おおかみこどもの雨と雪
オオカミのお父さんと人間のお母さんから生まれてきた雪(女の子)と雨(男の子)
二人は生まれてすぐ、お父さんを亡くします。
普段は人間の姿でいることの多いお父さんも、時々本能的になるとオオカミに変身し、狩りをしたりする習性があり、小さな子どもを抱えて大変なお母さんに滋養をつけさせたかったのか、鳥を狙い損ねて交通事故か、転落事故かで命を失います。
オオカミの死体の処理はゴミ袋に入れられて、ごみ収集車の中。
小さな子どもを抱え、オオカミになったり人間になったりすることをコントロールできない二人を連れて山奥に家をかり、農業を始めます。
私は外国人と日本人の間に生まれた子どもを「合いの子」とか「ハーフ」という言葉で表現するのってどうなの?と思っています。
肉の合挽きはともかく。。。
なんとなく差別的な響きをもっているような気持ちがします。
日本は鎖国をしていた時期が長いから、日本人以外の人間をめずらしく感じるのかもしれません。
でも、現在はどうなんでしょうか?
「ハーフって言われるの嫌なんだよね」と「あいの子っていじめらた」と当事者である友人から聴いた時になんとなく悲しい気持ちになりました。
実際動物と人間の間に生まれた子どもというのは、多分まだ存在していないと思いますが、動物に育てられた人間の子どもという存在は、別にそう新しいわけでもないのです。
さて・・・
この映画どうだったかというと、愛は深いというか、親と子どもと言う存在は愛おしいというか。
あなたの好きな人生を歩みなさいというのは、言葉では簡単ですが、それを実行することは難しいなという感じがしました。
ちょっと変わった存在になると、まわりは煙たがるし、みんなの中にいないと、疎外されやすい世の中でもあります。
きっと「生きにくいと感じている人たち」をテーマに「自分の道」を見つけるって大切なこと。
それを伝えているような気持ちになりました。
母の愛
それはとっても暖かく愛おしい。
父の愛
それはとっても深く暖かい。
そんなふうに受け止められる私もなかなか懐深いかも?
なんちゃって・・・・。(*^^)v