未知の新型ウイルスによって世界中が混乱している。
無力な一小市民の私などに抗う力など何一つ無く、多方面の声を聞き無念を募らせるばかり。。。
公演を間近に控えていた演劇仲間達からは中止の決断を聞かされたり、それでも決行する勇者達からは予防に余念の無い大変な思いを聞かされたり。
枯れた心からこれでもかと何かを抜き取られている様な感覚に見舞われる。
この騒動で、出来る限り知り合いの開催される舞台は観に行こうと思ってはいるものの、私自身今西へ東へ移動していることもあり、なかなか思うように観劇出来ないでいるじれったさ。
そんな中でもスケジュールを縫って予定していた観劇もあえなく中止。
主催者判断ではなく、劇場の大元からの御達しだそう。
残念極まりないが、主催者側はこれの何百倍も残念だろう。。
自分も主催者側に立つ時があるので、胸が痛い。
外出を控えさせられている、観に行きたくても行けない人達の相次ぐキャンセルの山と闘いながら開催を決定している団体には、どうか踏ん張って乗り越えて欲しい。
日本の、こういった部分の文化の軽視は酷くなり過ぎているので、今回のウイルス騒動で演劇自体を退いてしまう人が増えてしまうかも知れない。
悲しいけれど、これが今の日本の現実。
もちろん演劇だけでは無い。
経済格差。
ありとあらゆる経済が崩壊していることが誰の目にもわかるくらい明るみに出た。
一小市民がこの手の話を説いたところで、何も変わる訳はないけれど。
少しでも多くの人が
「やー、あの時は大変だったけど、乗り越えたね」
と口々に言える日が早く来ますように。
人々の心の春が一日でも早く訪れますように。