思いつき、スローライフ雑記

心や身体について、毎日感じることを好き勝手に、つぶやいています。

みどりえ食材の放射能 検出限界値

2012年04月05日 | Weblog
ようやく春らしくなって来ました。

みどりえは、3月はとても忙しく、例年よりたくさんの
お客様にご利用いただきました。

昨年の3月の事を思うと、毎日ご来店またご注文くださるお客様が
通常の生活を取り戻されていると感じて、安らかな気持ちになる反面

ボランティア等で、被災地に行かれている人からの話では
被災地では、まだまだ問題が山積しているとのこと。

まだまだ、今後も問題が山積していると感じています。


最近、小さなお子様をお持ちのお母様から、メールやお電話での
放射能に関するお問い合わせが多くなってきています。

検査で「放射能検出せず」という結果が出たとしても、
検出限界値や、検査機器の違いなどで内容は様々です。

今のところ、行政で一定に定められた基準は100ベクレルという高い値しかありません。

みどりえの取引先、生産者では、独自に検査に出している方が多いので
検査証を送って頂いております。

野菜など本当に産地、種類等多岐に渡っておりますので、
その中で、例を上げて少し具体的にお知らせいたします。


魚(岩手県宮古港)検出限界値 0.4~0.8ベクレル ゲルマニウム半導体検出器
(魚の産地に関しましては、他に、新潟、三重県熊野市がございますが
 その産地は検査結果を頂いておりません)

米(秋田県由利本荘市)検出限界値 1.3~2.6ベクレル ゲルマニウム半導体検出器 

卵(岩手県)検出限界値 10ベクレル シンチレーションスペクトロメーター機器

野菜は、産地が多数で、兵庫県丹波、九州、四国、群馬県、青森県 北海道
いずれも、検出限界値、1ベクレル~10ベクレル、(西日本の産地では検査を行なっていません。)

鶏肉 すべて四国、山口県から直送ですので検査はありません。

以上は、検出値ではありません。

検出限界値ですので、みどりえでは、これ以下の「検出せず」
という表示の食材に関して使用しております。

ただ、オーガニック業界の方から、今日聞いたことですが、

500万もする放射能検査機器を購入した生産者の話では
同じ検査機械を使って、同じ野菜の検査をしても、結果に誤差が出たり、完全に正確に測定できるのか
疑問なところもあるとのことです。

とは言え、オーガニックレストランみどりえとしては、
出来る限り、検査結果のデータを得て、お客様に公表する事しかできないと
考えております。

上記の検査結果について、実際の検査表のコピーを保存しております。
希望のお客様は、お問い合わせくださいましたら
閲覧していただくことも可能です。

食の安全に携わる者として、今後も勉強して行かなければと考えています。


新年に想うこと

2012年01月07日 | Weblog
2012年になりました。

昨年は大変な一年でした。

「絆」という言葉に象徴されるように、
今まで当たり前のように接してきた家族の存在の大きさにも
気付かされた年でした。

今年のお正月休みは、いつものように海外旅行には行かず
実家の大阪に帰り、家族の元気な顔を見て、
ただそれだけでなんとなく幸せな気分になったのは初めてでした。

父と奈良の山に登ったのですが、78歳になるのに本当に元気で
私は父の後をついて、登っていくのもやっとでした。

父が元気なのは昔からなので、元気であたりまえの様な気がしていましたが
よくよく考えれば、78歳でこんなに元気でいてくれる事は
子供にとっては本当に有難いことなんだなと、あらためて思いました。

昨年は、親しくしていた方が若くして2人も亡くなり、震災のこともあり
今年は、限られた人生の時間の大切さを常に意識して
過ごしたいと考えています。

本年もますます、食の安全に対する関心が高まって行くと予想されます。
みどりえとしても、より一層お客様に安心して召し上がっていただけるように
努力したいと考えております。

本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。


成長するためには、「おもしろく」する

2011年12月11日 | Weblog
今年も押し迫ってまいりました。

年々、1年が過ぎるのが早く感じるようになったのですが
私にとってこの1年は、東日本大震災や、実家の家族の一人が大病を患ったことなど
大きな出来事が起こったためか、時の経つのが長く感じられた1年でした。

そんな中でも、今年1年は、みどりえの若いスタッフの成長がめざましく、
嬉しく、頼もしいと感じています。

スタッフというのは、育てるというより、
その人に合ったフィールドや条件を用意してあげれば、
自然に、育つ人は育つのではないでしょうか?

人は人によってそう簡単には、変わらない。
自分から、進んで変わっていくものだと考えています。

だから、その人の本当の適性をみて、セクションを決めたり、
権限を与えるように気をつけています。

ただ、どんなにお膳立てしても、結果が出ない人がいることも事実です。
それは、本人が地道な努力の大切さがわからないか、
または、本人の適性に、その仕事が合っていないのかという事が考えられます。


とはいえ、そんなにセオリー通りに行かないのが、世の中です。

結果が出るのを、待ってあげる忍耐もある程度大切。
(会社は学校ではないので、そんなには待てませんが・・)

スロースターターは結果を出すのに少し時間がかかるけれど
確実に実力をつけるからです。


あー、それにしても人間は複雑かつ精巧に出来ています。
そして、心の在り様が人生を左右します。

能力が開花するかどうかは、確かにフィールドや条件に恵まれることではあるけれど、

最終的には、心を明るく前向きに保つ努力。
「おもしろく」仕事が出来るかにかかっているような気がするのです。

来年も、「おもしろく」オーガニックをお仕事にするつもりです。




最近の放射線検査結果について

2011年11月02日 | Weblog
秋も深まって来ました。
昔、京都に住んでいたことがあり、
この季節の京都の素晴らしい紅葉を思い出します。

そのころは若かったので、紅葉をゆっくり愛でるという事はなかったのですが
大人になると、わざわざ京都に出かけても紅葉を見たいと思うものです。

震災から、早くも八か月経とうとしています。
みどりえが仕入をしている、生産者の状況も当初より
少しづつ変わってきています。

野菜の生産者も、魚の業者も、卵も
定期的に、自分の商品を放射線の検査結果表を
みどりえに送ってきてくれています。

みどりえの安全基準しましては、
このブログでも以前からお話しているように、
政府の暫定基準値が、高すぎると感じていた為
検査結果で、少しでも数値が出たら仕入はしないという方針です。

今までもこれからも、その基準でと考えています。
つまり「検出せず」という結果が出たもののみを
使用するということです。

今までに小量の放射線検出という、結果が出たケースもあります。
勿論、使用してはいませんが。

群馬県産の根菜以外の野菜、岩手の宮古港産タラ、タコ、サバなどです。

魚に関しては、新たに産直で送ってくださる所を
秋田、三重の熊野市などの業者さんとお付き合いを始めました。

野菜も関西方面の有機農業生産者グループと、新たな取引が始まります。

震災後すぐは、放射線の検査結果がわからず、
群馬など北関東からは取らないというように、
産地で判断するしかなかったのですが

最近は、関東の生産者も率先して、
自分の畑の農産物を独自に検査に出すことが多くなりました。

検査結果が「検出せず」なのに産地が群馬だから取らないとしたら
それは本当に風評被害になってしまうでしょう。

みどりえも、あくまでも数値主義でいこうと思います。

ただし、県などの広い範囲でのサンプル検査は
ホットスポットのこともあり、
あまり鵜のみにはできませんので
生産者の畑で採れた作物に関しての、
検査結果を参考にしようと考えております。

まずは数値で判断、
常に情報開示して、問題に素早く対処して
食の安全に目を光らせることが大切かと
考えています。


ジョブズの言葉

2011年10月10日 | Weblog
スティーブ・ジョブズが先日亡くなりましたね。

私は、特にITに詳しいわけでもないのですが、
ジョブズが若いころインドを放浪していた時期があると
聞いたことがありました。

私もインドをフラフラしていた時期があったので
ジョブズもインドで、自身の死生観や哲学に変化があったのかな?
そんなことも、あのようなカリスマ的な人物になる遠因になったのかな?
と漠然と考えたことがありました。

亡くなったニュースの中で、生前の彼の言葉を聞き、
昔、私が病気になった時に考えたことを、思い起こしました。

ジョブズの言葉ですが

「毎日、今日が人生最後の日かもしれない、と考えるとすれば、いつか、必ずその考えが正しい日が来る。」

重い病気になるか、死を真剣に考えたことがある人は解ると思いますが

死を身近に感じることで、むしろ、今日を力いっぱい生きようとするエネルギーが生まれる。
そして、本当にその日(死)が来るまで、精一杯生きることが出来るということを
私も考えたことがあります。

でも最近の私は、時間を大切に使っていないなと
反省しました。

これも、ジョブズの言葉です。


「自分が死と隣り合わせにあることを忘れずに思うこと。
これは私がこれまで人生を左右する重大な選択を迫られた時には常に、決断を下す最も大きな手掛かりとなってくれました。

なぜなら、ほとんどのこと ─ 外部からの期待、己のプライド、恥ずかしさや失敗に対する恐怖
─ こういったものは死に直面すると、ただ消えていきます。
そして本当に大事なことだけが残ります。
自分もいつかは死ぬ。
それを思い出すことは、失うものなど何もないということを気づかせてくれる最善の方法です。」

あらためて、生きていることを感謝して後悔しない生き方をしたいと思いました。

時々忙しく、時々プレッシャー。

2011年09月18日 | Weblog
知り合いの、オーガニックや環境問題に精通しているフランス人から聞いた話です.

彼は普段、粗食と少なめの食事を心がけているらしいのですが、
1週間に1度は曜日を決めて、量を120%食べるそうです。
(もちろんジャンクフードではなく、オーガニックですが)

普段、省エネで動いてる内臓が、突然たくさん食べることで、
負荷が掛かり、かえって活性化し元気になるそうです。

なるほど。

人間の体は、すぐ耐性が出来てしまう。

体に良いと思うものだけ食べて
体に良いと思われる行動だけで生きていると
最高に健康になれるような気がしますが

ほんの少しのストレス、負荷も健康には必要だということでしょう。

ですから、ただただゆっくーり、のーんびり生きていくより
時々、忙しくなる、時々責任やプレッシャーが掛る。
お客様を見ていても、そういう生き方をしてきた方のほうが
晩年イキイキとして見えるような気がします。

「プレッシャーを楽しめ」なんて言葉を耳にしました。
そんなこと無理に楽しもうと思っても
かえってプレッシャーです。

しかし
「プレッシャーが、掛ることで良いこともある。」
とプラス思考する事は、出来るような気がします。




励まされました。

2011年09月11日 | Weblog
まだまだ暑いけれど、確実に日差しから秋の感じがします。

先日、デリバリーをご利用いただいたお客様から
メッセージが届きました。

関東のスーパーでは、関東内で採れた野菜を放射線量基準値以下として
普通に流通している中、みどりえが、宮城、福島、北関東産の野菜を使わない事を
明記していることに関して、有難いと言ってくださいました。

人それぞれ考えが違うので、みどりえのような指針を示していても
ある一部の方々にしてみれば、「神経質すぎる」「風評被害ではないか」
と思われるのではと、心配していましたが
このような言葉を頂くと、ほっとして励まされます。

私も、北関東の野菜が100%汚染されているとは思いません。

群馬の生産者からも、(今は取引が途絶えてしまったけれど)
作物により、検査に出したら全く検出されなかったものもあります。との報告を受けました。
検出が「ゼロ」であれば、その作物に関して、今後の引き続きの検査結果次第で
仕入を再開することも考慮するつもりではいます。

しかし「少し放射線が検出されたが、暫定基準値以下です。」というものに関しては

まず、暫定基準値が高すぎるように思うということと
基準値以下と言うだけで、具体的な数値が公表されていない、という二つの点で
自信を持って安心、安全とお勧めすることは出来ません。

私の考えですが、東京においては、子供や妊婦の方に限り、影響が懸念されると感じております。

しかし、不特定多数の方に販売している以上、
召し上がる方が、お子様なのか、妊娠しているのかなど
私たちには判断できません。

ですから、安心安全を謳うなら、
出来る範囲で規制するしかないという考えに至りました。

これは、みどりえ規模の会社でないと出来ないかも知れません。

もっと大きな組織になると、抱えている生産者の数もはるかに多く
その人達の生活もかかっているとなると、
判断も、厳しく、複雑になってしまうでしょうから。


先日、フィギアスケートですごく有名な Mちゃんが
みどりえに来店して下さいました。
デリバリーのお弁当も、何度か召し上がっていただいたそうです。

オリンピックに出るようなアスリートであるし
勿論、食事には神経を使っていらっしゃるでしょうが

Mちゃんも将来お母さんになる、若い女性ですから
この時代、口にするものの安全性に気を配ることは
素晴らしいことだと思います。

今後とも、みどりえなりの基準を、
自分の信念と良心に照らし合わせて続けていきたいと思います。



出来ることから、行動する意味の大きさ

2011年08月13日 | Weblog
昨日、友人とご飯を一緒に食べました。

原発事故後の食品の安全性に関する持論を、友人に話しました。

私は、子供とこれから子供を産むだろう若い女性が
食品を正しく選ぶことが必要だと言ったのですが、

友人はあまり興味をしめさないようなのです。

友人が言うには、問題が大きすぎて自分が何か起こしても仕方ないし
どうしようもないということです。

でもその人には、娘がいるし、娘に原発事故後の食品の安全性に
関してごはんを食べながら伝えることもできる。

そしてその娘も、学校の友達に家で聞いたことを伝えるかもしれない。

小さいことしか出来なくてもいい。
(もちろん大きいことが出来るほうが、もっといいのですが)

全くの無反応では、ほんの少しも変わらないのではないか
と私は思います。


ある人が、インドのマザーテレサに行ってこう尋ねたそうです。
「私は世界平和のために、何かしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?」

すると、マザーテレサがこう答えたそうです。
「あなたがまず出来ることは、家に帰って家族を大切にして家庭を平和にしてください。」

深い一言ですね。

家庭が平和に保てない人が、世界平和に貢献できるはずもありません。


幸せになるには、バナナを手放すこと

2011年08月07日 | Weblog
先日、久々にヨガスタジオに行って来ました。

みどりえのある学芸大学の、リラ・ヨガというスタジオです。
主催されているのは、みどりえのお客様で、
よく生徒さんとパーティをしてくださいます。

クラスが始まる前に、先生がお話してくださった事が
すごく印象に残り、考えさせられたのでご紹介します。

ある国の野生のサルの捕獲方法について。

その国では、野生のサルを捕獲するとき、
サルが大好きなバナナを、室の中に仕掛けて置くそうです。

その室の口のサイズが、絶妙に出来ていて、
サルが手を入れる分には、易々と入れられるサイズなのですが、
中のバナナを、つかんだままでは取れないサイズになっているそうです。

サルがバナナが取りたくて、しつこく諦めきれずにいるところを
捕獲するというハナシ。

やっぱりサルは馬鹿だなと、思うでしょうか?

でも人間だって、どうしても欲しい、思いを捨てきれないと
執着するあまり、もっと大きなものを見失うことも
よくありますね。


みんな、幸せになりたくて努力しています。
何かにこだわり、探究していくことは
素晴らしい。

しかし、こだわりが執着になるとき
やはり、思い切って手放すというか
運を天にまかせて、自然体になってみる勇気が必要だと感じます。

私の47年の人生を振り返ってみても、
執着を手放したとき、
そのあと全てうまく行った経験が何度もあります。

幸せになるコツみたいなものなのかも知れません。


定期的に生産者から、放射線検査の結果が送られてきます。

今回は岩手のアーク牧場から。
卵の検査結果は、「ヨウ素、セシウムとも検出せず」 でした。

東北の生産者から、「ヨウ素、セシウムとも検出せず」の知らせが届くとホッとします。

規定値以下でも検出されれば、オーガニックレストランとしては
取引を止めなければいけないからです。


被災地の生産者を想うと、悪い結果が出ないように
祈るばかりです。

「がんばれ、東北」というからには

2011年07月24日 | 食の安全
三日ほど、夏休みを取り秋田の乳頭温泉に行ってきました。

毎年、スリランカやバリに旅行にいくことが多いのですが、
今年はのんびり温泉気分になったもので。

人気の秘湯で、この夏も混んでいるかなと思いましたが
やはり、震災の影響か閑散としていました。

秋田は特に被害も少なく、
福島原発からも、東京と同じくらい離れているのに。

「がんばれ、東北」というからには、
観光して、少しでもお金を東北に落としていった方が良いのになあ、
と思いました。

牛肉に関して、放射線物質の汚染が問題になっています。
そんなニュースを見るにつけ、
次第に産地の偽装問題も起こってくるだろうなあと感じています。

ある筋からの情報では
福島の乳牛を、震災後北海道に移送して
牛乳を加工しているということです。

食べ物の汚染のことを考えると、憂鬱な気分になりますが、
100パーセント汚染を防ぐことは、現実問題出来ないまでも
みどりえで使う食材には、目を光らせて、
出所を必ず把握することに努めます。

不安な気持ちで毎日ごはんを食べても、免疫が下がりそうです。

やはり感謝の気持ちで、楽しく頂きたいものです。