想像に現実が迫ってきています。
福島第1原発の事故によって、その影響は各所で測定されています。
数日前、世田谷でも観測されたという情報に、翌日マスク登校する子どもだらけだったとか。
いくらなんでもそれは必要ない、と、娘には説明しました。
福島県産の原乳、茨城産のホウレンソウに続いて、今朝は水道水や、千葉、埼玉付近の野菜も、食品衛生法の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたと発表されています。
真実をちゃんと伝えようということでしょうから、まずはわかってよかったです。ただその後はどうなるか。
出荷制限などは増えてきますね、きっと。
あと、今後消費者の反応は厳しくなっていくことでしょう。
福島県の佐藤知事の、怒りを抑えながらの、乳製品や農産品の出荷自粛の会見は本当に苦しそうでした。
その前の、国からの屋内退避勧告による住民の取り残され、被曝を恐れたトラックが引き返したこと、などに対しても、何重もの苦しみに、怒りを通り越しているようでした。
目に見えない放射性物質とのたたかいは、対等なたたかいになりません。
人間が引き下がるしかないのです。
ところで、わが家の必需品、納豆が買えていません。
娘は10日以上納豆を食べていないというのは、食べ物を口にするようになってから人生初。
食べたーい、とめそめそしています。
豆乳、お豆腐、あるじゃないの~どうぞ~と言って出しています。
納豆じゃないよ、これは(確かに)
当初の常磐道等の被害、現在経路は解決しているようですが、輸送の燃料、工場の被害など、さまざまな要因があってお店に並ぶまでにいかないようですね。
あるもの、できることに感謝し、
ないもの、できないことは苦にせず、
インターネットの力と、政権が変わっていることで、ずいぶんと情報公開が進んでいることは間違いないので、過剰反応や右往左往することを自制しながら意識的に自分の頭で判断するようにしたいものです。
渦中にいる被災者の皆さんは、それどころではないのですから。
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